日記風覚え書き

2024年4月、5月、6月
(2005年1-3月4-6月7-9月10-12月、2006年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2007年1-3月4-6月7-9月10-12月、2008年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2009年1-3月4-6月7-9月10-12月、2010年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2011年1-3月4-6月7-9月10-12月、2012年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2013年1-3月4-6月7-9月10-12月、2014年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2015年1-3月4-6月7-9月10-12月、2016年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2017年1-3月4-6月7-9月10-12月、2018年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2019年1-3月4-6月7-9月10-12月、2020年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2021年1-3月4-6月7-9月10-12月、2022年1-3月4-6月7-9月10-12月
、2023年1-3月4-6月7-9月10-12月)、2024年1-3月、4-6月、7-9月、10-12月)

 知り合いに勧められて(あるいは無理矢理登録されて)、ブログというのを書くことになった。ネット上で同じ興味を持った人のコミュニティを作る試みとしては、ちょっとおもしろそう。というわけで、仕事上の興味もあってつき合うことに。でも、そのサイトは、ちょっと閉鎖的なコミュニティなので、書いた物をこっちにもミラーリングすることにしました(他で書いている関係で、文体が少し違います)。他のコーナーにはちょっとそぐわないかな、という内容を中心に書きます。どっちかと言えば、軽めの「近頃の博物館」みたいなの。◆は思いついた事を書いた場合に付けてあります。ちょっと理屈っぽい。その他、遊び心が中心の場合もあります(というより多い?)。ふざけてる!というお叱りは受け付けません。
 タイトルは、最初は単に「日記」としましたが、「日記風小ネタ集」に変え、やっぱり「日記風覚え書き」にしました。また、タイトルは変わるかもしれません。


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4月3日、6日、7日、5月1日、3日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日は、後で補足。
●2024年5月11日 石川沿いの歩き方

大阪府のオオバンについて、なにか紹介せよって指令を頂いた。昨年末にも指令を頂いたけど、坊出版物の編集で大忙しだったので、お断りした。この春にリベンジを挑まれ、断る理由がなくなっていたので、引き受けた。締め切りは4月末日だったのだけど、行事や調査に忙しくて今日になってしまった。ようやく時間ができたので書き始める。簡単な文章のつもりで依頼してこられたのだろうけど、なんやかんや調べてる内に、一日かかってしまった。文章を書くってそういうもんなんだな。

書いてて思ったけど、オオバンの増加は、越冬期と繁殖期に分けて考えられる。でも、両者は必ずしも連動していない。なんか不思議な気がした。
越冬期のデータでは、毎月回ってるため池の調査結果を投入したかったのだけど、データを引っ張り出す余裕がなかったので、以前すでにおおむね引っ張り出していた大和川下流部のデータのみ。ただ、ため池の方が、どうも早くオオバンが増えた気がする。


●2024年5月10日 石川沿いの歩き方

昨日と今日で、石川沿いを滝畑から大和川合流まで歩いた。これがけっこう大変。そういえば、もう二度と歩かないぞ!と堅く心に誓ったんだった。忘れてた。


●2024年5月9日 大和川水系を歩く時

基本は河川沿いを歩いて水鳥調査。なのだけど、他にもいろいろするので忙しい。


●2024年5月8日 動物は美術作品を作るか?

難しい質問をされて、仕方なく考えることに。


●2024年5月7日 奈良県のハッカチョウセンサスコースの再検討

考えてみれば、最初の大和郡山市のセンサスコースは、スタート地点は同じだけど、ぜんぜん違ってた。周辺の思わぬ場所で確認され、コースを再検討する時が来た気がする。
そもそもなんのためのセンサス調査かを考えた方が良さそう。


●2024年5月6日 能勢町のイソヒヨドリと豊能町のイソヒヨドリ

今日は、豊能町から能勢町へ。能勢町で、予定通りイソヒヨドリを確認した。


●2024年5月5日 ミイラを剥いた

オオバンの死体を解凍してみたら、ミイラだった。腹に大きな穴が開いていて、ウジってるし、腐ってる。とりあえず水に浸けてふやかしてみるけど、きっと羽根が抜けまくるから、ホネの標本にでもしよう。と思ったら、けっこう可愛い仮剥製になってしまった。
一方、隣で剥いていたハシブトガラスは丸禿げになってしまい、これなら骨格標本でも良かったと思った。
あと、頭のないオオバンと思っていたら、頭があった。妙に小さかったのは、ヒナだからのよう。バンと勘違いしている人多数。弁足がなければ、確かに大きさはバンくらい。
●2024年5月3日 今年の博物館実習の申込み

4月末に締め切ってたのを、ようやく整理してみた。希望者が多すぎると断らなければならない。希望するコースが偏っていたら、変更の可能性を打診する。調整して出来るだけ全員受け入れたい。今までは、なんとかなってきた。今年はどうなるか。


●2024年5月1日 イソヒヨドリ探して1ヶ月

ことしの繁殖期はイソヒヨドリ調査。なんだかんだでメインはイソヒヨドリ。4月のスタートダッシュは成功したと言って良さそう。
●2024年4月30日 2024年4月のまとめ イソヒヨドリ調査のスタートダッシュに成功するもフィールドノートを無くす

1日から早々に今年の繁殖期のテーマである大阪府のハッカチョウ ・イソヒヨドリ・ムクドリの繁殖分布調査に取り組む。例によって、イソヒヨドリの情報が順調に集まる。とくに大学生Iさんの活躍が目覚ましく、次々と情報をくれる。勉強や自分の研究は大丈夫なのか心配なくらい。でも他人の心配をしてる場合ではなかった。フィールドノートをなくしてしまった。何度も探したけど見つからず。おもわず呟いたら妙にバズったけど見つからず。不幸中の幸いは、目的のデータの大部分は、すでに引っ張り出したあとで、不可欠なデータは1日分だけ。それはすぐに再調査でフォローできたこと。とにかく、近頃なんでも無くしてる気がする。そんなお年になってしまったのかもしれない。
そんな2024年4月を振り返ってみよう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了(大和川は2回も調査に行った!)。奈良県3コース(1日で調査)と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスも実施。
地元公園では、カラスの巣チェックなのだけど、ほとんどサボってしまった。月末にカワウの集団ねぐら調査は実施。
大和川水系の調査は、垂仁天皇陵のカワウ・サギ類の繁殖地をチェックしたほか、行事下見で大和川源流部と馬見丘陵公園のに行った。
そして、大阪府のハッカチョウ ・イソヒヨドリ・ムクドリの繁殖分布調査をスタート。7月まで実施するが、ハッカチョウ とイソヒヨドリのデータは、4月でほぼ揃ったかもしれない。ムクドリがまだまだデータが足りない。この調査のために、出かけた帰りに駅周辺でのイソヒヨドリチェックをしたほか、河内長野市、岬町と阪南市、泉佐野市〜泉南市、高槻市〜摂津市、阪南市〜貝塚市と、5回調査にでかけた。

ホネホネ団の活動は、2日実施。
大阪鳥類研究グループは、淀川でハッカチョウ 研修。
読書サークルの会合を実施。

普及行事は、ジュニア自然史クラブ、鳥の調査の勉強会、鳥類フィールドセミナーと植物園案内動物編。そして、繁殖期の河川の鳥の調査の研修行事。下見もした月例ハイキングは雨天中止になった。

講演は、オープンセミナーで大和川水系調査の中間発表。そのために奈良盆地のイソヒヨドリ、ヌートリア、コシアカツバメ・イワツバメ。そして大和川水系のカワウ・サギ類営巣地、カワガラス、アカガエル産卵地の情報を整理した。
論文は書けず。
査読なし。

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系4冊と、SF0冊、マンガ16冊。
完全休養日はなし。今年に入ってまだ1日。
今月のネコは、網戸からよく外を見てる。網戸に爪を立てるのが困る。
●2024年4月29日 自然史センター・自然史博物館活動報告会2024

自然史関係ではなく、博物館活動自体、あるいは博物館学的な興味のある人に向けた報告会。大阪市立自然史博物館でたぶん唯一の博物館学的行事。毛色が違う行事なので、参加者はあまり多くない。むしろ館内・館外のスタッフが興味が持つような内容。それでも毎年実施している一つの理由は、近年、とくに博物館友の会をはじめとして、その活動に寄付の占める割合が多くなってきている。その中で、寄付したお金がどう使われたかを報告するのは、義務でもあるだろう、という意識もあって続けている感じ。
自然史博物館と自然史センターがそれぞれ活動報告をして、その後、その時々のテーマにそったゲストに講演を依頼して、パネルディスカッションして議論を深める。これが、例年のよくあるパターン。今回のテーマは、持続可能な博物館のお金の話。つまりまさに寄付の話で、この報告会の王道めいた話になった。

博物館からは、館長がごあいさつ。意外と面白いというか。どこかのクラファンについて、寄付によって博物館を応援することができるってことを、世に知らしめた功績は高いと持ち上げて見ていた。
課長からは博物館のミッションと、博物館への寄付の話。重要なポイントは、そもそも我が自然史博物館は市民の応援で成り立ってきた。お金という形の寄付はあまり集めてこなかったが(あるいは集まってないが)、標本や書籍などの寄贈という形の寄付はたくさん頂いている。標本整理、展示作り、さまざまな活動の支援という形のサポートも受け続けている。仮にお金に換算したら、かなりの額になるはず。

自然史センターからは、10年ほど前に、ミッションを策定し、意識的に寄付という形のサポートを様々に求めるようになった。その現在までの取り組みの話。それ以前に、友の会では、会員減少に伴って経営が苦しくなってきて、寄付への取り組みを始めていた。それ以降の取り組みも、ショップを失って大変、コロナで大変、フェスティバルを復活させたい。など、困ったことが起きる度に、一過性の寄付キャンペーンを繰り返して来た。今後は、経常的なサポーターを確保していきたい。

で、ゲストスピーカーからは、さまざまな公共性のある団体・機関の寄付の取り組み。一過性と継続的、個人と企業の2つの軸で4タイプに分けての話。大雑把には、見える化と多様化の推奨って感じ。参加から寄付にいたるいくつかの段階を、意識的に設定するという話は、興味深い。
まだほとんど取り組めていない遺贈と企業からの寄付については、特出して解説。でも、基本は変わらない感じ。とにかく旗を揚げて、やる気と成果を見える化みたいな。

遺贈と企業は、10年以上前から大きなテーマだったが、いまだに取り組めていないなぁ、と確認した気がする。
●2024年4月28日 ヒツジの皮剥きの最大の難所

そう、もちろん邪魔な角をいかに回避して、頭の皮を頭骨から外すか。これがヤギなら簡単。カモシカもカンタン。シカもダメージは少ない。ウシはやったことがない。キリンの難所は少し違う。

ヤギやニホンカモシカの角は頭骨からはみ出さないし、ニホンジカの角もまあまあ横には広がってない。一方、多くのヒツジの角は、頭骨から横に大幅にはみ出して、ヴォリュームも大きい。
ウシ科やシカ科の角は、いわば骨なので、角は頭骨に付けて、皮を剥くことになる。角の根元で、角と皮を切り離して。ってとこまではさほど難しくない。それで頭骨と頭の皮は分離してるけど、抜けない。どうする?
ヤギはそのまま抜ける。シカも若ければ角が簡単で簡単に抜ける。抜けない時は、片方の角の付いてた穴を少し広げて抜く。ヒツジもそう。で、今までなんとなく上に抜く事を考えてたのだけど、それだと皮を大きく切り開くことになって嫌だなぁ。と思ってた。
今日ヒツジを向いてた人は、頭骨を首からはずして、皮を下に抜いていた。穴を抜けるのは角ではなく、頭骨。確かに頭骨の方が幅が狭くて、ヴォリュームも小さい。頭いい。そういえば、自分でもそうしてたっけ。忘れてた。これだと、2本の角の間の皮を切って、穴をつなげるだけですんだ。

ちなみにだけど、キリンの角は、本来は皮を被っているので、皮を剥きたい。若い個体なら実際に皮を剥ける。でも、大人だと皮が破れてて、すぐ下の骨が露出していることも少なくない。露出していなくでも、皮はボコボコの骨に張り付いているので、皮を剥くのがチョー難しい。時間かけて苦労した後、角の皮むきを何度も断念した。
さらにちなみに、サイの角は毛のかたまりなので、本来は皮にひっつけて、骨からはずしたい。が、骨にとてもしっかりひっついていて、下の骨はけっこうボコボコなので、全然とれない。これは最初から諦めていて、角の根元で皮を切ってしまう。頭骨を骨にする処理の間に、軽く腐って角が取れる。それを角が腐る前に回収。というのがいつものパターン。

角があるとカッコいいけど、いろいろ面倒。
●2024年4月27日 初心者を鳥沼にはめるのに失敗か

今日は、地元植物園で、はじめてのバードウォッチングという行事を実施した。タイトルどおり、初心者向けの観察会。これをきっかけに、バードウォッチングを好きになってもらう、というはっきりしたミッションのある観察会であった。
そういえば、先日は繁殖期の河川の鳥を調査する人を確保するという明らかなミッションのある観察会をした。が、いろんな鳥を見て、観察会としては成功ではあったが、調査参加者はほとんど確保できず。ミッション失敗、って感じだった。
今日のミッションも失敗したっぽい。

出だしは間違ってなかった気がする。手を挙げてもらったら、思いの外、本当にバードウォッチングが初めての人が多かった。なので、最初に双眼鏡貸し出して、双眼鏡の使い方の説明。目の幅を合わせ、左右の調整、メガネの有無の対応。それから、見たい場所を見る練習。続いて、鳥の図鑑を紹介。イラスト図鑑と写真図鑑、日本のほぼ全種が載ってる図鑑と普通種に絞った図鑑。そしてイラスト図鑑で、普通種に絞っていて、値段が手頃な『山野の鳥』を貸し出し。ちなみに現役でイラスト図鑑作る絵描きは、谷口さんと水谷さんだけなんだなぁ。と改めて思った。
それから、大池に移動して、アオサギやカワウで、双眼鏡を使って鳥を見る実地練習。ここまでは順調だった気がする。

ここからが本番。今日の目的は端的に言えば、渡りの途中の可愛い鳥を見せて、鳥沼にはめること。ツグミ類、ムシクイ類、ヒタキ類がいろいろ通過している季節だけど、みんなでみやすいヒタキ類。とくにキビタキとオオルリ、できれば綺麗なオスを見せたい。
ということで、最初に照葉樹林、続いて二次林、そして小池周辺で狙った。1週間前はたくさんいたので、なんとなく余裕のつもりでいた。が、

照葉樹林では、キビタキがよく囀っていた。が、囀るキビタキは見つけにくい。動いているヒタキ類を探すが見当たらない。メジロの群れがいたが、高かったし後でも出るだろうとスルー。エゾムシクイとセンダイムシクイも囀っていたが姿は見つからない。
二次林では、大型ツグミ類がいっぱいいたし、クロツグミやアカハラが囀っている。動いてる。姿は見えるが初心者には見せられない。キビタキがうろうろしているが、見つけやすい場所に来てくれない。
小池周辺でも、大型ツグミ類の声がいっぱい。アカハラっぽい囀りも聞こえる。やはり見られない。

ことにいたって、狙いを旅鳥から留鳥のシジュウカラやメジロに切り替え。シジュウカラの声を狙うが遠ざかる。メジロいない。大池に戻って水鳥に期待するも、カワウしかいない。どうする?
ここまで、ろくに鳥を見せられず、残り30分しかない。というか、30分もある。仕方なく、さらに切り替え。鳥を見せるから、鳥の解説をすることに。もはや手当たり次第。コゲラの巣穴の前で、キツツキ類の繁殖の話、ドバトで食性や家禽化の話、カラスの巣を見せてカラスとの付き合い方の話。やっと正午になって解散。
キビタキとオオルリ頼みの設定を、もっと早い段階で切り替えるべきだった。最初からもっと説明多め、鳥のいろんな楽しみ方とかを紹介すれば良かった。反省しかない。
●2024年4月26日 読書サークル 第131回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。
今日の会合で出た本についての意見を記録。

今回の課題本は8冊。3冊繰り越されてきて、3冊繰り越したので、8冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「恐竜の復元」
(紹介文6つ、平均★数は3.0)
 恐竜の過去の復元と、現在の復元を示して、復元が変化するものを示しているのは評価高い。ただ、復元がどういう理屈で変わったのかが、ちゃんと説明されているのもあれば、説明が不十分なものもある。とくに脚の付き方が哺乳類型に変わった理由は重要ポイントなのに、説明が子ども向けとして不親切との指摘も。

●「パンダはどうしてパンダになったのか?」
(紹介文4つ、平均★数は2.5)
 パンダが自ら選んで進化したかのような、進化の説明は問題との指摘。氷期が来たからと言って、肉食のパンダの祖先が草食に変わる説明にはなってないとの指摘も。そういう意味で、どうしてパンダがパンダになったのかは説明されていない。

●「生き物の「居場所」はどう決まるか」
(紹介文3つ、平均★数は2.7)
 最後の2章が本論。そのために、前振りに4章もあるのは長すぎという点で意見が一致。ただ、生態学のざっとした歴史を知るのには、逆に便利かもという指摘も。ニッチの説明、繁殖緩衝が競争の一種かという点において、著者に一貫性がないという意見があった。

●「日本の動物絵画史」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 著者の主張に関係なく、出てくる絵が生物学的に正確かどうかという視点でのみ評価することの是非が問題になった。この場では、それで良いという意見もあった。

●「死んだ動物の体の中で起こっていたこと」
(紹介文3つ、平均★数は2.7)
 個々のエピソードは、この周辺分野をある程度知ってる人には、さほど珍しくない。それが評価の分かれ目であった。エピソードの閉め方が説教臭いのいう意見も。

●「もしも世界からカラスが消えたら」
(紹介文2つ、平均★数は2.0)
 読んだ2人は、著者の妄想を楽しめなかった。同じ著者の別の本を読んだ方がよほどいい。という点で意見が一致していた。

●「ビールの自然誌」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 ビール好きでなくても、楽しく読めるかという点で、大激論。たぶん難しそうっていう結論に。ただ、ビールの系統発生を、大まじめに論じたパートは面白そう。

●「ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら」
(紹介文4つ、平均★数は3.5)
 全体的に高評価だけど、とくに種子散布の話が注目された。中でも、糞がジャムみたいなので、味見してみたエピソードが話題になった。
●2024年4月25日 集団になったヨシガモの気持ち

今日は、ルーティンのため池の水鳥調査。4月も下旬になって、カモ類がとても少なくなっていて、調査は楽チン。そんな中で、ヨシガモの池にはまだヨシガモが残っていた。越冬した全員が残ってるっぽい。この池は、ハシビロガモとヒドリガモが多い池で、ヨシガモは少数派。けっこうエサをまく人がいて、そこにはヒドリガモを中心に、ハシビロガモも集まり、例年だとヨシガモも数羽混じるイメージ。
そもそも、例年ヨシガモは10羽程度。それが、この冬は20羽もいて、いつになくヨシガモ多めだった。そして、もう一つ例年と違うのは、この冬はエサをまいても、ヨシガモが全然近寄ってこなかったこと。例年ならヒドリガモに混じって、数羽のヨシガモが間近にやってきていたのに、この冬はヨシガモはヨシガモの集団で遠目にかたまってる感じだった。
が、今日は様子が違った。すでにハシビロガモは全然おらず、たくさんいたヒドリガモも3羽残ってるだけ。21羽いるヨシガモは今や多数派。そして、ヨシガモの群れは、まかれたエサに集まっていた。ヒドリガモやハシビロガモが多かった時に、エサに寄ってこなかったのは何故?
ヨシガモの個体数が少ない年は、ヨシガモはヒドリガモに混じる。これは、この池に限らずよくあること。それを見て、なるほどヒドリガモとヨシガモは近縁なんだなと思うことになる。でも、ヨシガモの個体数が多ければ、ヨシガモだけの群れができてしまい、ヒドリガモとは違う意思決定をする。という理解でいいんだろうか?
だとしたら、何羽からがヨシガモ単独群を形成し、何羽以下ならヒドリガモに合流するってことになるのだろう?
●2024年4月24日 カンサイタンポポの花期

カンサイタンポポの話を昨日聞いた。都市と郊外のカンサイタンポポの花器や訪花昆虫を比較するような感じ。他家受精なので、昆虫が花粉を運んでもらわないとタネができない。なので、昆虫が来てくれるのに充分な間、花を咲かせる必要がある。あるいは昆虫が来るまで花が咲いてる。
が、このタンポポの花期がけっこぷややこしい。タンポポは、1個体がいくつも頭花を付けて、1つの頭花はいくつもの花の集合体。一つの花の花期、一つの頭花の花期、1個体の花期が全部違う。昆虫は割と頭花単位で、訪花するので、試しに頭花と個体の花の付け方を想像してみると。
タンポポは有限の資源を振り分けて、花をつけ、タネを育てる。受精しなければ頭花は長く花をつけ、受精したら頭花を撤収してタネを育てはじめる。受精しなければ、次から次へと新たな頭花を投入し、受精したらタネを育てるエネルギーが必要になるので、新たな頭花の投入は減る。
という想像が正しければ、タンポポの花期は、昆虫の訪花が少なければ少ないほど、頭花の花期も1個体の花期も長くなる。花期は、タンポポの生理と環境と訪花昆虫の多寡で決まることになる。花期の比較にはいろんな要素がまじりややこしい。花の咲き始めのタイミングには、訪花昆虫の影響がなくて、環境の違いの比較には適してる気がする。あってんのかな?
●2024年4月23日 フィールドノート無くしたフォローアップ

フィールドノート無くして4日。思いつく場所は繰り返し探したが、見つからない。調査帰りに無くした可能性だけでなく、館内でどっかにやった可能性もいろいろ考えたが、見つからない。もう出てこない前提で可能な範囲のフォローアップをするしかない。
無くしたフィールドノートには、4月10日の後半から、4月19日までの8日分の調査結果が書かれていた。具体的な内容は、

4月10日 宇治川のハッカチョウセンサスの後半
4月11日 岬町と阪南市のハッカチョウ ・イソヒヨドリ・ムクドリ調査
4月12日 泉佐野市〜泉南市のハッカチョウ ・イソヒヨドリ・ムクドリ調査
4月13日 淀川下流部のハッカチョウ 観察会(ハッカチョウ ・イソヒヨドリ・ムクドリ調査を兼ねる)
4月14日 藤井寺市〜羽曳野市の石川で河川の水鳥調査の研修行事
4月15日 高槻市から摂津市のハッカチョウ ・イソヒヨドリ・ムクドリ調査
4月18日 大和川源流部の行事下見(大和川水系の調査を兼ねる)
4月19日 毎月実施してる大和川の水鳥カウント

という具合に、この期間はハッカチョウ ・イソヒヨドリ・ムクドリ調査がメイン。この調査は日々データと分布図を更新していたので、少なくとも目的のデータはすでに入力済みでダメージは少なめ。
ハッカチョウセンサスの目的のデータも入力済みで、調査地図もある。大和川源流部も重要なデータは引っ張り出した後で、ポイントを記入した地図が別にある。研修行事でも欲しいデータは入力済みか地図への記入がある。
ということで、細かいデータが失われたことを除けば、影響が大きいのは、月例の大和川の水鳥カウント。それは昨日再調査した。

あとは、本来目的以外に、それぞれの日にどんな鳥を記録して、どんな気になる観察をしたか。思い出せる限りをホームページの”最近見た鳥”に記入した。
以上で、フォローアップ完了。取り返しのつかないカウントデータがあまりない期間だったのが、不幸中の幸い。
●2024年4月22日 手帳もなくなった、と思ったら見つかった

大きな声では言えないけど、3日前にフィールドノートをなくしてしまったのに続いて、2日前の土曜日に手帳をなくしてしまったらしい。
手帳は毎日持ち歩く。直近でいつ見たかを考えると、土曜日の午前中にネコの事を記入したはず。で、土曜日の夜、家に帰って、またネコのことを書こうと思ったら見当たらなかった。職場に置いてきたのかな? と思って、昨日の日曜日に博物館で探すも見つからない。まずは、机の周り。そして土曜日にウロウロした場所をチェックして歩く。午前は博物館周りでの鳥の観察。集合した部屋にはない。夕方は講堂でゼミ。そういえば講堂で席を移動したよな。と思いつつ、座っていた場所を見たけど見つからない。ここが一番有力と思ったが。あとは事務室、プリンターの部屋、実習室。土曜日に行った場所はすべてチェエクしたはずだけど見つからない。実は自宅でどっかにやったか、ネコがどっかに隠した? と思って日曜日の夜確認したが見つからない。せまい我が家でなくすのは至難の技。やはり博物館でなくしたんだろう。

で、今日、研究室で探していたら、ハゼ屋さんに何を探してるのかと問われ、土曜日から手帳も行方不明。と言ったら、講堂では?と言われた。いや、そこは最初に探したし。と答えたのに、探しに行ってくれた。そんなん見つかるわけがない。と思ったのだけど、口に出さなくて良かった。
なんと、手帳は講堂で見つかった。嬉しい。ハゼ屋さんありがとう。でも釈然としない。講堂は自分でも最初に怪しいと思って探しに行った場所。見つかったのは、最初に座った場所だったそう。そこもチェックしたのに。なんと、段差の陰に立って隠れていたらしい。
手帳が見つかったー!とハゼ屋が放送してくれたので、今日出勤してる館員に知れ渡ってしまった。ちょっと恥ずかしい。

というわけで、自分で探したつもりでも、そこで見つかるということが判明してしまった。フィールドノートも他の人が探したら見つかるのかな?
●2024年4月20日 大和川水系調査プロジェクト中間発表会

昨年度から始まったプロジェクトYの中間発表会。最初の1年の成果を発表。と言うより、さあ、今年度から真面目に取り組むぞ。と言う決意表明が多くなりそう。

最初は水質班。ちゃんと採水して、成分分析も進めてるので、ちゃんと中間発表になってる!

植物班。カワヂシャとオオカワヂシャ(交雑したホナガカワヂシャ)、石川の植物を担当者2人が分担。昨年から進んでない。カワヂシャ調査は、主要河川の担当者募集。オオカワヂシャは、1kmに一つ程度の情報でいいらしい。その他、タコノアシ、オオバナミズキンバイの情報募集。

昆虫班というか、甲虫班。ガムシ調査をしたいらしい。まずは博物館の標本をチェックした。大型のガムシが少なそう。ゴマフガムシ類、タマガムシ、マメガムシなどは普通種なのに標本が多くない。シジミガムシ類やハセガワダルマガムシを見つけたら褒められそう。どっちも流水性で、小さいなぁ。

その他の昆虫班。とりあえずは、アメンボ類。大和川水系で7〜8種。絵解き検索もあるらしい。見つけたら、とにかく採る。他は、ヘビトンボ類やセンブリ類。センブリ類は4月上旬が季節。画像でもOK。カワトンボ類は、見つけたら記録。翅の黒いハグロトンボかアオハダトンボ。翅にに白い斑紋があるアオハダトンボを探す。翅の黒くないニホンカワトンボとアサヒナカワトンボ。翅が茶色いニホンカワトンボだけが分かりやすい。

魚班。全種が対象。とにかく魚を採りまくる。環境DNAとの組み合わせ。昨年度に採集で30種、環境DNAで45種確認。タウナギは採集でのみ確認。ギギも採集の方がよく見つかっている。環境DNAで確認されたアカザは、近年の記録はなかった。ヌマムツ、ナガレカマツカ、ムギツク、タナゴ類を含め、要探索。外来生物問題と絡めて、ドジョウとミナミメダカの標本も集めたい。奈良盆地にはが漁業権が設定されてたり、大阪府でも採集方法に制限があったりするので要注意。

貝班は、標本の処理が間に合わず。タニシ類やカワニナ類も採集。スクミリンゴガイの卵塊情報も募集。スクミリンゴガイ以外は、採って来ていいらしい。
今日は甲殻類班。改めエビ班。スジエビとチュウゴクスジエビ。模様が、日のスジエビ、中のチュウゴクスジエビと覚えよう。今のところ、チュウゴクスジエビはあまり見つかってない。採集して生きたまま届けても、画像でも良い。ついでにヌマエビ類やテナガエビも採集。

そして、両生爬虫類班、哺乳類班、鳥班。
●2024年4月19日 フィールドノートを無くした

今日は、大和川下流部の水鳥調査。朝早めにスタートして、順調に河口までの調査を終えた。調査の後は、イソヒヨドリやムクドリを探しながら博物館に戻る。調査地図はもう要らないけど、なんか見つけたらフィールドノートに記録しないといけないな。と思ったが、とくに記録することはなく、コーヒー豆を買って、スーパーで昼食を買って、博物館に戻ってきた。それが、午後1時ごろ。
コンピュータ立ち上げて、昼食食べて、すぐにたまるメールを処理する。大和川で見つけたハッカチョウ のデータも入力する。分かりやすい場所なので、フィールドノートを見なくても大丈夫。しばらくして、今度はイソヒヨドリのデータを入力しようと思い、フィールドノートをチェックしようとしたら、フィールドノートが見当たらない。
いつもはザックの中に入れてるか、机周りにポンと置いてある。見つからない。そういえば先日、机の下に落ちてるのに気づかなかったな、と床周りも探したが、見当たらない。なんか嫌な感じ。
フィールドノートに最後に記入したのかは、はっきりしてる。大和川の水鳥調査の最後。右岸河口で記入した。それからザックに放り込んで自転車で帰ってきた。途中は、コーヒー豆と昼食を買い物。博物館では、まっすぐ研究室に戻って荷物を解いた。その時、フィールドノートがあったか思い出せない。

時刻は午後5時。もし自転車で帰ってくる間に落としたなら、すぐに探しに行かないと暗くなってしまう。ということで、無駄足かもと思いつつも、大和川河口右岸に自転車で向かう。期待したが、河口右岸には見当たらない。それから同じルートをキョロキョロしながら帰ってきたが、見つからない。
考えてみると、ザックに穴はないし、ザックに入れていたら自転車で走ってる間に落とす可能性は低い。買い物でも物を出すわけではないので、落とすとは思えない。となると可能性は、大和川河口でザックに入れず、自転車のカゴに入れた場合(カゴが裂けてるので落とせる)。だとしたら、落とすのは河口近く。でなければ、博物館内、研究室内で荷物を解いた時。
でも見つけられない。名前書いてないけど、表紙に博物館名書いてあるから、拾った人がいたら連絡してくれないかなぁ。

【追記】
3日後、大和川を再調査した。調査終了後は、河口周辺でフィールドノート探し。見つからない。同じコースで三度帰ってみる。同じ場所でコーヒー豆を買い、同じスーパーで昼食を買った。やはり買い物で落とすとは思えない。でも見つからない。
大和川河口で落として、誰かが拾った可能性が一番たかそう。それと同じくらい高い可能性は、博物館内でどこかにやった。前者なら連絡くれないかなぁ。すでに捨てられたかなぁ。
●2024年4月18日 20年ぶりの大和川源流

2003年から2006年に大和川水系の調査プロジェクトを実施した。それから20年経って、再び2023年から2026年の予定で、大和川の調査プロジェクトを実施している。大和川本流の源流から河口までは一通り見ておいた方がいいだろうと、前回、5回に分けて、大和川本流を歩く行事を実施した。とくに源流部は行きにくい場所で、こんな機会でもないと行くことがないので、調査の機会としても貴重。
前回と比べて、スタート地点の天理市の山手に向かう場所が減っていて、今回の行事は妙に朝早くのスタートになる。天理駅前のバス停には、学生さんの長い列。山手に学校があるから、かろうじて残ってる路線といっても過言ではない様子。

なんとなくの場所しか覚えていないから、どこのバス停で降りるかもうろ覚え。おかんが降りる様子なので、一緒に降りる。バス停で降りたはいいが、どっちに行くんだっけ、状態。おかんがちょっと先に行ってて、というけど、行けないからおかんを待つ。
それでも、真のスタート地点辺りに来たら、ちょっと思い出す。そうそう、大和川の源流は、田んぼの水路になって、一番最初はいったいどこ?って感じやった。ここから先は、川沿いの道をたどるだけなので、迷わない。
初回のコースは源流から長谷寺まで、長谷寺の手前に初瀬ダムがある。そこまでは、ずっと山の中で、途中に小夫の集落が1つあるだけ。小夫の集落の少し手前までは、ほぼ山道で、そこから車道を歩く。
かつて、源流部から小夫までは、湿った水田や放棄田がずっとあって、水路も楽しく、ヤマアカガエルの産卵場所がいくつもあった。今回も、ぱっと見にはあまり変わっていない様子だけど、この3月におかんがヤマアカガエルの卵塊を探した時は見つからなかったらしい。
すぐ側にはメガーソーラーができていて、関連工事が今も行われている。濁った水が川に入っていた。見た目は似たような感じでも、中身はそうとう変わってしまってるのかもしれない。
季節はちょうどシュレーゲルアオガエルの大合唱。イモリがいるし、サシバの声も聞こえる。しかし、ソウシチョウの囀りもいっぱいだし、田んぼにはアライグマの足跡。ソウシチョウもアライグマも、20年前にはこの辺りにいなかった。
●2024年4月17日 大阪市のイソヒヨドリ

今年4月から7月は、10年ぶりに大阪府のイソヒヨドリの繁殖期の分布を調べている。
スタートダッシュが好調で、すでに10年前の分布比べられる程度の分布図になってきた。
今回の調査で気になっていることの一つは、大阪市内へのイソヒヨドリの進出。この10年で随分進出してきた感があるが、出だしだけで、すでに立証されているような気がする。
10年前と、今年の現時点までで、大阪市24区でどの区で記録されているかをチェックしてみた。

2014年にイソヒヨドリが記録された区は、
淀川区、中央区、浪速区、港区、大正区、住之江区、住吉区
以上7区だけ。

一方、今日時点で2024年にイソヒヨドリが記録されている区は、
東淀川区、淀川区、西淀川区、此花区、北区、西区、城東区、浪速区、天王寺区、阿倍野区、生野区、住之江区、住吉区、東住吉区
と、なんと既に14区もある。

10年前は記録されなかった梅田周辺、難波周辺、天王寺周辺で早々と記録された。博物館の近所でもけっこう記録されている。全区コンプリートも狙えそうな気配。
●2024年4月15日 静かな静かなレンゲ畑

今年度は、大和川水系の調査に力を入れる。でも、大阪府全域のハッカチョウ ・イソヒヨドリ・ムクドリの繁殖分布も調べたいから、忙しい。大和川水系に本格的に取り組む5月を前に、4月は大和川水系以外の大阪府をウロウロしておきたい。ということで、今日は、高槻市南部から摂津市。芥川沿いを下って、最初の目的地は芝生大橋のハッカチョウ 。それから高槻市最南端の三島江から柱本といった田んぼが残ってるエリアを歩く。
高槻市南部には、レンゲ振興会的なのがあって、田んぼにレンゲを植えましょうという活動をしてるっぽい。その名前を記したピンクののぼりがあちこちに立っている。そして、実際に、たいていの田んぼはレンゲ畑になっている。うちのレンゲ畑の行事もこの辺りでやってたと思うけど、なるほどって感じ。
レンゲ畑に限らず、この季節、ある程度まとまった農耕地は、ケリとヒバリの世界というのが、大阪府の定番。あちこちでヒバリが囀り、ケリの声もして、時には怒ったケリがわめく声が聞こえる。はず。が、今日の高槻市南部のレンゲ畑は、とても静かだった。ヒバリの声がしない。ケリの気配もない。あんなにうるさい鳥たちなのに。すぐ近くの淀川の堤防からは、ヒバリの囀りが聞こえてくるから、周辺にヒバリがいない訳ではない。でも、レンゲ畑に入らないらしい。なぜ?
あまり意識したことはないけど、ケリやヒバリがレンゲ畑を避けるということはないと思う。いや、それともあるのかな? あるいは、レンゲの植え方や育て方になにかあるのかな?
とても静かなレンゲ畑が広がっている様子は、とても不気味だった。妙に終末観が漂っていた。
●2024年4月13日 淀川ハッカチョウ通りを行く

この繁殖期の調査テーマは、ハッカチョウ・イソヒヨドリ・ムクドリの繁殖分布調査。今日はその研修で、淀川に行った。
大阪府の最初のハッカチョウの記録は、1980年代の豊中市辺り。それが消えて、2000年代に再び最初に記録された場所は高槻市。でも、最初に定着した場所は柴島の長柄橋。その後、十三にかけて広がった感が強い。そういう意味で、柴島から下流の淀川右岸は、大阪府のハッカチョウの原点みたいな場所で、生息密度も高めで、行けばたいてい見られる。メッカみたいな場所。
今日ももちろん予定通りの場所でハッカチョウ が見られた。20年前からハッカチョウが繁殖してる長柄橋では、今もハッカチョウが繁殖していて、周辺で数つがいがウロウロしていた。西中島から十三にかけては、むしろ非繁殖期に群れが生息しているエリアなのだけど、ここでも数羽が行き来していた。そして、10年ほど前から一番多くのハッカチョウ が見られるのが、さらに下流のJR神戸線の鉄橋。今日も20羽ほどが周辺で見られた。
営巣地である長柄橋とJR神戸線鉄橋では、同じような場所で営巣する他種との関係が面白そう。長柄橋では、昔からムクドリとの巣場所をめぐる関係が続いているはず。とはいえ、ハッカチョウはさほど増えず、ムクドリの繁殖も続いている。なぜハッカチョウはすべてを占拠するほど増えないのだろう? JR神戸線鉄橋では、ムクドリに加えてドバトも同じ穴を利用して営巣している。さらに巣場所争奪戦は激しそう。むしろこっちの方がハッカチョウは増えてるけど。長柄橋上流側の水管橋では、同じような穴にチョウゲンボウが出入りしていた。
ハッカチョウ、ムクドリ、ドバトの巣穴争奪線にチョウゲンボウまで参入したら、盛り上がりそう。
●2024年4月11日 さんぽるとでミサリン借りて岬町

岬町のイソヒヨドリを探しに行った。一番の目的は、大阪府最南端・最西端のイソヒヨドリの生息を確認すること。最初の行き先は、大阪府最西端の岬町多奈川小島。多奈川駅から歩けるけど遠い。コミュニティバスは本数が限られる。どうやっていこうかな、と思ってふと調べたら、レンタサイクルがあった。深日港で借りられるらしい。午前9時30分からと、時間は少し遅いけど、早起きして行って歩くより結局早い。そして、山間部のチェックもできる!
ということで、当初予定よりややゆっくり目で深日港駅へ。それでも早く着きすぎて、深日港周辺をウロウロしてイソヒヨドリ探し。ようやく自転車借りて、いざ多奈川小島へ出発。

途中でイソヒヨドリを記録しながら、多奈川小島へ到着。ツバメがとても多い。トビやミサゴが飛んでて、サシバまで飛んでる。漁港の中の2ヶ所にテングサを欲している。堤防沿いに見慣れない多肉植物が生えてる。南国っぽい。で、肝心のイソヒヨドリは、と探すも見当たらない。声も聞こえない。端から端まで何度も行ったり来たり。結局30分粘ったけど、イソヒヨドリは見つけられず。10年前にはいたのになぁ。と思いながらも断念。ツバメがめっちゃ多いのは、イソヒヨドリがいないから?
多奈川谷川まで戻ると、イソヒヨドリがよく囀っている。ここが最西端になってしまった。最南端は岬町の山間部。まずは、、多奈川西畑の谷沿いを走り集落まで、イソヒヨドリはいない。多奈川谷川にまた戻って、今度は多奈川東畑へ。こっちもいない。また戻って、次は孝子へ。ようやくイソヒヨドリを見つけた。という訳で、大阪府最南端のイソヒヨドリは孝子駅前。

レンタサイクルなので、効率よく岬町の調査ができてしまった。まさか半日で終わるとは! そして、電動サイクルなので、山手に向かうのもとても楽チン。
深日港にもどって、予定より大幅に早くレンタサイクルを返して、次は阪南市に向かった。レンタサイクルで阪南市も走り回っても良かったのだけど、返しに戻ってくるのが面倒なので、阪南市を走り回るのは断念。山手だけでも行ったらよかったかな?
岬町を走り回る時は、また借りようと思う。
●2024年4月10日 天野川沿いのハッカチョウセンサス調査?

朝から宇治川沿いを歩いてハッカチョウセンサス。ハッカチョウセンサスと銘打って毎月歩いてるけど、今までに2回ほどしかハッカチョウが出たことがない。京都府のハッカチョウの記録は、近年おもに宇治川沿いのエリアなので、宇治川を歩いているのに、これはいったいどうしたことなんだろう? なんか間違ってるのかなぁ。とはいえ、宇治川の鳥の季節変化を知ることができるので、いろいろ勉強にはなる。ハッカチョウが出ないだけで。
宇治川を歩いた帰り、京阪沿線でどこか寄り道で、ハッカチョウを確認し、イソヒヨドリチェックをしよう。ってことで、天野川沿いを宮之阪駅から交野市駅まで歩いた。交野市駅周辺は以前から断続的にハッカチョウが記録されている。近頃、宮之阪駅の近くでもよく記録されていて、先日も教えてもらったばかり。
駅前でイソヒヨドリを確認して、すぐに天の川沿いへ。教えてもらった犬田川ポンプ場へ。ハッカチョウの姿はないけど、お弁当でも食べながら少し粘ろうと、食べ始めたらどこからかハッカチョウの声がする。キョロキョロすると、目の前の橋で小声で鳴いていた。教えてもらった通り確認できた。
考えてみたら、天の川沿いの方がハッカチョウの記録は多い。宇治川でハッカチョウセンサスするより、天の川でハッカチョウセンサスした方が、ハッカチョウ記録できるし、センサスっぽく、楽しい。ただ、京都府での定着状況を押さえたいから宇治川で調査してる訳で、天の川でハッカチョウセンサスするのは目的がずれてしまう。残念だなぁ。
●2024年4月9日 子どもまつり振り返り

先月下旬に実施した子どもまつりを、関係スタッフで振り返った。
初心者は、こんなペースで間に合うのかヤキモキしていたらしいが、ベテラン勢はむしろ順調なくらいと思っていた。経験の差とは面白い。
ベテラン勢が順調と思ってた大きな理由は、3月頭の中間発表会での大きな方針転換がなかったこと。そもそも、どの班も1月の早い段階で、大まかな方針はかたまっていた。
一方で、1月に方向性を大雑把に決めた後、2月は会合はあるものの進展が少なかった印象。そこは、強引にでもステップを進めるように、いろんな決め事の締め切りを厳格にした方がいいだろうってことになった。

いつどこまでスタッフが、口を出すか問題も議論になった。初期から参加しているスタッフ的には、方針決定までは、中間発表までは、よほど大きな問題がない限り、ほぼ口を出さない。中間発表後の仕上げ段階では積極的に介入。口を出すにしても、技術面と科学面に限る。というのが了解事項だったはず。
が、今回は早い段階での介入が多かったのではないかとの反省。具体的な提案もしすぎたのではないかという反省も。初期のコンセプトを関係者でもう一度確認した方が良さそう。

もう一つの大きな議題は、Zoomを今後も使うかどうか。コロナ禍後の再開では、ここまで対面とZoomのハイブリッドで会議をしてきた。当初はやむを得なかったが、現在は賛否両論。
デメリットは、
・対面で参加した人への負担が大きい。
・議論がなかなか進まない。
メリットは、
・対面で参加できなくてもリモートなら参加できる。
さらにメリットだったのかもしれない点として、
・本番の出席率が高い。打ち上げへの参加率も高い。
という点も指摘された。
メリットも確実にあるんだけど、デメリットは無視しにくい。また近頃、大学でもリモートの授業はほとんどなくなってきている。新入生はZoomの使い方があまりわからなかったりもする。ということを鑑み、次回は対面のみにしてみて、ハイブリッドとの違いを検証しようってことになった。
●2024年4月8日 フィールドノート44冊

鳥の巣コレクターさんのお宅に、完成した出版物を届けに行った。本当はもっと早く持っていくはずが、バタバタしていて少し遅くなってしまった。すでに1ヶ月遅かりしなので、今更あわてても間にはあわないのだけど。
合わせて、引き取らせていただく標本や剥製を見せてもらった。こちらは鳥の巣コレクターさんに、以前引き取って欲しいと言われていたもの。話は通じているようで、タカの剥製2体とドイツ箱役10個が用意されていた。今日は下見のつもりなので、見せてもらうだけ。大きさの感じがつかめたので、これでOK。
で、こんなのもあるんですけど、と言いながら出してこられたのが、小さな旅行鞄。開けてみるとフィールドノートが出てきた。並べてみると1960年代からのが揃っている。1冊ずつナンバーが振ってある。読みやすい字で、丁寧に書かれている。昔の大阪の鳥の様子がよくわかる。個体数がけっこう書かれている。小林桂助さんのフィールドノートを見せてもらったことがあるけど、そこにも個体数が書いてあった。この時代の人はすぐに個体数も記録するんだなぁと思った。最新の日付をみると、コロナ前で終わってる。この続きはありませんか?と尋ねたら、机の引き出しから出てきた。これで一揃い。全部で44冊。
合わせて、タカ類の調査データや、タカのモニタリングをしていた研究会の会報も出てきた。こっちも貴重。
こうしたノート類は、もう捨てようかと思ってて、少し捨てた。と言われて慌ててしまった。フィールドノートは、鳥の巣コレクションと同じくらい価値が高い。絶対に捨てないで欲しい。似たようなデータが書いてある紙も重要なものがある感冒性が高いので、見つけたら絶対に捨てないで欲しい。全部博物館が引き取って、鳥の巣と一緒に保存したい。
興奮してて、ちょっとキツイ言い方になってしまったかもしれない。とにかく、捨てずに博物館に寄贈くださることになった。標本の引き取りの際に一緒に引き取る。正直、標本よりもフィールドノートの引き取りの方が重要。大丈夫とは思うが、なにかの間違いが起きないように早めに引き取りたい。
●2024年4月7日 魚を喉に詰めたカワウ

今日処理したカワウは、喉に、というか口に魚を詰めていた。
●2024年4月6日 鳥の調査の実習2024年度1回目

午前は、公園をウロウロして、調査を念頭にした鳥の観察。からの、研究計画を立てる練習として、架空の研究計画発表。長居公園など都市公園で今年の4〜7月にできる内容で。具体的な研究計画を求めた。
●2024年4月5日 富雄川がイワツバメに制覇されている件

奈良市域の富雄川沿いを歩いた。月例のハッカチョウセンサスコースとして、昨年終わりからスタート。今年が最初の繁殖期。イワツバメやコシアカツバメの古巣があるので、繁殖するか楽しみにしていた。そして、ついに期待の4月がやってきた。
ちなみに、イワツバメはけっこう各地で、越冬していたり、まだ冬なのに営巣地に戻ってきたりすることが知られている。そういう意味でも注目していたのだけど。この定例調査ではまだ一度も出現せず。ただ、別の行事の下見で、2月末に今日のコースを歩いたら、既知の1ヶ所の営巣地に戻ってきていて、巣にも出入りしていた。さらに別の2ヶ所で飛び回っていた。イワツバメの営巣地がいくつもあるんじゃないか? とは思ったのだけど、3月初めにはイワツバメは影も形もなく。どういうこっちゃ?ってなっていた。

とりあえず、スタート場所の近鉄富雄駅前の近鉄高架が最初のチェック場所。高架なのでイワツバメの巣が丸見え。そして、今日はイワツバメがやってきていた。周辺をいっぱい飛び回り、巣にも出入りしている。間違いなく営巣地。まあ、これは予定通り。
富雄川沿いに下っていく。2月末にイワツバメが飛んでた辺りで、またイワツバメが飛んでいる。みていると橋の下に入っていく。のぞけないけど、巣があるのは確実。
さらに下っていく。またもや2月末にイワツバメが飛んでた辺りをイワツバメが飛んでいる。見ていると橋の下に入っていく。今度は橋の下をのぞいてみた。巣があって出入りしている。
さらに下っていく。2月末には歩いていないエリアでも、1ヶ所イワツバメが飛んでいて、橋の下に出入りしていた。

今日歩いたのは、富雄川の奈良市部分約4.5km、そこにイワツバメの営巣地が4ヶ所。イワツバメは、コンクリート製で、下面に溝のある橋・高架を営巣地に選びがち。該当する橋では高い割合でイワツバメが営巣していることになる。もはや富雄川はイワツバメに制覇された。
大和川合流まで、今日歩いた1.5倍ほどの長さがある。単純計算だと、あと6ヶ所営巣地があるんじゃないかと。本当かなぁ。
●2024年4月4日 生物部のカメの骨格標本作り

とある中高一貫校の生物部のメンバー6人が、顧問の先生と一緒に3月終わりにやってきた。飼育していたクサガメが死んだので、骨格標本にしたいとのこと。資料渡して、作り方説明したけど、判ったのか判ってないのか判らない。喋ってるのは付添の先生ばかり。そして、その先生が頼りないのだけは判った。大丈夫かなぁ?と思ったので、博物館で作業してもいいよ。と、つい言ってしまった〜。
で、今日やってきて作業することになった。部屋はおさえておくし、やり方は教えるけど、材料と道具は持ってくるようにと言っておいた。

今日やってきたのは、生徒3人だけ。中学生3人は来なかった感じ。ホネ作りは今までも実質部長がほぼ一人でやってきたっぽく、その他サポートする部員が2人といった感じ? 前回、どういう標本にするか、とくに甲羅を切るかどうか考えておくように伝えてあったが、甲羅を切ることにしたらしい。
甲羅を切る道具を持ってきてなかったので、糸ノコを貸す。当然のように部長が切り始める。一人がカメを押さえている。一人余って暇そうなので、記録画像を撮ったり、道具を渡したりのサポートをするように提案。午前中の1時間半ほどで甲羅を切り終わった。最後苦戦していたが、思いの外うまく切れた。
午後からというか、昼休みもそこそこに解剖。まずは前肢+肩帯、後肢+尻尾+腰帯の外し方を、ホネの構造と共に教える。内臓の軽い説明とともに、頭の外し方を教える。あとは、甲羅の内側をできるだけ綺麗に。午後からは、3人で分担して作業できた。

なんとか目処が立ったところで、今日の作業は終了。頭、脚、尻尾の処理は、今日はできないので、持って帰ってからの処理の仕方を教える。皮を剥いてから肉とり。組み立てたいなら、とにかくホネをバラバラにせず、しゃぶしゃぶから少しずつ肉をとるようにと繰り返し説明。ちゃんとできるかなぁ。
作業時間は、午前9時半〜正午、12時半〜午後4時の約6時間。ぜんぜん休憩とらずに黙々と作業してた。部長はホネホネ団に向いてそう。

【追記】
昨年の秋に、同じ学校の生物部のメンバーから骨格標本の作り方の質問を受けていたことが、あとから判明。名前聞いてないから違うかもだけど、部長さんかなぁ。
●2024年4月3日 2023年度に登録した標本

標本管理の担当は、鳥類と哺乳類。
●2024年4月2日 ジュニア自然史クラブのミーティング

なぜか、申込みのシステムに不具合があって、申し込んだのに返事が来ない!案件が多発。その対応に手間取った。返事がこないの連絡は、直前に集中するので、直前にバタバタと3件ほど対応。それでも当日、名簿にない参加者が6名。6名には申し込みが受け付けられてないことを伝えて、ミーティングの後で、登録関連のやりとり。

でもまあ、ともかくなんとかミーティング。標本実習、植物園で生き物観察、今年度の活動内容の相談の3本立て。さらに解散後、フェスティバルの打ち上げ。盛り沢山。
午前中はとりあえずなんとなく、植物園をウロウロ。鳥の羽拾ったり、虫取ったり、植物を観察したり。例によってパーカーのフードに、ドングリや葉っぱなどを入れられた。今年は散髪して参加したので、頭に羽根はさされなかった。
午後からは、標本実習。担当のホネ洗いは、今回はエランドの骨。なんとかシンクに押し込んで、分担して洗ってもらう。2時間ほどなので、洗い終わらない。それでも、まあまあ状態よかったので、ある程度は洗えた。もう少し洗ってたかったが、次の予定の時間が迫ってきたので、急いで脚の関節とか、背骨の並べ方とかを説明してみる。
で、今年度の活動内容の相談。いろんなリクエストを、適当に受け流し。可能な範囲にだいたい落とし込む。まあまあリクエストには答えられたかなと。
解散してから、打ち上げ。要はお菓子を食べてジュース飲むだけ。買い出しについていったら自分の食べたいもの食べられると言ったら、えらい大人数で買い出しに行くことに。待ってる間、留守番の部員の相手をしつつ、エランドの作業の片付け。大量のお菓子を買ってきて、乾杯。部長が南米で撮影したスライドを見せてくれた。わいわいお菓子食べてるだけだけど、なんか楽しい。こういう時間が大切なのかもと思う。
それにつけても慌ただしい。もう少し内容を整理できないかと思わなくもない。
●2024年4月1日 駅でイソヒヨドリ調査

今年の繁殖期は、大阪府のイソヒヨドリ、ハッカチョウ、ムクドリの繁殖分布調査。広い範囲をカバーする必要があるので、車を持っていない者としては、足が問題になる。そういえば、昔、駅ツバメ調査をしたなぁ。ってことで、今日、奈良県で行事の下見をした帰り道、JR大和路線で、駅イソヒヨドリ調査を試みた。
最初は河内堅上駅。駅降りて、ホームで耳をすます。イソヒヨドリの声が聞こえてる気がするけど、確証を持てず。改札出なければよかった。
次は高井田駅。しばらくホームにいるもイソヒヨドリの気配がない。じつは駅に到着する手前の建物の屋根にそれっぽい姿があった。やむなく改札を出て、確認に行く。やっぱりイソヒヨドリだった。で、駅に帰ってきたら駅舎にとまって大声で囀るイソヒヨドリ。改札出なくてよかったやん。
柏原駅に到着する手前で、ビルの上にイソヒヨドリの姿発見。電車を降りずに通過。
志紀駅。今度はイソヒヨドリの姿を見つけられない。ホームで耳を済まそうとするけど、ホームってやたら放送が流れてるし、電車の音もうるさいし、ホームの人が多いのも邪魔。やむなく改札を出る。周辺をぐるっと回ってると、囀るイソヒヨドリに遭遇。駅から離れてるから、駅イソヒヨドリとはいえないなぁ。
八尾駅。やっぱりホームはうるさい。ホームの両端でそれぞれしばらく待つもイソヒヨドリの声は聞こえてこない。ちょっとやる気が失せて、今日は終了。

駅イソヒヨドリ調査は楽しいけど、駅ツバメ調査と違って、改札の中から、声と姿を探すのが意外と難しい。でもいちいち改札出てたら、お金がかかって仕方がない。一方、駅ツバメ調査と違って、電車の中から降りずに見つけられる可能性もある。ドアが開いた瞬間にさえずりが聞こえたら、降りてすぐに乗ればいい。1本の電車で動けるなら、調査は効率的! なかなかそうは問屋がおろさないけど。
とにかく、駅の近くでイソヒヨドリが記録できたかどうか、イソヒヨドリの繁殖分布調査と並行して記録しておこう。

【追記】
ひそかに駅イソヒヨドリ調査と思っていたら、知り合いの鳥屋も、駅イソヒヨドリと言ってて驚いた。みんな思うことだったのか。
あと、駅イソヒヨドリの基準は、当初、駅から50m以内としていたのだけど、微妙にもう少し離れた場所で記録されることがあるし、声ももう少し遠くから聞こえている気がする。ってことで、駅から100mということに変更した。
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