(2005年1-3月、4-6月、7-9月、10-12月、2006年1-3月、4-6月、7-9月、10-12月、
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2011年1-3月、4-6月、7-9月、10-12月、2012年1-3月)
今日は滋賀県、兵庫県、徳島県のレッドデータブック作成に関わったみなさんを招いて、大阪府のレッドデータブック作りの勉強会。と言いつつ、公開でシンポジウムの体。
人選が良かったのもあるだろうが、よその話は勉強になる。そして色んなアイデアや言葉を仕入れた。イチ押しはBPJ。物は言い様。日本人は横文字に弱い。せいぜい使わせて頂こう。
鳥を見始めたことから、いつどこでどの鳥を初めて見たかを図鑑に書き込んでいた。見たことある鳥が増えるととても嬉しかった。ライフリストを増やすだけを目的とするのはどうかと思うけど、ライフリストが増えるのはやっぱり嬉しい。今でも鳥については、ライフリストの一覧を維持していて、この5月には青森に行く前後でアカアシミズナギドリやハイイロヒレアシシギ、そして青森でオオセッカが増えてとても嬉しかった。ちなみに我が鳥のライフリストに加える基準はちょっと変わっていて、飛んでるのでは不満なので含めない。オオセッカもアカアシミズナギドリも飛んだのしか見たことがなくて、今までライフリストに入っていなかった。
とまあ鳥についてはこだわりのライフリストがあるのだが、他の生物群にはライフリストを作っていない。どうしてかな。各生物群について作ってたら大変だけど、それはそれで楽しそう。種群によってライフリストに入れる基準を変えても面白いかも。淡水貝なら自分で採集したのだけとか、両生爬虫類もやっぱり捕まえてリストに加えたい。でも少なくとも野外で野生個体を見ないとライフリストには入れれないよね。
今日、某所で両生爬虫類のライフリストが増えた。嬉しい。今日増えるとは思ってなかったので、嬉しい驚き。
町名板は、青緑色。定番カラーの一つと思う。淀川区と一緒?
あと特筆すべきは、縦に細長いこと。西から大川、桜之宮公園、都島区、JR貨物線と縦長に並んでいる。
そこそこ長く大阪市に住んでいるから、大阪市のあちこちに行ったことはある。と思ってたけど、意外と知らない場所が多い。知っていても駅前だったり。
現在、大阪市内全区を巡るプロジェクトを、一人で実行中。ただ巡るんじゃなくて、自転車で走り回って、ツバメの巣を探す。すべての道を走るのは、100m〜150m間隔でサーチしてるイメージ。
すべての道を巡るのは、大変過ぎてすぐ断念。1区を1日で巡るには、この位が限界。当然、たくさんのツバメの巣を見逃してるけど、区ごとのツバメの多少の比較は出来るだろう。精力的にツバメの巣探しが出来てる区の結果から、どのくらい見逃してるかも評価できそう。
ここまでで、12区の調査が終了。7月中に全区終わらせたいのだけど、日程的にけっこうギリギリで焦り中。
この間、分かってきたことは、住宅地1平方km調査するのに、約1時間かかるって事。巨大住宅地空間の平野区が1日で済むか心配。一方、5平方km程度なら、朝5時に始めれば、午前10時には終わる計算。朝飯前だい。
大阪市内には何やかんやで知り合いが多い。そのほぼ全員の家の近所を自転車で走るはず。近くを通ったら応援よろしく〜。飲み物や果物の差し入れ歓迎。暑くて食欲ないので、食べ物は遠慮します。
東淀川区は平野区を押さえて、大阪市で一番人口が多いらしい。さもありなん。
テレビがご臨終されて、はや数日。テレビはないけど、音がしないと、寝れない。色々試す日々。
まずはラジオ。まあいいんだけど。なんかずっとこっちに向かって話してくる感じで寝にくい。
音楽CDは、いいんだけど。欲しいのは音や歌よりは、人の話し声。
落語のCDはいいんだけど。いや、かなりいいなぁ。ただ既に何度も聞いてるしなぁ。でも、毎日聞きながら寝たら、睡眠で落語が出来るようになるかも。それはいいなぁ。
とか言ってる内に、携帯電話にワンセグが付いてる事に気付いた。テレビ見れるやん〜。でも、ワンセグ付けて、画面は付けず、寝てみたり。これでテレビ卒業したことになるかが気になるところ。
カエルの観察会は子どもに大人気。定員の倍以上の応募があって、その難関をくぐり抜けたものの出で立ちは、水網に水槽とやる気満々。採集自体を否定する気はないのだけど、注意事項はただ一つ。採って持ち帰ったカエルには最後まで責任を持つこと。再び野外に放さないこと。食べるなら、ちゃんと火を入れて。標本にするなら、ちゃんと採集ラベルを付けて。飼うなら、死ぬまで。
で、脅しをかける。カエルを飼うのは大変。餌の虫を、採り続けるか、餌も飼うか。たいていの子どもはすぐに飽きるから、親御さんが責任を持つこと。
これを、出発時と、要所ごとに繰り返す。たいていの家族は、家族会議の結果、いったん撮ったカエルを放してカエル。一部はそれでも持ち帰るけど、まあ覚悟は出来てるんだろう。
ちなみに何か採って帰って飼育してみたい子ども用に、サワガニ、カタツムリ、鰓脚類(カブトエビ、ホウネンエビ、カイエビ)をお勧めしたりする。鰓脚類はすぐに卵産んで死ぬのが普通。長生き記録に挑戦するのもよし。卵産ませて、乾燥状態で何年生き続けるか調べるのもよし。と、強く推してみる。誰か調べないかな?
海岸ではよく海鳥の死体が拾われる。新鮮なら仮剥製。羽根や皮が救いようのない場合は、そのままか軽く皮むきしてから水に浸けて骨格標本。すでにホネになってから拾われる場合は楽チンだが、ホネが欠落してるのが普通だし、ホネの同定に苦しんだりする。でも一番処理に悩むのは、仮剥製には出来ないけど、羽根の一部が救えそうなとき。正直、貴重な種なら多少無理しても羽根を残すし、超普通種なら羽根はあきらめて骨格標本にする。一種のトリアージ。
トリアージする対象は二手に分かれる。湿ってるのと、干からびてるの。
今日のヒメウはミイラの方だった。ヒメウなので、出来れば羽根の一部なりと残したい。でもホネ優先。
という訳で水に浸けてふやかしつつ皮むき。嘴と脚はホネに残す。翼と尾は先まで剥いてしまう。
水に浸けたら大量の砂とウジが落ちてくる。水はよく分からないドス赤黒い色合い。羽根はどんどん抜けるし、頑張って皮を剥いてもなんか残るをかいな?
と疑問を持ちつつ剥き終わり。水洗いして、中性洗剤で洗い、再び水洗い。また羽根抜けるし、出てきたのは変な色の皮に、こびり付いたような羽根のかたまり。
それをドライヤーで乾かすこと小一時間。乾いて羽根が膨らんだら、意外なほどフワフワの綺麗な皮ができあがった。
ミイラ化した一般の死体もこのやり方で行けそう。
交番のツバメの巣の記録画像を撮ってたら、近くで友だち数人と話をしていた女子中学生が、「なにしてるんですか?」「ほら、あそこにツバメの巣」「ちょっと、あんた止めとき」「ツバメ、好きなんですか?」「まあ、いまはけっこう好きかも」「あんた何やってんの」一人がなぜか話しかけてくる。突然知らない人に話しかけられて、お兄さんは反応に困る。一緒にいた友だちは止めさせようとする。うんうん、それが普通。ツバメの巣の記録が終わったので、自転車に乗って立ち去ろうとすると、「さよならー!」大きい声で言われた。振り向いてうなずくだけで精一杯。
プライベートでは極めて人見知り。仕事の時は無理して話しかけてみたり。でも、調査中は、自閉モードに入ってる。うかつに話しかけてもうまく会話はできない。
ある場所で、壊れたツバメの巣を記録してたら、おばちゃんが通りがかった。「あっ、この巣壊れてるやんか。やっぱりカラスにやられてんな。ヒナがおったのになぁ」独り言のようにつぶやく。聞こえる範囲にはおいらしかいない。おいらに聞かせようとしてる独り言。でも、話しかけられたわけじゃないから…。と、軽く会釈みたいなのをして、自転車にのって立ち去る。
とまあ、自閉モードだから。とはいえ、記録をしてる家の人が登場したら、話さざるを得ない。
ある家の前を通りがかったら、妙な物が設置されている。妙に白っぽくて、小さい、ツバメの巣のような…。自転車止めて、あれは何ジャラホイ。と見たら、上から声をかけられた。「何かご用ですか?」「ツバメの巣を調べてるんですけど。あの、あれは何ですか?」「あれは主人が作ったツバメの巣で。前はツバメが巣をつくってくれていたけど、いなくなってしまって。そしたら、巣をつけておいたらツバメが来るんじゃないかと、主人が…」すごい勢いで説明が始まった驚いた。自閉モードだけど、ちょっと相づちを打ってみる。「ツバメの巣にしてはちょっと小さいですね。下の台だけでいいんじゃないでしょうか」ちょっと偉そうにコメントもしてみたり。調べてるという一言で、すっかり信用を勝ち得た感じ。
ツバメを調べてるというのは錦の御旗で、他人の家をのぞきこんでいても、その説明だけで納得してもらえる。けっして変人ではないらしい。なんとなれば、その家の人もツバメを愛でている仲間だからである。だから、写真を撮らせて欲しいと言って断られる事はまずない。「ツバメの巣を調べてるんですけど、あの巣撮ってもいいですか?」「どうぞどうぞ。ちょっと前までヒナがおったんやけど、もう巣だったんや」「この辺りには他にツバメの巣はありますか?」「あっちのガソリンスタンドにあるで」とまあ、近所のツバメの巣情報も得られたりする。自力で見つけるのが基本の調査なんだけど、まあいいとしとこ。
ツバメの巣に、かけた夏。日にちがないので、雨天決行なの。探し探し求めて。一人自転車でさまよえば。地図は濡れるし、服ビショビショ。あ〜あ〜。淀川区は今日は雨だった。
大阪市西淀川区は、今でこそ3つの島と半島からなるが、かつてはいくつもの島からなる諸島であった(たぶん)。その名残は現在も地名に残っている。姫島、歌島、出来島、竹島、中島、西島、百島、御幣島。17の地名の内、なんと8つは島なのだ。
今では佃島、中島、西島の3島しか残ってないが、昔は数多くの島々の間を船が行き来していたことだろう(おそらく)。
神崎川→左門殿川→中島川と、淀川にはさまれた西淀川区は、川はたくさんあるが、下水処理場の安定池を除けば池はなく、家庭菜園以外には田畑もない。矢倉緑地、中島公園、西淀公園、歌島公園は比較的広いが、あとは小さな公園が散在するのみ。ただ西島川河口から八丁堀まで、西淀川区を斜めに横切る大野川歩道は、緑が多く、西淀川区で一番大きな緑地となっている。この他に湾岸部の一部の工場や下水処理場には、そこそこの緑地がある。
ある程度大きな公園にはトイレがある。町名板はスタンダードな紺色。
夜明け前にふと目が覚めた。何か異変を感じたらしい。が、それが何なのか分からない。
そういえばテレビが消えてる。いつも点けて寝てるのに、無意識に消したかな? それとも誰かがこっそり入ってきて、消していったとか。
不思議に思いつつ、テレビを点ける。点かない。よく見ると、テレビ自身は点いてるつもりになってる。そう言えばほんのり焦げ臭い。
テレビの臨終に立ち会っていたのであった。異変の瞬間に目覚めたとすると、時間は午前3時過ぎ。テレビショッピングでも流していたことだろう。
思えばこのテレビが我が家に来て、十数年。重くてかさばるテレビを抱えて、帰ってきたのが、昨日の事のように思い出される。そう言えばあの電気屋は、靴屋になり、今はラーメン屋だかになってしまった。
昼はほぼ働かないが、深夜から朝にかけてはフル稼働の毎日だった。いまどき珍しいブラウン管で、ケーブルテレビ導入も地デジ化も乗り越えて来たが、寄る年波には勝てなかった。
新しいテレビを買いに行く暇はない。壊れたテレビを処分する暇も惜しい今日この頃、この夏はテレビなしで過ごすことになりそう。
これで我が家で稼働している家電らしい家電は、冷蔵庫だけになった。
暑くなったら扇風機くらいは出してみよう。
乗り鉄、撮り鉄。といったように、楽しみ方に応じて鉄道関連のマニアは、様々に分類される。ここでは、比較的近年、特に一部の地域で目立ち始めた鳥鉄を紹介したいと思う。
鳥鉄は、鉄道で楽しむマニアではあるが、他の鉄と決定的に違うのは、必ずしも鉄道自体には興味がないことがある点である。鳥鉄の興味はあくまでも鳥であって、鉄道ではない。鉄道は鳥を見る場に過ぎないのである。このため一部には鳥鉄ではなく、鉄鳥ではないかという疑念も囁かれている。しかし、ここではこの点にこれ以上踏み込むのは避けよう。
鳥鉄はその興味対象から、ツバメ鉄、スズメ鉄、ハト鉄、チョウゲンボウ鉄などに細分される。ただスズメ鉄やハト鉄はあまり人気がなく少数派である。チョウゲンボウ鉄は、理論上存在するのだが、実物が確認されたことはない。従って、現時点では実質的に鳥鉄はすなわちツバメ鉄を指すことになる。
ツバメ鉄は各駅を巡って、駅舎に巣をかけるツバメ類を探す。駅に降りたっては次の駅を目指す姿は、乗り鉄に通じる。ただ少し違うのは、ホームにはあまり興味がなく、駅舎を隅々までながめて歩く点。視線が上に偏り、必ず駅舎の周囲を回る点。大きな駅ではどこまでが駅舎か悩んでいる点だろう。
今日は年に一度の磯遊びの日。干潟遊びは、年に3日程度はあるんだけど、磯遊びは中高生に連れてってもらうこの日だけ。密かに楽しみ。仕事を忘れて、普通に楽しんでいたり、張り合っていたりする。
ちょうど1ヶ月前に、関西の駅に巣をかけているツバメ類を調べてみようと思い立った。関東でされている方の企画のパクリである。関東の方はコツコツやってるようなのだが、関西はみんなを巻き込んで強引に展開してみよう。ってことで、二つのメーリングリストで募集をかけて、Twitterでもつぶやいてみた。
気軽に情報募集をかけるのは今に始まったことではなく、たいていの場合は少数の一部の人だけが反応してくれて、不発に終わったり、そこそこ情報が集まったり、という展開が多い。
駅のツバメの巣の場合は、1ヶ月で69名の方から、594件、499駅についての情報を頂いた。これはまれに見るヒット。家にすんでるヤモリのアンケートをした時もヒットしたけど、それ以来久々のヒット。身近で分かりやすく誰でも参加できるのがよかったような気がする。
最初はぼんやりと集計してたのだけど、効率よく抜けてる駅の情報を集めるには、情報のある駅のリストを随時発信する必要がある。それにはホームページを立ち上げるしかない。とにかく日々どんどん情報が集まるので、ホームページ以外に発信のしようがない(メーリングリストに一々投稿したらうるさすぎる)。で、慌てて作ったホームページがこちら。
http://www.omnh.jp/wada/StudySite/kansai-eki-tubame.html
作ってみて分かったのは、駅の路線名と、駅の並びの順番が全然わからないこと。大阪からの日帰り圏はけっこう行ってるから路線自体はたいてい乗ってるはず。でも、細かいことが分からない。とくにJRや近鉄の路線名は謎がいっぱい。適当に名前を付けたら、鉄道に厳しい面々から次々とダメ出し…。
ようやく少し形になってきたと思うんだけど、どうかな?
で、ホームページが一段落して、いくつかの路線がコンプリートされてきたら、今度は取りこぼしが気になる。未調査の駅のリストを作って、さらに調査をプッシュだ! と作ってみたのが、未調査駅のリストであるところのこちら。
http://www.omnh.jp/wada/StudySite/michousa2012.html
JRだけでも350ほどの駅が残ってる…。全部で残りの駅は、650を超えてそう。半分以上の駅は調査できたぞ!と思ったけど早計だったらしい。駅ってメチャメチャたくさんあるなぁ。改めてすべてを一人で制覇した乗り鉄の偉大さを思い知った。
探検したのは一昨日だけど、報告を忘れてたので、今日報告。
北区は梅田と天神橋筋商店街。というわけで、探検は梅田の南から時計回りに梅田の周囲をウロウロする感じ。後半は、天神橋筋商店街周辺を下る感じ。つまりほぼずっと繁華街。さすがは大阪の北の中心部。
というお題を頂いた。難しい。2時間あればもう少し何とかなるのに。季節が違えば何とかなるのに。春の渡りは終わり。多くの鳥も営巣は終わって、巣立ちビナが出てる。目立つのは、スズメとムクドリの子連ればかり。仕方がないので、スズメとムクドリを中心に、鳥以外を含めて、古巣も含めて、見せるというより喋りで頑張る感じ。
まずはスズメとムクドリの子連れを見せる。といってもスズメのヒナは既に自立してるのが…。でも、ムクドリのヒナは今が餌をねだる盛り。うるさいうるさい。それを見せる。まあ、巣立ちビナは可愛いからこれは好評。お決まりのスズメのヒナは拾ってはいけないの話。
カラスの古巣の在処は知ってる。数日前まではヒナがいたんだけど、今日はいない。でもまあ、カラスの繁殖との付き合い方を語る。むやみに巣を撤去して、人間を敵だと見なすカラスを増やしてはいけない!
池では、コブハクチョウで外来生物問題。特定外来生物に指定してもいいくらい。アヒルでは、カルガモとの交雑の懸念。哺乳類の一代雑種の話で、レオポンと口走ったら、かなりの人が知らなかった。若かったのね…。
池のついでに、アカミミガメの話。ミドリガメを捨てるな!という話と、陸に上がって産卵する話。ついでにブルーギルを見て外来魚の話。コイを見て、外国産でなくてもむやみにコイを放す問題点。
鳥がいないので、タヌキのため糞を見せて、都市公園のタヌキの話。
しゃべり過ぎた。近頃しゃべり過ぎてばかり。時間を超過して、ふと気付くと見た鳥は、スズメとムクドリだけ。今日も反省。
狭いのですぐに終わる。といっても6時間かかったけど。大阪市の区では、浪速区、東成区に次ぐ狭さNo.3。ため池なし、田んぼもなし。北に淀川、南に堂島川。都島区や此花区と違って、街路が割と東西南北なので、方角が分かりやすい。
野田と福島周辺に少し繁華街。梅田よりにはオフィス街もあるけど、後は基本住宅街。古い町並みも少し残ってる。公園にトイレ有り。南端の中央卸売市場周辺はちょっと楽しげだが、あまり広くない。西端の此花区に接する部分は、企業の流通関連の施設
気になったものは、野田城跡。将棋会館というのがあった。
『建築する動物たち』という本を読み中。タイトルから延長された表現型の話、とばっかり思って読み始めた。でもそれだけじゃなかった。
第2章は動物の構築物が他の生物や生態系に影響を与える話。棲み込み連鎖と呼ばれる生息場所を介した種間関係の話やんか。なんで、棲み込み連鎖って言わんねん。と思ってたら、最後に違う話に変わって驚いた。
構築物を通じた影響が、進化の文脈で、世代間の関係の話になった。構築物を通じて生態系に与えた影響が、自らの次世代へ影響する可能性。生態学的な世代間の情報伝達として、遺伝と併置してくれる。
これがニッチェ構築なん? こんなに限定的で、同時に踏み込んだ概念とは思わんかった。
構築物が次世代まで残るなら、構築物を通じた世代間の情報伝達は分かりやすい。でも、構築物を延長された表現型とするなら、(遺伝型ではなく)表現型を通じた世代間の情報伝達でもあるように思う。
逆に、構築物がなくても、生態系の変化を通じた次世代への情報伝達はあり得る。
生態系への働きかけを通じて、自らの次世代への選択圧を変化させる。というプロセスは、より一般的で、構築物が関わろうが関わるまいが重要そう。
これをニッチェ構築ってゆうんじゃないのかな?
大阪市内を自転車で走り回る今日この頃。少しずつ行きたい場所に、地図を見なくても、かなり最短なコースで行けるようになってきた。
例えば大正区、港区、此花区に行く時のキーポイントは、大阪ドーム(今の名前は知らん)。そこに行くには、阿部野橋、新今宮、大国町から桜川。結局、幹線道路をたどるのが、たいていは早い。阿部野橋へのコースだけ、少し裏道を使う。もう少し裏道を身に付けたいな。
今日、大阪市此花区全域を自転車で走り回って、ツバメの巣を探した。…。嘘をつきました。全域はまわっていません。夢洲は断念しました。あそこには、そもそも建物がまだないし。いや、他はもちろん全部まわりました。…。すみません。舞洲も行ってません! あそこは建物はあるけど、とてもツバメが巣をつくれそうな建物ではないので。他はもちろん全域を…。でもほら、工場の敷地内は簡単には入れないし。それに工場の建物には、ツバメはそうそう巣をかけそうには。えっ?USJ? あそこに入るにはお金が要るやないか! それに男が1人で入れるかい!
今日は3日連続探検の中日。港区に行ってみた。弁天町があって、大阪港があって、天保山程度の認識だったが、例によってこれは港区の全体像とは全然違ってた。
西区は、ほぼ中央を縦断する木津川で、西と東に分かれている。これを西西区と東西区と称する(本日命名)。そして、東西の違いが大きな問題となっている。ヨーロッパのどこかの国とは逆に、あるいは冬型の気圧配置とも逆に、なんか分からんけど東高西低のイメージがある。が、これは東西のどちらが優位かという問題ではなく、東西で大きく違うのだ。あるいは二分して理解するのは間違っているかもしれない。むしろ東西軸のグラデーション、クラインがあるのだ。
終電で箕面公園へ、一晩ウロウロして、始発で帰ってきた。他の4人はみんなそのまま、少し仮眠しただけで、仕事にでかけたらしい。大丈夫なのか? タフやな。軟弱者はそのまま家に帰ってダウン。昼まで寝てた…。それでも眠い。夜遊びは翌日に響く。でも、今月末にも行くんだ。
去年も一昨年も行った場所、行ったコースだったが、思いのほか面白かった。とにかくオオサンショウウオ出まくり、ヒキガエル出まくり。哺乳類を探すという企画だった気がするけど、夜の両生類観察会でいいんじゃないか?
とにかく大小合わせて、オオサンショウウオが5匹、ヒキガエルを4匹見かけた。箕面川沿いでは、カジカガエルがよく鳴いていた。モリアオガエルには少しだけ早いみたい。タゴガエルも少し寒いせいか鳴かなかった。でも、期待感はいっぱい。
一方、むしろ哺乳類、とくにシカ狙いの観察会の振りをしてるのだけど、出会った野生の哺乳類は、イノシシだけ。暗い林の中をブヒブヒ言いながら、数頭が離れていった。イノシシって本当にブヒブヒ言うんだな。とちょっと嬉しかった。哺乳類屋に言わせるとあればかなり怒ってるんだそうな。真っ暗な山で接近遭遇はちょっと恐いかも知れない。
で、メインイベンターはウサギ。あっウサギ!という声で見る。たしかにウサギが2頭。それが明るい場所に出てきて驚いた。真っ白。カイウサギやん。まさか箕面でカイウサギが野生化? とにかく捕まえて持って帰る事にした。箕面の山で増えたら困るからね。野生鳥獣であるところのノウサギを捕まえるには捕獲許可がいるけど、逃げ出したペットを捕まえるのに捕獲許可はいらない。二手に分かれて、近寄って、素手で捕まえた。片方は逃げ出したので両側かわ追いつめたけど、もう一方はまるで逃げず、すんなり捕まった。どうみても野生鳥獣ではないので、法律的に問題なし。
ちなみに逃げた方を追いかけたのだけど、背中をつかんだら、ギャア!っと叫んだ驚いた。必死のウサギは鳴くらしい。
二人のザックの中身をすべて移して、その中に1匹ずつ入れて、一晩背負って歩いた後、連れ帰った。背中でピョコピョコ動くし、熱いしで大変そうだった。ウサギはそんな目にあってもとっても元気だった。
大阪市大正区は島である。四方を海で囲まれているのを島と呼ばずしてなんと呼ぼう。だから大正島と呼ぶのが正しい。その大正島だが、実は4つの島からできている。となると大正群島とか大正諸島と呼びたいところだが、面倒なので大正島と呼んでおこう。友ヶ島も2つの島の総称だし。
この大正島には数年前遠征したことがある。今回第2回遠征をくわだて、さらに奥地を究めたので報告しておく。
大正島は、9つの橋、7つの渡しで大阪市本土とつながっている。橋の中には歩行者や自転車は通れないのも3つばかし。通れても、そんなに高い所まで上がって降りてくるのイヤや〜、というのもある。逆に、渡しは歩行者と自転車専用。15〜20分に1回(朝夕は10分に1回)は運航してるし、なによりタダ! そして妙に楽しい。大正島に行くなら渡しがお薦めである。
と言うわけで、渡しで大正島に渡ってきた。
大正島の4つの島は、中ツ島、南島、西の島、東島という名前がある(今日、私が命名)。そのどこにも、河川はなく、池はなく、田んぼはない。それぞれの島の様子を紹介しておこう。
南島は、2つの工場(造船会社と製鋼会社)だけの工場島である。工場関係者以外は、ほとんど来ないと思ってか、道路沿いに配管が走っていたりする。工場萌えな方にはお薦め。ただ、朝はこの島を通過して通学する高校生がいる。どうも住之江区から西成区に抜ける近道に利用しているらしい。
中ツ島は、一番小さい島。ここはいくつかの企業の倉庫や貯蓄基地になっている様子。倉庫島と呼んでおこう。
西の島は、お薦め。西の端の一帯は、まだ埋立地の原風景を残した裸地から草地が広がっていて、なぜかIKEAだけがでーんと建っている。IKEAの周りではヒバリやセッカが囀っている。で、東南北の海に面した部分は、おもに企業が押さえているのだけれど、中央部には住宅地が広がっている。まあはっきり言って、僻地。余所者がフラフラとあまり来る場所でもない。で、埋立地ならではの広い道路にはあまり車は走っていない。でもそこかしこに公園があったり、商店街があったり。車はあまり見ないけど、けっこう人の姿は見かける。なんか全体にのんびりした感じ。大正区には沖縄から来た人が多いと聞いてるからか、なぜか南国ムードを感じてします。けっこういい感じの街。
東島は、西の島に比べると都会。街並みがどうとか言うより、交通量や人の動き方が都会っぽい。北東端に駅があって、ここから南西に延びる大通りが中心部。中心から島の周辺に向かって、繁華街→住宅地→工場・倉庫というグラデーションがあるイメージ。
とくに西の島はいい感じ。緑はあまりないし、海も青くないのに、なぜか感じる南国ムード。住んでみたいかもと思った。
恐いかと思いきや、ぜんぜん恐くない。っていうか驚くほど明るい。節電を考えた方がいいんじゃなかろうか?
問題:以下に難波に関係あるものを、2つに分けた。何を基準に分けてあるか説明せよ。
グループA:高島屋、NGK、引っ掛け橋、アメリカ村
グループB:リバープレイス、なんばパークス、南海難波駅
正解は、グループAは中央区、グループBは浪速区にあること。今まで難波は浪速区となんとなく思っていたけど、私が思う難波の名所の多くは実は中央区にあった。というのが、本日最大の発見。
というわけで、今日は浪速区をおおむねくまなく自転車で走り回った。繁華街イメージの強い浪速区だが(難波のイメージそのまま)、繁華街なのは、難波駅から新今宮駅までの東の端っこのエリアだけ。せいぜい全体の1/4。
南西部には、大きな集合住宅が多く、公共施設があり、空き地もある。一番端っこには工場もあったり。というわけで、臨海部な感じになっている。
で、残りの大部分は、中層住宅が建ち並ぶ、商業と住宅が入り交じったエリアになる。面白い事に、2-3階建ての純粋な住宅地というのがほぼ見あたらない。新しい住宅地もなければ、古い下町の住宅地もない。そのせいか、ほとんど商店街がない。
田んぼはない。池もない。区の西に木津川、北に道頓堀川が流れているけど、区内に川もない。
いわゆるミナミの南の方が含まれている。日本橋の電気街やオタクの街も南半分が含まれているのかな? メイド喫茶もたくさんあるし、昼間からメイドのお姉さんが立ってる通りもあるけど、これが萌えの聖地なのか、聖地の南半分なのかは分からなかった。中央区探検の後に改めて報告したい。
ため池、大和川、大阪湾のルーティンの調査はこなした。大阪市内の公園で繁殖する鳥の調査を始めた。大阪市内の各区で繁殖するツバメの巣を探すべく、各区を回り始めた(とりあえず阿倍野区と西成区)。駅で繁殖するツバメの調査を始めた。3つも調査を始めたので、ちょっと収拾がつかなくなってきた。
4月に引き続き鳥の皮むきを進めた。16日費やして、23種23羽。干潟合宿に下北合宿下見と2回の遠征があったので、あまり日数がかけられなかった。でも25羽は剥きたかったので、けっこう無理した。おかげで、他の仕事があまりできなかった…。
課題は、野外調査と鳥の皮むきのすき間に、いかに他の仕事を混ぜ込むか。5月末が締切だったが、大阪府の哺乳類の本の原稿はまったく進まなかった…。すみませんすみません。
大阪市立自然史博物館友の会会員にしか関係ないけど、夏の合宿の予告をしよう。まだ細かいタイムテーブルは決まってないけど、だいたいの予定は決まった。
<集合>8月3日 午前11時30分、JR八戸駅
<解散>8月5日 午後2時、JR下北駅
(オプション参加者)8月6日 午後2時、JR下北駅
→希望があれば、大間港解散も検討
<宿舎>むつ市下北自然の家
<だいたいのプログラム>
■8月3日
・仏沼(三沢市):広い田んぼと休耕田の草地。日本一のオオセッカの繁殖地
・老部川河口(六ヶ所村):延々と続く砂丘 →時間の都合がつかなければ、飛ばすかも。
■8月4日
・尻屋崎(東通村):海岸地形と湿地
・東通村のとある湿地(東通村):関西なら天然記念物ものの綺麗な湿地
■8月5日
・東通村のとある田んぼ(東通村):トゲウオが普通に泳いでる
・稲崎海岸(東通村):目の覚めるような地層、延々と続く海岸の崖。ビーチコーミングができる。
【以下はオプション】
・恐山(むつ市):カルデラ湖と硫黄の臭いのする川
■8月6日
・大間崎(大間村):本最北端。日本最大のウミネコ繁殖地・弁天島が見える
こんな感じ。絶対に行くぞ!という人は、往復の交通手段を早めに確保してください。万が一、申込み多数の場合、抽選になって、落選したらキャンセルせなあかんけど…。たぶん定員を超える事はないんじゃないかというのが、おおかたの予想。
大阪人は下北に行ったら、テンション上がりっぱなし。大阪にはない自然だらけ。でも下北人には、それが当たり前。逆に下北人が大阪に来ても、少なくとも自然好きはテンション上がらない。
そういう意味では、大阪人で良かったなと思ったりする。
大間から船に乗って、函館から飛行機に乗って、大阪に着いた。津軽海峡はめっちゃ寒かった。大阪は暑い〜。真冬から夏にひとっ飛び。すっかり東北人になって、暑い大阪で夏を越せるか不安がいっぱい。
まずは水田周り。とりあえず昼飯と、水路の側に座って、ふと水路の中をのぞいてビックリ。マツカサガイ系の二枚貝の殻が、まるでシジミのように転がってる。何じゃこれは、と座ったまま水網を入れると、生きたのもゴロゴロ採れる。関西だと、数えるほどしかいない場所ばかりなので、とっても感激。感激しながら水路をのぞいてたら、もはやお馴染みになったトゲウオが泳いでいく。すごい楽しい。
続いて、とある海岸。目の覚めるような地層を見せたる。と言われて渋々ついて行った。行ってみて驚いた。ほんとに目が覚める。海岸沿いに高さ15m位の断崖が続く。土の崖で、地層が見えまくり。その断崖がカーブをえがいて、ずーっと先まで続いてる。地層の意味は分からないけど、とっても印象的な風景。意味なく楽しい。
最後は恐山。有名な観光地。つまらなそう。が、思ったより不思議。思ったより、面白い。
なんか固有のミズギワゴミムシがいるらしく、虫屋は最初からテンション高め。どんな虫がいても、固有種かもと盛り上がる。高温石英、石英だらけの砂。硫黄系以外でも地学系でも盛り上がる。
なんか分からんけど、一緒に盛り上がる。
下北は盛り上がりっぱなし。目が覚めるような印象的な場所ばかり。4番バッターを並べたようなラインナップになりそう。
下北に行く!と宣言して出掛けてきたが、結局のところ、むつ市に泊まって、東通村をウロウロしてるだけ。という事にさっき気付いた。
今日は、東通村の津軽海峡沿いを西から尻屋崎まで行き、北東角の尻屋崎から東の方を南下。かなり下の方から北西角を目指す感じ。ザクッと一周。
とにかく湿地が多い。ミツガシワとかミズバショウがあちこちに普通にある。タヌキモにも萌えない。大きな二枚貝、トゲウオも普通に見つかる。
大阪なら大騒ぎするのに、ここでは普通。こんな世界が本州にあるとは。
代わりに大阪ではよく見かけるけど、下北であまり見かけないのは、
車。きれいな道が縦横無尽に走ってるのに、ほとんど車は走ってない。その上、信号もあまりない。
子ども。子どもあんまり見ない。週末なのに。道路際に出現しないだけ?
下北半島は危険。大阪なら超貴重な感じの湿地がいくらでもある。大阪ではみたこともないような砂浜が延々と続いてる。観察してたら終わらない。宿に着かない。心を鬼にして、面白そうな場所に目もくれず進むしかない。心が痛い。何日もかけて、すべて見て歩きたいなぁ。
そんな下北1日目は端的に言えば、八戸から津軽海峡を望む宿まで移動しただけ。6ヶ所ほどで寄り道したけど。宿に着けないかと思った。急ぐから、1ヶ所でゆっくりできない。なんか不完全燃焼。
明日はいよいよ下北半島。斧の一方のてっぺんを攻める。ターゲットをしぼってゆっくり見よう。
東北や北海道に行くなら、行きか帰りは太平洋フェリーに乗らなくっちゃ。と、太平洋フェリーの回し者のような事を思って、わざわざ名古屋−仙台航路に乗った。前後の電車賃を考えると、安い飛行機を使った方が割安という話。
ひとりでフェリーに乗って、夜は本を読む。昼間はずっと海を見てる。基本、誰とも話さない。話しかけてきたのは、オジサンが二人。なぜオジサンだけが話しかけてくる?
仙台に行くなら、もちろんフェリー! 新いしかりは、メッチャ綺麗だった。内装も綺麗だが、綺麗な女性アテンダントがやたら多い。いろいろ費用がかかってそう。でも贅沢な旅感の演出かな。
今日はツバメを探して、西成区を隅々まで自転車で走り回った。西成区は、誤解されまくっている。が、一方でやっぱりワンダーランドでもある。
まずは本業の報告から。探検時間は約8時間。約7.4平方kmを8時間。1時間1平方kmは一つの目安かなと思う。見つかったツバメの巣は14個。その内、使ってたのは4つだけ。巣の密度は阿倍野区と似たようなものかな。
で、ワンダーランド西成区だが。これほど誤解されてる場所は少ないに違いない。一般的イメージは、日雇いの人やホームレスの人がいっぱいで、治安が悪い、ってな感じじゃなかろうか? 正直言って、行く前はそんなイメージもあってドキドキしてた。というのも以前、西成公園に調査に行って恐かったから。あちこちに恐いエリアあるのかなと思ってた。でも、ぜんぜんそんなことはない。恐い感じのエリアは確かにあるが、それは西成区全体の1/40程度だけ。残る95%以上の場所は、大阪市にありがちなごく普通な町並み。
阪神高速堺線より西は基本湾岸の工場街になってる。住宅地も少しあるが、全体的にはツバメが繁殖しそうにない環境がつらなる。残りの内、北東部の一画だけが特殊な場所になっている。その他は、普通に住宅地。阿倍野区と同じで、小さな公園があちこちにある。田んぼはない。河川は西端に木津川が流れるだけ。アーケードのかかった商店街が6ヶ所ほど。
で、問題の北東部には、2種類のワンダーランドがある。一つは、南は萩ノ茶屋駅、北は新今宮、西がおおむね南海本線、東を堺筋に囲まれたエリア。このエリアに入ると、とたんに道端にいる人が増える(寒い日や雨の日はどうなってるんだろう?)。ぼんやり歩いていたり、座り込んでいたり。申し訳ないけど、服装はお世辞にも綺麗とは言えない。ただ、自分の格好を確認すると、TシャツにGパン、草履。驚くほど周囲にとけ込んでいる。ただ、多くの人は昼間から酔っぱらってる様子。中心部の公園にはブルーシートな家が建ち並び、若いお姉さんがお酒を売っていた。「これはちゃんとした酒や。飲んだら分かる!」てな売り口上は、ちゃんとしてない酒の流通をうかがわせる。性比は圧倒的に男に偏り、年齢層は高い。子どもの姿は見えない。でもまあ、昼間ウロウロする分には特に危険はないかも。このエリアにすぐ隣接した場所は、とたんに普通の町並みと生活がある。ギャップに驚く。
もう一つのワンダーランドは、そのすぐ東側にある。最初はなんか変な町並みと思っただけ。似たような低い家が並び、スナックの看板みたいなのが上がってる。玄関の戸が開いてるし、中から綺麗な光。のぞくと、綺麗なお姉さんがにこやかに座布団に座ってて、その横にオバチャンが座ってる。前を通る時にオバチャンに見つかると、声を掛けられる。お兄ちゃん、いらっしゃい。まだ午後3時過ぎなのに…。これは噂に聞くあれか。話は聞いたことがあるけど、映画で見たことはあるけど、本物は初めて見た。そういえば天王寺の辺りにあると聞いたけど、ここやったんか〜。現代に実在してるとは思わなかった。とにかく目のやり場に困るので、急ぎで通りすぎる。
というわけで、西成区は普通の街だから。北東の端っこを除いて。
今年の繁殖期は、ツバメに公園で繁殖鳥にと、大阪市内一色。7月末まで、ひたすら大阪市内をウロウロする。
昨日は、行事を兼ねての大阪城公園の調査。今日は、研修を兼ねての鶴見緑地の調査。大阪城公園よりも鶴見緑地の方が、アオサギ、チョウゲンボウ、エナガと繁殖鳥が豊富。
鶴見緑地では、なんと4年前にキビタキが繁殖したという重要情報まで入手した。キビタキは近々大阪市内の公園でも繁殖するに違いないと思っていたが、すでに繁殖例があったとは…。でもその記録は公表されていないらしい。ぜひ記録を残しておいてもらわねば! 残念ながら今日の鶴見緑地ではキビタキは確認できなかった。
関東で、駅のツバメの巣をチェックしてTwitterにつぶやいている方がいた。最初はへ〜、と思っただけだったのだけど、自転車で走り回ってツバメの巣を探してて思った。駅のツバメの巣をチェックするというのは素晴らしい調査方法じゃないか?
自転車でくまなくツバメの巣を探して歩くというのは思いのほか時間がかかる。その上、見逃しのリスクはけっこう高い。こまめに歩いて調査すれば見逃しは減るだろうが、カバーできる面積は激減する。一つの市の調査ですら、なかなか満足行く結果を出すのは難しい。
となると面で網羅した調査ではなく、なんらかのサンプリング調査が望ましい。調査線を設定して、調査線上に点々と調査ポイントを設定するというのは、植生調査をはじめいろんな調査で行われる手法。線路という調査線上に、駅という調査ポイント。駅ってとってもお手軽な素晴らしいサンプリング方法だわ。
というわけで、駅のツバメの巣を調べるという手法をパクルことにした。勝手にパクルと感じ悪いので、パクってもいい? とつぶやいてみる。いいよ〜、と即答していただいた。
ってことで、今日は、岸和田に行く機会があったので、南海岸和田駅にツバメの巣がないかチェックした。ない。全然ない。海側の商店街を抜けた。ぜんぜんツバメがいない。旧街道沿いに出たら、ようやくツバメの巣を一つ発見。岸和田の中心部って古い町並みがあるイメージで、ツバメがつきものかと思ったら、そうでもないみたい。
というわけで、関東ではすでに調査されているので、関西一円を我がなわばりとしよう。駅に行ったら、ツバメの巣がないか是非チェックしてお知らせを。最低限必要な情報は、駅名とチェックした日付。できれば、使ってる巣、使ってない巣、壊れた巣に分けて巣の数を数えてきてもらえると嬉しい。
駅舎のツバメの巣だけが対象。高架は含めない。駅の前の家も含めない。地上に駅舎がない地下鉄の駅は含めない。駅舎とは思えない路面電車の駅も含めない。ケーブルカーやロープウェイの駅は含める。
九州、東海、北海道、東北。各地でもそれぞれ調べてね。で、いつか駅のツバメの巣サミットを開こう!
昨日は、大阪市阿倍野区を自転車で走り回って、ツバメの巣探し。出来ることと出来ないことが分かってきた感じ。すべての道を通って、すべてのツバメの巣を記録するつもりで、勇んで出かけた。が、無理無理。すべての道を通ってたら、どんだけ時間がかかるねん! さらに通った道のツバメの巣を完全に見つけてる保証もない。手強いわ〜。
というわけで、やっぱり色んな方からのツバメの巣情報は必須。一方で、大阪市内をそれなりの密度で走り回って、一通り見ておくのは意味がある。各区の相対的な密度比較はできるしね。
というわけで、阿倍野区の調査結果を報告しておこう。身近な阿倍野区なれど、行ったことのない場所も多い。気分は街中探検。
探検にかかった時間は8時間弱。初めての探検なので、とくに出だし手間取った。約6平方kmを8時間。でも、全部は見れていない。150m位の間隔を空けていったり来たりした感じ。狭い住宅地の道ではなく、人や自転車の通行量の多い道(商店街や駅へ抜ける道など)を重点的に(ただしアーケードのかかった商店街は除く)。駅の周辺にも注意。
と頑張った結果、見つかったツバメの巣は9つだけ…。その内、使ってたのは3つだけ。淋しい。
ちなみに阿倍野区について詳しくはなった。阿倍野区は全体的に、住宅地。大きな公園はないが、小さな公園がチョコチョコ。田んぼはまったくない。河川もない。アーケードのかかった商店街が2ヶ所。
南西部には高級住宅地があるが、この周辺は上町台地な感じでアップダウンが多くて大変。その南西の端っこには、町名変更されていないエリアがあって、道が迷路のようで迷う〜。
中高生と黄鉄鉱を採集に行った。黄鉄鉱は金ピカ。鉄とは思えない。金を採集してる気分。
こんなにいっぱい金を採ってしまった〜。気分は大金持ち。てな事をみんな考えてるらしく。金見つけた!と口走る者多数。違うと分かってても、にわか成金気分が楽しい。
ちなみに採ってきた一番大きな金塊は、1.666g。1gを2000円とすると、これだけで3000円以上。なんだかんだで、大きめの金塊だけを狙って、合計9.220g。今日だけで18440円の稼ぎ! ちょっとがんばれば数10g採集するのは簡単。月2回も採集に来たら十分暮らせる〜。
妄想は膨らむ。
その1 サンコウチョウにカメラマンが殺到。遠目にビックリ。
メッチャいっぱいカメラマンがいる! 子どもが偵察に行ってきた。サンコウチョウの写真撮ってるねんて。へぇ、すごいなぁ。50人はいるでぇ。と言いながら、遠巻きに通り過ぎる。反対側にまわって、さらにビックリ。もっといっぱいいる!
ざっと数えると90人ちょっと。合わせて150人!
サンコウチョウは他の場所にもいるのに。他にキビタキとかコサメビタキもいるのに。
その2 この堀にはヌートリアがいるねんで。あっ、おった! と言われて見たら、オレンジ色の服のおっさんが手渡しで餌をやってた。
その3 野音でFM関連のイベントのリハーサル。周辺には大音響が響き渡っている。渡り鳥観察ポイントの一つだけど、だれもいない。人もいない、鳥もいない。と思ったら、メジロが元気に囀っていた。大音響に負けずに囀っているように思える。張り合うのかな?
その生物は、雨が降りそうになると、前肢の片方が伸びる傾向にある。中には伸びた前肢を振り回す個体もいるが、通常は足元に垂らしている。大部分の個体は、右前肢が伸びるが、少数ながら左前肢が伸びる個体もいる。伸びる前肢が左右スイッチするとの観察もあるようだが、詳細は未確認である。
雨が降り出すと、伸びた前肢の先を展開して頭上にかざす。なぜかは分からないが、執拗に頭上にかざす。これは右前肢が伸びた個体でも、左前肢が伸びた個体でも同様である。
雨が止むと再び前肢の長さは元に戻る。戻るところをよく観察してみると、伸びた部分を切り離しているようである。切り離しを観察した場合は、その部分を残していく場合が多い。時として、切り離された部分が集積している場所が見つかることがある。
ゴールデンウイークが終わって、春の小鳥の渡りも一段落。かと思ったら、近所の公園にはまだアオバト、アカハラ、エゾムシクイ、キビタキ、コサメビタキがいた。アカハラ以外は元気にさえずっている。って事は、雄。さっさと繁殖地にいかんと、なわばり確保して繁殖できないんじゃ?
他人事ながら心配してしまう。
一方、留鳥のコゲラやシジュウカラは、ヒナへの餌運びが忙しそう。カメラマンが待ち構える巣穴に盛んに出入りしている。もう繁殖期真っ盛りだなぁ。
で、思った。まだこんな場所にいるアオバト、キビタキ、コサメビタキは、ここで繁殖する可能性があるんじゃなかろか?
考えてみると、大阪府全体でも、都市緑地はバカにならない面積を占めてる。そこそこ大きな木も生えてる。断片化している傾向はあるけど、大きな都市公園なら充分、山の鳥が繁殖できそう。広葉樹林の面積では、都市緑地は意外といい環境になってる場合もあるかも。
ってゆうか、実際、コゲラ、シジュウカラ、メジロなど次々と都市緑地に進出して繁殖を始めている。アオバト、キビタキ、コサメビタキもいつの日にか後に続くはず。たぶん。
冷凍室ではなく冷凍庫なのがミソ。冷凍室も片付けないといけないのだが、まとめた作業が必要なので、日々頑張るのはなかなか難しい。人手のあるときにまとめてエイヤって感じ。それに引き替え冷凍庫は、入ってる物が小さいので、一人でコツコツと片付けられる。
コツコツと出しては皮むき。あるいは液浸標本。少しずつスペースが出来てきたので、中蓋(ってゆうのかな? 一番上にかぶせる青いの)を入れてみる。すぐに付く氷もこまめに取り除く。
冷凍庫は二つ。片方は実質鳥専用。もう片方は哺乳類を中心に色々。のはずだったが、いつの頃からか、どっちにも哺乳類や鳥が入り乱れて入っている。それをもう一度分別。さらにバラバラに入っていた鳥を、主要グループごとに小袋に入れる。哺乳類もコウモリ、ネズミ、モグラと小物はそれぞれの小袋に入れる。なんか家の小物を整理する番組のようになってきた。
鳥の皮むきと平行しているので、日々コツコツと整理している感じ。ようやく半分くらいは整理できただろうか。冷凍庫が整理できたら、冷凍室にも少し手を出そう。冷凍室にも、冷凍庫に入れるべき小物が、いっぱい混ざり込んでるはず。それを整理したら、少しは冷凍室が空くといいんだけど…。
3日間の干潟合宿。干潟合宿にはほぼ毎回参加してる。が、鳥はあまりお呼びではないので、いつも休みをとってお金を払って(定員オーバーの時は抽選をくぐり抜けて)の一般参加。下見に来てないから、段取り知らんし、運営には加わらずピヨピヨしてる。と書くとのんびりしてそうだが、そうでもない。とくに担当になることを表明していないのだけど、自然と担当しているようなしていないような暗黙の担当があるらしい。つまりピヨピヨしていると、なぜか子どもが寄ってくるんだな。で、その相手が担当らしい。
これがけっこう大変。というのも、合宿中の子どもらはいつも以上にテンションが高い。引っ張る、叩いてくる、飛びついてくる。親に助けを求めようと思っても、子どもを置いてどこかに行ってる親多数。いっぱい話をして、隣の席に座って、一緒にご飯を食べて。臨時の親代わりみたいな役どころ。自分の子どもはおらんので、どうしていいか分からん場面も多い。
でもまあ面白いのは、毎回のように合宿で会う子どもたちが、会うたびに成長してること。3年前、気付いたら飛びついてきてた子が、久しぶりに会ったらすっかり大きくなって、しっかりしてたのにびっくり。ちょっと前までは、会うたびに叩いて来た子が、今回は攻撃抜きで話をしてくれるようになっていたり。以前よりもとても付き合いやすくなった。これなら友だちとしてやっていけそう。
今回の合宿で新たに友だちになった子も何人か。ご飯の時には同じテーブルに座らされる。座るのはいいのだけど、いっぱい食べ物を残す。食べ物を残すのは嫌いなので、精神衛生上よくない。仕方がないので、残すのをもらって食べる。おかげで三食いつも食べすぎ…。今度会う時は、もっとちゃんとご飯を食べるようになっててくれるといいなぁ。
と思ってると隣の子どもだらけのテーブルから、食べ物を残してる!ちゃんと喰わなあかん!と言ってる中学生の声。おまえらも以前は残してたやん。子どもはちゃんと成長するんだね。
最終日は時間つぶしから始まる。日に日に干潮時刻がおそくなる。3日目の午前は、宿舎周辺をウロウロして時間つぶし。ユキモチソウの花が綺麗。
午後の最初も道の駅に立ち寄って時間つぶし。みんなしてゼリーチュウチュウを買い、アイスを食べ、愛媛県産温州みかんエキス入りのいろはすを飲む。バリーさんグッズも買ってみたり。
そしてようやく河原津干潟へ。潮干狩りゾーンを避けて、2時間の干潟遊び。今日のメインはアナジャコ採りと聞いていたのに、多数派はやはり穴に塩をまいている。どれだけマテガイ採りが好きなんだろう。海藻屋さんがすっぽりマテガイ採りにはまってる姿は、いつぞやの植物屋さんが海浜植物に目もくれず、マテガイ採りをしていた姿を思い出させる。
干潟表面には、ツメタガイ、ウミフクロウ、ゴカイの卵塊が目に付く。これも卵塊?と尋ねると、たぶん群体ボヤの一種という答えも。
シギチドリ類は、潮が引いた頃にチュウシャクシギが登場しただけ。すぐに鳥は諦めて、望遠鏡は放置。海浜甲虫を探す。浜にゴミは少ないのだが、浜に続く林の端っこの打ち上げゴミの下にはハネカクシ多数。ゴミムシも少々。
昨日、一昨日の干潟に比べると小さいが、大阪湾では一番になれる広さ。改めて大阪湾の干潟の狭さを確認してしまった。
2日目は、西条市の加茂川河口の干潟へ。午前10時前に干潟に到着。まだほとんど潮は引いていない。で、午後4時過ぎまで干潟で遊ぶ。6時間も干潟で過ごすという干潟三昧な1日。
まだあまり潮が引いていない午前は、汽水エリアで遊ぶ。魚屋はカジカで盛り上がってるが、子どもらはトビハゼの方で盛り上がる。
シギチは近くで繁殖してそうなコチドリ、シロチドリ、イソシギが、盛んに鳴いて飛び回る。なぜかアオアシシギも飛び回る。
鳥を見た後は、海浜甲虫探しに加わる。ピカピカのミズギワゴミムシか走り回る。石の下には小さいハネカクシ。2mmあれば大きい。最初は小さい方のハネカクシは気付きもしなかった。
午後は新加茂川大橋の先に進出。大部分は、砂干潟で、貝殻などもほとんどないので、少し気をつければ素足で歩けそう。
大多数の面々はユムシ掘りを目当てにしてる。のだけど、こちとらは鳥目当て。ユムシポイントまで一緒に歩いたが、出たのはトウネンとシロチドリが少々だけ。つまらん。と思いながらふと西の方を眺むれば、シギチドリ類が大量に飛んでる!
でも遠くて種類が分からない。
という訳で、本体から離れて、シギチドリ類の方へ一直線に向かう。歩いてると、所々にハマグリが落ちてる。マメコブシガニを踏みそうになる。スゴカイイソメの巣も素足には危険。ナルトトビエイの採食後の落とし穴にも落ちそうになる。
そんなこんなをくぐり抜け、目当てのシギチドリ類に近づく。まだちょっと遠いなぁ。ともう少し近付くと、飛んで逃げてしまう。これを繰り返してしまう。大群の大部分はチュウシャクシギとハマシギ。オオソリハシシギとキアシシギを交えて約650羽。種類は大阪と変わらないが、数は立派。でも出来れば、もう少し近くでゆっくり見たかった。
四国中央市の関川河口へ。何年か前に来たときは、こんな市じゃなかった気がする。
干潮はほぼ午後3時。で、まずは浜で昼食。なんとなく捨ててあるタケノコをめくると、いっぱい海浜甲虫。喜んで一通り採集。
それから、干潟遊び開始。浜にはキレイな石がいっぱい。金と銀に光る結晶片岩、真っ白な石英の塊、ザクロ石の粒が混じった石。思わずいくつも拾ってしまう、荷物が重くなる。
夕食の食材集めもするように。という指令が出てたので、マテガイ採りに燃える人多数。
それを尻目に、一通りシギチドリ類やカモメ類を数えた後は、もっぱら干潟の石をひっくり返して、なにがいるか見て歩く。キレイなゴカイが見つかる。
河口近くに潟湖的な場所を見つけてからは、もっぱらその辺りで、木をひっくり返して裏を見る。カワザンショウ的なものがいろいろ見つかる。
夕食には、みんなが採ってくれたマテガイのバター炒めをお相伴に預かる。
南港からフェリーに乗ったら、新居浜東港に着いた。思った場所と違った。我が地図は古すぎるらしく、東港は乗っていない。
こんな事もあろうかと、フェリーの中で東港の地図を探したが見つからず。フェリーターミナルでも探したが見つからず。オレンジフェリーは不親切。どこにあるのかも、北がどっちかも分からない。
タクシーやバスに乗ればいいのだが、ホテルまで歩く気満々だったので歩きたい。でも人見知りなので、人に尋ねたくない。大ざっぱな地図を見つけて、大ざっぱな現在位置がようやく分かった。で、とりあえず空のタクシーがやって来る方へ歩き出した。
方角分からず、現在位置も曖昧なまま歩いていくと、これまた我が地図にない橋がある。でもこれを渡りつつ港の形が確認出来たので、現在位置と方角に有力な仮説が生まれた。
仮説に基づいて、ある交差点を曲がる。そして約30分歩いて、看板がでてきて、現在位置がようやく分かった。仮説は正しかった。
あとは歩くだけ。が、ホテルの正確な位置も実は知らない。この辺かなぁと思って曲がったら、ホテルがいくつか並んでて、そこに予約したホテルがあった。東港から1時間40分もかかった。腹減った。
もとより出不精。日帰りは気軽に行くけど、宿泊しての遠出はあまり行かない。行くことに決めても、ちょっと前まで楽しみにしてるのに、直前になると、ちょっと行きたくない気がしてくる。行ってしまえば楽しいのだけど。
明日から、4日ほど愛媛県方面にお出掛け。たった4日だけど、いろいろ留守の間の手配がある。いない間にしないといけないことを予め済ませたり。面倒になってきた。いくらやっておいても、帰って来たら、やること溜まってるだろうし。
わざわざ早めに出て、昼間のフェリーでいく。海上の鳥を探したいから。なのに雨模様で、波もあるらしい。フェリーでいく意味がないやん〜。
行かなければ、4日間でいっぱい仕事が進む気がする。どんどん行きたくない気持ちが膨らんでいく。行ってしまえば楽しいのだけど。
てなことを、遠出の前には、必ず書いてる気がする。
なにを思ったか年度初めに、今年度は鳥の皮むきをいっぱいするぞ!と宣言。驚いたことに4月は、その宣言通り鳥をいっぱい処理した。30日のうち、23日も皮むきをして、40種40羽の鳥の死体を処理した。一月に処理した鳥の数としては、個人的新記録樹立。この勢いなら、年間480羽もの皮むきができる。が、この勢いを続けられるのか? 一度振り返っておいた方がいいだろう。
毎日のように皮むきをするなら、何らかの楽しみを用意した方がよかろう。コレクター根性が強い奴には、コレクター的な目標を設定した方ががんばるだろう。というわけで、同じ種類は2つと剥かないという縛りをつけた。
結果的には、そのために頑張れた部分はありそう。なんて単純な奴。ただし、冷凍庫にたまりにたまった鳥の死体ではあるが、どんどん新たな種の発掘が難しくなってきていて、この継続は難しい。とはいえ、もう少しは続けられる。
この縛りのいい所は、新しい種の発掘のために冷凍庫を整理する必要に迫られるということ。効率よく発見するために、同じ種をまとめて袋に入れたり。冷凍庫の底までチェックし直したり。思わぬ発見も多い。
でも、5月はまた一から、同じ種は剥かない!と縛る方がいいかも。
毎日のように皮むきをし続ければ、どんどん冷凍庫が空いていく。かと思いきや、あんまり空かない。小小鳥を中心に処理してるからということが大きい。でもまあ、40羽分は確実にスペースができた。整理した効果もあって、けっこう冷凍庫に余裕はできた。油断したらすぐに元に戻るだろうけど。
毎日のように皮むきをしたら、徐々に処理速度が上がって、作業に必要な時間は減るかなと思っていた。しかし、こちらは当てが外れた。ある程度以上は処理速度が上がらない。出来具合にこだわり出すのでかえって時間がかかるようになったかも。
おかげで出来具合は、よくなってると思う。脂肪をたっぷり蓄積していても、スムーズに処理できるようになってみたり。頭の皮を戻すのがうまくなってみたり。
で、毎日のように皮むきをすると、けっこう時間がとられる。一日に1〜2羽剥くだけ。皮むき自体は、1羽1時間ちょっと。でも、その前後に、受け入れ、登録、性別チェックなど、細かい作業が付いてくる。冷凍庫の整理時間も馬鹿にならない。結局、1日平均4時間くらいは投入してるかも。
だいたい作業をするのは夜になる。調査の後、行事の後、昼間のいろんな仕事の後。始めるのが午後9時を過ぎることも多く、すると終了は午前0時を過ぎる。これが続くとけっこう体力的に辛い。そして他の仕事(とくに原稿書き)が手に付かない。
4月の強化月間は試行としてはよかったし、成果が上がったが、このままずっと継続は困難。過労死しそう。5月はちょっとゆるめてみよう。
・皮むきするのは月15日まで。
・ホネホネ団の活動日でない限り、基本1日1羽。
のどちらにしようか。
・引き続き同じ種類は剥かず、発掘を続ける。
・5月からまたリセットして、別の種類を剥いていく。
・逆にメジロやキビタキなど、同じ種類を集中的に処理する。
これもどれにするか迷うところ。
ここ数日とても暑い。4月とは思えん。と思っていたら、聞くところによれば6月並みの暑さだとか。さもありなんと思うけど、もっと真夏並みに暑い気がする。しょせん6月並みとは。これでは8月が思いやられる。
でも、まあちょっと前まで、どっちかと言えば寒かったわけで、いきなり暑くなって、体が暑さに馴れていないから、一層暑く感じるのだろうという仮説で納得する。
ここまでは多くの人が納得してくれそう。でも、どうもここから先はあまり共感が得られないらしい。
この季節が夏と大きく違うのは、体が暑さに馴れていないことは、発汗量に現れると思う。6月にもなれば、ちょっと暑くなると、すぐにじゃんじゃん汗をかいて、服が濡れて涼しくなる。とくにフィールドに出ればそう。
でも、4月だと、少々暑くてもあまり汗をかかない。かかないというより、まだ体が汗をかくのを思い出していない気がする。で、汗をかかない代わりに、チクチクする。
4月に暑いとチクチクしない? 汗をかきたいけど、汗腺がたるんでいて汗がかけない。かけない汗腺がチクチクする。とイメージしてるのだけど、いまだ共感してくれる人に出会わない。他の人はチクチクしないのかな?
都市公園で春の渡りの小鳥の観察会。センダイムシクイがうるさいほど鳴いていて、オオルリが見飽きるくらい飛びまわる。キビタキもうろちょろしてるし。アカハラやエゾムシクイの声もする。マイフィールドを春に通過する小鳥類では、この5種が一番メジャー。もちろん他にもヤブサメ、コルリ、コマドリ、サンコウチョウなどなど、いろんなのが登場するが、滞在期間の長さと個体数の多さを考えると、メジャーなのはこの5種。メボソムシクイもけっこうたくさん通過するけど、まあちょっと時期が遅れるから、4月末からゴールデンウィークなら、やはりこの5種。5種? 5人組? 戦隊物? という安易な連想。
赤:アカハラ
青:オオルリ
黄:キビタキ
緑:センダイムシクイ
桃:エゾムシクイ(脚の色が…)
よくできてるな〜。
時々登場する黒に、クロツグミを入れてもいいかも。
準メジャーの春のアイドルの戦隊物としては、
赤:ノゴマ
青:コルリ
黄:ムギマキ
緑:ノジコ
桃:コマドリ(ちょっと無理が…)
なんてのも組めるかも。こちらの黒にサンコウチョウを入れておこう。
アメリカザリガニ、ウシガエル、アカミミガメ。池にいる移入種を減らすために、池の水を抜いてみる、って手法が試されたりする。でも、冬に池の水を抜くって、普通によくある。それは、池に生息する生物にどんな影響を与えてるんだろう。
毎月見に行ってるとある池。冬の間、数ヶ月、水を完全に落としてた。今日、行ってみると、水が入ってた。アカミミガメがひなたぼっこしてた。ウシガエルが鳴いてた。
続きの池が工事中で、冬から続いて、まだ水を抜いたまま。池はイヌガラシが繁茂して、黄色いお花畑。たくさんアカミミガメがいるはずやけど、見当たらない。水が入るまで土の中で寝たままなのか、もう起きてどこかに行ったのか。どうなってるんだろう?
日本標識協会のバンダーニュースってのを何気なくながめたら、海外から来た研究者が紹介されていた。スウェーデンのハジラミ研究者。ハジラミの中でも、シギチドリ類に寄生する亜科を専門にしてるらしい。ハジラミの中でもさらに分業してるのかぁ。と思いつつ読み進む。
山階鳥研の寄生虫屋さんのハジラミ約700点の中に、未記載種が50種くらいあると言い放ったらしい。そんなに多様だったのか〜。それならシギチドリ類に寄生するハジラミと専門化するのもうなずける。アジアのハジラミはまだあまり研究されていないらしい。
そういえば、うちにも100点くらいはハジラミコレクションがあるんじゃなかろうか? がんばったら新種がガンガンでるに違いない。誰かやらないかなぁ。
ちなみにそのハジラミ屋さんが、標識調査の際に、生きた鳥からハジラミを採取する方法は面白い。というか可愛い。ガラス瓶に首から下を入れて、首で巾着のように軽く締めて固定。で、ガラス瓶の中に酢酸エチルを入れて燻蒸するらしい。鳥に悪影響はないとのこと。鳥が暴れるってこともないらしい。そして、頭だけ出してる鳥はとても可愛い。
よく知られているように、冷凍庫や冷凍室はすぐに迷宮と化する。それは、
・物はスペースがあるだけ溜まる。
・物は手前に手前に収納される。
という普遍的な法則を鑑みれば自明である。そして、迷宮の奥にあるものはいつしか忘れられる。
冷凍庫学は、迷宮の奥に隠された物を発掘し再発見する学問である。と同時に、どのようなプロセスで迷宮が形成され、時として迷宮が解消されるかを研究する学問でもある。基本的には、フローを解析しつつ、ダイナミクスに影響する要因を探求する。中にはいかにすれば迷宮が生じないかを研究しようとする向きもあったようだが、不可能であることが理論的に明らかとなり、収束した。ただし、いかにすれば迷宮化を遅らせることができるかという研究は依然として続けられている。しかし、迷宮化を遅らせるよりも、次々と迷宮を作っていけばいいのではないかという主張もある。迷宮が増えるほど冷凍庫学の対象も増えるわけで、迷宮増産派の勢いの方が優勢である。
<『学問の事典』より、匿名の執筆者>
子どもワークショップのサポートスタッフなので、他の自然史博物館でのボランティアとはちょっと違うかもしれない。何より中心が大学生と大学院生と若い。そして、生き物好きや地学好きが少ない。むしろ博物館好きや、教育系の人が多い。そのせいもあってか、性比が女性に偏る。4対1くらいか。
今年度は、できるだけ時間を作って、鳥の皮むきをする。そして、蓋も閉まらないくらい満杯になってる冷凍庫にスペースを作るんだ!
スカスカにするんだ、と言わないあたり、逃げ道を用意しつつも固い決意を胸に誓って、はや20日近く。皮むきをサボった日は、まだ5日しかない。誓いはまだ守られてると言っていいだろう。
冷凍庫にスペースを作るなら、大きい鳥から処理すればいいのだけど、ここ数年、それを続けたために小さい鳥がたまっている。そこで小さい鳥を中心に処理することにした。でも同じのばかりだと飽きるなぁ。という事で、毎回別の種を処理することにした。今のところ続いている。が、すでに剥いたのが24種。そろそろ新しい種を見つけるのが難しくなってきた。
仕方がないので、どんどん冷凍庫の底の方まで引っかき回すことになってきている。新しい種を見つけるための発掘作業にかかる時間が、どんどん増えていく。
このまま発掘作業を続けるか、そろそろ諦めるか、難しい問題だ。潮時という言葉が重くのしかかる。
諦めたら、逆に同じ種ばかり集中的に剥いて、種内の違いに注目しよう。ちなみに冷凍庫に入ってる鳥は多い方から、メジロ、スズメと続きそう。その次は、キビタキ、カワラヒワ、センダイムシクイのいずれかかなあ。シロハラもよく手に入るのだけど、このサイズは初心者用にすぐ使うのであまり残ってない。鳥のタヌキと呼んでおこう。
たとえばコゲラの巣を撮影するとしよう。コゲラの繁殖に悪影響を与えないように、距離をとって、コゲラの挙動がおかしいなと思ったら、ただちに退却。まあ、鳥の巣の撮影自体けしからん!という人もいるだろうけど、ここまで気を使えばコゲラに迷惑かけずに繁殖の様子を撮影することは可能だろう。が、場所が都市公園だとそうはいかない。
撮影してると、カラスが様子を見に来る。カラスは人間の行動をよく見ているらしい。で、人間が興味を持っていれば、それをのぞいて、コゲラの巣に気付く。なんて展開は容易に想像できる。コゲラに迷惑かけないように撮影するには、カラスにも気付かれなくしなくては。と、そこまで気を使っても都市公園では、さらに強力な敵がやってくる。
人の様子を見て、コゲラの巣を見つけるのはカラスだけではない。他のバードウォッチャーやカメラマンもコゲラに巣に気付く。もちろん、コゲラの繁殖に悪影響を与えないように、という趣旨を理解して、遠くからそっと観察・撮影する人も多いだろう。でも、マナーもくそもない人がいるのは残念ながら事実。都市公園での撮影は、そんな相手を追い払う覚悟までいるってことになる。大変だ〜。
某都市公園でコゲラの繁殖の様子を撮影しているという、とある人と話をしていて思ったこと。目立たないように、カメラを設置して、撮影者はその場から離れて撮影してはどうだろう? って話になった。
生き物屋は、自分が担当する生物群を網羅的に取り上げたくなるものらしい。自分の胸に手を当ててみるとよく解る。でも、それではいい本はできない気がする。他人の企画を聞いてると、そう思う。じゃあ、どうするべ。
そもそも花見と言っても、実際に現場ではさほど花を見てるわけではない。花が咲いた〜!と浮かれて、屋外で飲み食いする。それが花見。花は理由に過ぎないんだから、別に花が咲こうが咲くまいが、屋外で飲み食いすればいいわけ。たださすがに花がないと花見とは言い張りにくい。でも、花はサクラに限らなくてもいいわけで、もっと自由に花見をしようという提案。
だいたいサクラってゆうか、ソメイヨシノが満開の時は、まだまだ日が暮れると寒い。こんな時期に屋外で酒を呑むのは危険である。風邪をひくひとが出まくることは想像に難くない。というわけで、もう少し暖かくなってから、サクラにこだわらず花見をしよう。そこでお薦めなのは河川敷である!
関西の多くの河川敷は、この季節、セイヨウカラシナの黄色い花が満開。サクラと違って黄色の花は長持ちする。さらに5月に入ってくると、今度はナヨクサフジなどで、河川敷は紫色に変わる。黄色から紫色。なんてカラフルなんでしょう。河川敷の花は、これだけではない。4月から5月は河川敷にさまざまな花が咲く季節。これを見ながら、飲み食いするのはきっと楽しいに違いない。
まあ、セイヨウカラシナにナヨクサフジと、河川敷で咲き誇る花の大部分が移入種ではあるけれど。それをいったらソメイヨシノで酒を飲むこともできなくなる。
というわけで、もう少し夜も暖かくなったら、河川敷で宴会だ!
万博公園に行くと、太陽の塔を描きたくなるものらしい。確かに、絵心はなったくないくても、イメージの太陽の塔と、実物の太陽の塔がどう違うか確認してしまう。その延長で描いてしまうのも分からなくはない。太陽の塔を見ると描きたくなるという声も聞こえてきた。でも、実際に太陽の塔を描きまくっていたのは、知る限り一人だけ。
太陽の塔をキャラクター化して描きまくるのは、岡本太郎に著作権を払わなくていいものだろうかと、ふと心配になった。
パンは焼きたてが美味しい。パン屋さんで、たまたま焼きたてが出来てきたら、思わずそれも取ってしまう。
最近発見したのだけど、朝早くパン屋に行くと、焼きたてパンだらけなのね。早起きは苦手だけど、出来れば早めに家を出て、焼きたてパンを買って。歩きながら焼きたてパンで、朝ご飯。
朝一番に焼きたてパンが並ぶのは当たり前って? まあ、発見ってゆうのは、そんなもの。
今年の夏は、本州最北端を目指す。本来は東北でお金を使おう企画の一環だったのだが、ちょっと方向がずれてる気がする。が、まあ前後で仙台辺りにも立ち寄るので、良しとしよう。
かつては田んぼと竹林だったのを、更地にして、ギュウギュウに訳の分からない建物を立ち並べ。また更地にして、今度は木なんかを植えてみた場所。
かつては周囲は、田んぼと竹林だったが、今ではほぼ市街地。更地から40年ほど経って、立派に林になってるけど、ここは間違いなく都市公園。
二度も更地になってるので、ここの生物相を扱う時は注意が必要。自力で住み着いたのもあれば、人が持ち込んだのも多い。移動力の低い動物はまず疑ってかからねば。
友ヶ島に行った。加太港から船で20分ほど。11時の船に乗って、野奈浦桟橋に11時20分に到着。いつも通り、時計回りで第三砲台跡へ。頂上で昼食。といつもの予定をこなしてしまい、危うく13時半の船に乗り遅れるところだった。
なんとなくいつものコースを歩いたけど、今日の目的は大阪湾の水鳥調査。山をウロウロする必要はなかった。という訳でてっぺんから野奈浦桟橋まで近道で下りてきた。15分で下りられた。よかった。
で、肝心の海の鳥。セグロカモメとカモメが少々。カワウ。地の島の岩壁にはウミウかもしれないウが数羽。他に海上を飛んでたのは、トビ、アオサギ、ツバメ。ウミスズメを期待して行ったのになぁ。
●2012年4月6日 今どきの野犬
今日、淀川河口に行ったら、野犬がいた。今どき野犬とは珍しい。それも大阪市内で。ただ、突然、ワンワンいいながら飛び出してきたので、けっこう驚いた。
考えてみれば、子どもの頃は近所にたくさん野犬がいて、お気に入りを見つけては触ったりしていた。家でもイヌを飼ってたし、完全にイヌ派。ってゆうか、野良猫なんて近所にいなかったし、近所にネコを飼ってる家もなかった。小学4年生くらいまで、ネコに触ったこともなかった。
今は、ネコを飼ってる人がたくさんいて、野良猫もたくさんいる。そして、野良犬はほとんど見かけなくなった。この勢力逆転はなんなんだろう?
●2012年4月5日 中高生とミーティング
毎年4月はミーティング。中高生とミーティング。ミーティングと言われても、何をするのか分からない。でも、来てみれば分かる。なんやかんやするけど、結局は会って話をするのが目的。なんやかんや企画を用意するけど、結局は会って話をしてるだけで充分なのかもしれない。
お菓子とジュースがあると、一層話がはずむ。なぜあんなにポテチが好きなのかは謎。
●2012年4月4日 鳥の皮
大きい鳥は厚めの皮、小さい鳥は薄めの皮。ヨタカ、ヤマシギ、ハト類は皮が薄い。
今日、カワセミとルリビタキの皮を剥いたけど、同じような大きさの割に、圧倒的にカワセミの方が皮が厚い。同じサイズで比較したら、スズメ目って皮が薄い方。皮の厚い薄いは何で決まってるんだろう?
●2012年4月3日 引き継ぎの季節
新年度になって、職場に新しい顔がやってきた。そしてあちこちで、引き継ぎやオリエンテーションが行われてる。かくいう私めも、午前中に友の会担当を引き継ぎされた。一時的に、友の会担当と普及担当という知る人ぞ知る2冠を保持してしまった。この2冠は重いので、あわてて普及担当を引き継いだ。引き継ぎのためのメモを作るために、昨年引き継がれたメモを見て愕然とした。いっぱい間違えていた…。新しい人、間違えずに頑張って下さい。
●2012年4月2日 今年度の目標
鳥の皮をたくさん剥くぞ。冷凍庫にいっぱいたまってしまってるから…。
年度初めなので、目標を立ててみた。取りあえず目標はでっかく。毎日、鳥の皮むきをするぞ! 昨日は2羽、今日は3羽、鳥の皮を剥いた。目標達成まで、あと363日。
でも、この目標はあまりに高い。たしか昨年か一昨年にも立てて達成できなかったし。平均1日1羽で、一年で365羽剥くぞという目標も難しい。
調査や行事に出かけず、出勤した日は必ず鳥を少なくとも1羽剥くぞ。と言う程度でどうだろう。平均1羽剥くぞにしとこうかな。
昨日は、キビタキとツグミを剥いた。今日は、クロツグミ、スズメ、ノゴマを剥いた。明日用には、シジュウカラとオオルリを出してみた。必ず違う種を剥くぞ! というのは無理かな?
【追記】
4月3日 オオルリ、シジュウカラ
4月4日 ルリビタキ、カワセミ
●2012年4月1日 春のホネホネ合宿
2日以上連続して活動することを、なにわホネホネ団では合宿と称する。昨日と今日は春の合宿。ちなみにクリスマス頃には必ず冬合宿がある。けっこう8月の平日に夏合宿があったりもする。秋の連休に秋合宿があったこともある。でも春合宿は初めて。
合宿すると、けっこう作業がいっぱい進む。かと思いきや、明日もあるさ〜。と思って、作業を控えてしまったり。余裕をかますので、一日一日の積み重ねほどは作業が進まない気がする。参加者も、毎日全部出なくってもいいさぁ、と余裕をかますので、人手も少なめ。でも、一々道具を片付けないでいいから、らくちん。
それでもまとめた作業が出来るのは重要。作業だけに追いまくられないのも重要。春の合宿ではたくさんの人が新たにメンバーに加わった。一方で、随分久しぶりに参加するメンバーもいて、懐かしい顔が見れた。しばらく見なくても、元気にまた顔を出してくれると嬉しい。
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