日記風覚え書き

2025年4月、5月、6月
(2005年1-3月4-6月7-9月10-12月、2006年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2007年1-3月4-6月7-9月10-12月、2008年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2009年1-3月4-6月7-9月10-12月、2010年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2011年1-3月4-6月7-9月10-12月、2012年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2013年1-3月4-6月7-9月10-12月、2014年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2015年1-3月4-6月7-9月10-12月、2016年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2017年1-3月4-6月7-9月10-12月、2018年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2019年1-3月4-6月7-9月10-12月、2020年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2021年1-3月4-6月7-9月10-12月、2022年1-3月4-6月7-9月10-12月
、2023年1-3月4-6月7-9月10-12月)、2024年1-3月4-6月7-9月10-12月

 知り合いに勧められて(あるいは無理矢理登録されて)、ブログというのを書くことになった。ネット上で同じ興味を持った人のコミュニティを作る試みとしては、ちょっとおもしろそう。というわけで、仕事上の興味もあってつき合うことに。でも、そのサイトは、ちょっと閉鎖的なコミュニティなので、書いた物をこっちにもミラーリングすることにしました(他で書いている関係で、文体が少し違います)。他のコーナーにはちょっとそぐわないかな、という内容を中心に書きます。どっちかと言えば、軽めの「近頃の博物館」みたいなの。◆は思いついた事を書いた場合に付けてあります。ちょっと理屈っぽい。その他、遊び心が中心の場合もあります(というより多い?)。ふざけてる!というお叱りは受け付けません。
 タイトルは、最初は単に「日記」としましたが、「日記風小ネタ集」に変え、やっぱり「日記風覚え書き」にしました。また、タイトルは変わるかもしれません。


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4月2日、17日、18日、19日、22日、23日、24日、25日、27日、28日、30日、5月1日、2日、3日、5日は、後から補足
●2025年5月5日 キョンの日

今日のなにわホネホネ団は、千葉県で駆除されたキョン4体の処理。キョンは物珍しくて、いろいろ発見があって、とても楽しい。
●2025年5月3日 鳥の皮の裏の脂肪除去修行

今日は、鳥の皮を2羽剥いた。どちらもペンギンやカモ並に、脂肪だらけ。今日準備した他の5羽は、全部脂肪がまったくないのに、たまたま選んだ2羽だけがそろいもそろって脂肪だらけとは。これが正月だったら、今年の運勢は最悪という鳥剥き占いの結果がでていたところ。
●2025年5月2日 サルの日2025

今日はサルの日。他の哺乳類より感染リスクが高めなので、未成年は参加させない大人の活動日。
フクロテナガザル、カニクイザル、ブラッザグエノン、フランソワルトンを処理した。それぞれに特徴的で面白かった。

フクロテナガザル以外は、尻尾が長い。


●2025年5月1日 2025年4月のまとめ 大阪府南部をレンタサイクルで走り回った

大阪府のため池で繁殖する鳥の調査が、4月1日からスタート。25年ぶりで、25年前に負けないレベルで展開したい。25年前は1000ヶ所以上のため池を調査してしまったので、頑張らねば。ということで、とりあえず10日かけて、貝塚市以南の調査を完了した。
そんな2025年4月を振り返ろう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了。奈良県3コース(1日で調査)と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスも実施。
地元公園では、さぼり気味のカラスの巣チェックを2回。月末にはカワウの集団ねぐらは調査。
大和川水系の調査は、垂仁天皇陵のカワウ・サギ類の繁殖地をチェックしたのみ。
そして、大阪鳥類研究グループのため池で繁殖する鳥の調査を、10日間(+観察会で狭山池)。

ホネホネ団の活動は、2日実施。1日はジャガーの日。
大阪鳥類研究グループは、ため池で繁殖する鳥の調査の研修を雨天決行。
読書サークルBooksの会合。

普及行事は、鳥の調査の勉強会と、鳥類フィールドセミナーをスタート。植物園案内動物編では、3月に続きツァイスの双眼鏡貸し出しサービス。ジュニア自然史クラブは、ミーティング。
野外実習として、プロジェクトYでのため池で繁殖する鳥の調査の研修。

講演は、自然史オープンセミナーで、大和川水系調査プロジェクトの中間発表。そして、その中のアカガエルだけをフィーチャーして、学芸ゼミで話題提供。
査読は1本引き受けてるけど、まだできてない。

標本関連では、昨年のオオカミ皮と今年のクマ皮の仕上げがまだ残っている。昨年の皮の片付けをもできてない。
冷凍室の状態は昨年末からさらに少し片付いてきた。

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系0冊と、SF7冊、マンガ5冊。
完全休養日はなし。今年に入ってからも1日。
ネコは元気。衣装ケースを破って、上まで上がるようになった。もう中身は諦め。押し入れの上の段に入り込むようになった。
サバイバルは、強化の効果が明らかにでてきた。体重は、学生時代まであと3kg。
●2025年4月30日 泉南市の山手をアシストなしで走り回る

今日は、泉南市のため池調査の2回目。前回やり残した山手を巡った。例によって、泉南市観光協会でレンタサイクルを借りた。今月2回目と言ったら、本人確認なく、スマホを鳴らす儀式も免除。ちょっと早めに貸してもらえて、とても有り難かった。
●2025年4月29日 ため池で繁殖する鳥の調査の手順

池に着いたら、
1:池の名前を確認、もしくは地図上に池の名前を付ける(大抵の池の名前は現地ですぐには判らないので、とりあえずアルファベットを振っていく)。
2:スマホで撮影。2枚程度。
3:時間を確認。
4:緯度経度を拾う。
5:大まかな住所を確認。
6:水量、護岸、抽水植物、人、池の利用状況を記録。
7:水鳥をカウント。
8:カメ、カエル、その他特記動物、水草を記録。
9:ここまでの作業中に確認した水鳥以外の池(及び周囲)の鳥を記録。
鳥の調査なのだけど、作業の大部分では鳥をさっぱり見ていない。

これを一日に20~60回程度繰り返す。すると何かしら記録漏れがある。なので、記憶が新鮮な内にデータを入力するのは大切。
今日、4月分のデータをようやく入力した(まだ終わってないけど)。池の環境の記録漏れがまあまあある。緯度経度や住所を確認していると、なんか環境情報のチェックが終わった気がするような感じ。時間や緯度経度を記録し損なっていたりもある。でも、画像は確実にあるし、地図上に位置は記録しているので、後から補足することは可能。
今のところ、補足できないミスは見つかっていない。よかった。
●2025年4月28日 紫と黄色の大和川河川敷

ナヨクサフジの花って、案外綺麗なぁ、と改めて思った。
●2025年4月27日 狭山池祭りに潜入

普通に鳥の観察会を設定したら、狭山池は祭りで盛り上がっていた。想像以上に盛り上がっていた。迷惑~。
●2025年4月26日 読書サークル 第137回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。
昨日の会合で出た本についての意見を記録。

今回の課題本は7冊。前回以前からの繰り越しは1冊、5冊繰り越しで、3冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「足環をつけた鳥が教えてくれること」
(紹介文5つ、平均★数は3.0)
 著者が山階鳥類研究所となってるのは珍しい。とまず盛り上がる。内容面では、小ネタ集なので読みやすく、誰でもそれなりに得るものがある内容。鳥の渡りや寿命の紹介、鳥類標識調査の解説、山階鳥類研究所の活動紹介といった複数の目的がバランスよく達成されているという評価。

●「密かにヒメイカ」
(紹介文5つ、平均★数は2.4)
 ヒメイカのことはそれなりに判る。なので、ヒメイカについて知りたい人は、それなりに満足。ただ、自分語りが多く、劣等感や失敗弾が多くてイラッとして、自分を卑下しすぎじゃないかな。といった声がいっぱい出てきた。そういうのを多めに書くというスタイルという好意的理解もあった。が、自分でヒメイカとらずに、他の人にオンブに抱っこの院生時代はいかがなものか、という点では全員一致した。

●「南海トラフ地震の真実」
(紹介文3つ、平均★数は2.3)
 地震発生確率は2通りあるけど、どちらもたいした根拠はない。南海トラフ地震もいつかは起きるけど、いま示されている確率にたいした根拠はない。という主張が1冊かかって、繰り返し書いてある。説明を聞くとそんな印象。
●2025年4月25日 再び泉佐野市は、三たびメジちゃりで

今日は、2回目の泉佐野市のため池調査。今日で完了。今日も午前で終わった。泉南地域の環境協会のレンタサイクルで一推しは、やはり熊取町と思う。チャージ長持ちだし乗りやすい。ただ、貝塚市と違って、担当の人とすでに顔見知りなのに、今回も身分証の提示を求められた。
●2025年4月24日 再び貝塚市をレンタサイクルで

貝塚市のため池巡り第二弾。今回も貝塚駅でレンタサイクル借りて。今月2回目だと身分証提示は要らなかった。水間観音駅まで一気に走って25分。2時間40分ほどで山手の16池をチェック。で、貝塚駅までの帰りは20分。午前中で終わってしまった。これで貝塚市のため池調査は完了。


●2025年4月23日 博物館の質問コーナーの25年

過去のメールでの質問コーナーのやり取りがまとめられて、昨日発表を聞いた。
●2025年4月22日 ヤマアカガエルが減少した原因は?

学芸員向けのゼミで、大阪府、淀川水系、大和川水系のアカガエル類2種の分布の話。
●2025年4月21日 一見のため池調査、常連のため池調査

ここんところ泉南地域のため池を、レンタサイクルでめぐって水鳥調査、というのを繰り返している。どこに池があるかはある程度予習しつつも、現場に行ってみないとどう巡るのがいいかは、判断しにくい。というわけで、地図をにらんで、池をどう巡るか悩みつつ、時に道に迷いつつ、池をめぐる。地図を見ても池の直近まで行けるか、どこからなら上手く見えるかにも悩まされる。池の名前を一応チェックしつつ、住所を確認して、と、ため池にたどりついてからすることも多い。
今日は、ルーティンの近所のため池を自転車でめぐって、ため池の水鳥調査。池の名前も住所も知ってるし、どこにあるかは判ってる。もうルートは決まってるので、無意識に最短ルートをたどれるし、どこから見ると良いかも知ってる。なんて楽ちんなんだ~。
ただ、ルーティンのため池をめぐる我が自転車は、ぼろぼろのママチャリ。ブレーキの効きも微妙。一方、レンタサイクルは整備が行き届いている。そして多くはアシスト付き。自分の自転車に乗りながら、アシスト付いてないなぁ、と思ってしまった。アシスト付きに馴れてしまうのは恐ろしい。
とはいえ、自分の自転車ならサドルの高さはすでに決まってる。観光協会のオープンの時間に関係なく、好きな時間に調査を始められる。メリットとデメリットがいろいろ。朝早くから夜まで借りられるアシスト付きのレンタサイクルがあればいいのに。と思ったけど、貝塚市はそうだったなぁ。
●2025年4月20日 首から上がほぼホネのカイツブリ類の同定

死体には、カンムリカイツブリと書いてあった。なんか違和感。と思ってよく見ると、嘴にかろうじて皮が残っていて、それが黄色っぽい。アカエリカイツブリ? と思ってから、悩んだ。
計測値でわかるかなぁ、と思って、計測して図鑑を眺めたら、2種の測定値は、大幅に重なり、どっちでもあり得る数字だった。困った。嘴の色だけで決めるのイヤだなぁ。
で、なんとなく羽根図鑑開いたら、りょうしゆさも載っていて、カンムリカイツブリの次列風切はおおむね全部白いのに、アカエリカイツブリの次列風切は外側の5枚くらいがけっこう黒っぽいらしい。念のためネットで画像を検索してみたが、それで判断して良さそう。ってことで、暫定的にアカエリカイツブリとして皮剥き。
剥き終わってから、砂と血まみれの胴体を洗ったら、胸の横側から腋腹にかけて、斑点がいっぱい見えるようになった。その感じもアカエリカイツブリを支持する気がする。
って事で、嘴、次列風切、脇腹の合わせ技で、アカエリカイツブリに決定。
●2025年4月19日 リュウキュウメジロのふしぎ

今日の午後は、ハレの国からメジロ姉さんがやってきて、奄美大島と西表島のメジロの写真を撮って、測定していかれた。その準備と見守りがおもなお仕事。
●2025年4月18日 泉佐野市もメジちゃりで

今日も熊取町観光協会でレンタサイクル借りて、ため池の鳥調査。今日は泉佐野市の調査。泉佐野市の観光協会ももちろんレンタサイクル借りれるのだけど。
・午前10時からしか借りられない。
・アシストが付いてない。
・南海の佐野駅かりんくうタウン駅にしかない。
泉南方面の観光協会を制覇したい気持ちも強いけど、どう考えても熊取町観光協会で借りた方が調査しやすい。泉佐野市は湾岸部ウロウロする人しか想定してないんだろうなぁ。
●2025年4月17日 熊取町はメジちゃりで

今日も観光協会でレンタサイクルを借りて、ため池調査。JR熊取駅の東側の高架下に熊取町観光協会があって、もちろんレンタサイクルが借りれる。熊取町はメジロ推しなので、レンタサイクルも緑色で、前にメジーナちゃんが付いてる。レンタサイクルの名前もメジちゃり。名前はさておき、午前9時から午後5時まで借りて、500円。アシスト付きで、充電量がかなり多い。借りた時点で50%ちょっとで、なんじゃこれは!と思ったが、一日使って20%ほどしか減らなかった。3段変速で、ギア比もいい感じ。サドルはちゃんと上がるので乗りやすい。かなり良い。
なぜか午前10時からと勘違いして、午前9時45分に出発。でも調査は、7時間10分で終わったのでちょうど良かった。
●2025年4月16日 大阪府のニホンアカガエルとヤマアカガエルの分布

2023年から2026年の計画で、大和川水系のいろんな生き物の分布調査のプロジェクトを推進している。20年前に同様の調査をしているので、この20年間でどのような変化があるのかないのかが、大きなテーマの一つ。で、この2月と3月は、ニホンアカガエルとヤマアカガエルの産卵場所調査に熱中していた。衝撃の事実が明らかになってきた気がする。
が、それはさておき、そういえば大阪府全体での分布はどうだったっけ? と思って、過去の標本記録や淀川水系調査プロジェクトの結果などをチェックしてみた。大筋でそういえばそうやった感じなのだけど、なんか不思議なこと、解明すべきことがあることに気づいた。

大和川より北は、淀川水系調査プロジェクトでかなり調査した。結果は簡単で、北河内の生駒山地北部から京阪奈丘陵はニホンアカガエル、千里丘陵は少ないけどニホンアカガエル、そして北摂山地はヤマアカガエルという結果だった。が、標本記録だと茨木市や池田市の北摂山地の一画でニホンアカガエルの記録がある。実物を確認してないけど、本当かなぁ。

大和川水系の南河内地域は、太子町から河内長野市北部の北西部にニホンアカガエル。富田林南部から河内長野市南部にヤマアカガエルって感じ。ただしヤマアカガエルの産卵地はあまり確認されていない。富田林市東部の嶽山辺りにはニホンアカガエルとヤマアカガエルが両方いるっぽい。

和泉地域は泉北も泉南もプロジェクト的に調査していないので、断片的な情報しかない。泉北地域は、信太山から堺南部丘陵まで、ニホンアカガエルの生息地らしい。
泉南地域は、岸和田市や貝塚市はニホンアカガエルが生息することになっている。ニホンアカガエルだけの生息地なんだな。と思ったのだけど、岬町にはニホンアカガエルとヤマアカガエルの両方がいるというサイトを見つけた。ヤマアカガエルがいるとは。これは是非確認したい。

大和川水系でも淀川水系でもアカガエル2種を調べてきたし、機会をみて和泉地域全体でも調べてみたい気がする。ただ、すでに急減が始まっている様子なので、すでに出遅れてしまったかもしれない。
●2025年4月15日 引き継ぎの仕方

今日はとある会議で、引き継ぎが話題になった。とある施設で、主力が2人も、充分な引き継ぎ無しに居なくなって、現場が大変。といった話。主力達は、引き継ぎが必要になる事態の以前から、自分で自分の担当を一人で回していたらしい。他の人はその仕事の詳細をそもそも知らなかった。一人で抱え込んでしまう、その仕事の進め方に問題があるね。でも、それに甘んじてた周りの人にも問題はあるよねー。と、その場では同調してたけど、考えてみれば他人事ではない。
顧みれば、自分も、色々な仕事を抱えて一人で担当してる。引き継いだ仕事も勝手にカスタマイズしてきたし、自分で立ち上げた仕事はそれこそ好き勝手に構築してきた。そのまんま引き継いでもらうことはそもそも想定していないけど(無理だろうし諦め)、その仕事事態は何かしら残す必要があるので、いなくなった時のためのことを考えておかないとなぁ。
で、とりあえず引き継ぎを考えないといけない案件は、博物館実習の受け入れ。前の担当から引き継いで、11年担当してる。いろいろカスタマイズしてしまってる。細かい手順がいろいろあって、引き継ぎは面倒。で、とりあえず、今年度の作業内容のログを小まめに付けることにした。次の担当は決まってるから、要所要所でログを見せよう。それでなんとかなるだろう。知らんけど。
でも、よく考えると、前の担当からまともな引き継ぎ受けてないけどなぁ。そんな前の担当はいい加減だったと思うけど、どうにかなってたので、引き継ぎなしでもどうにかなっていくんだろう。でも、少しでもいい形で続くための努力はいるんだろう。
●2025年4月14日 アシスト付きのレンタサイクルで、阪南市を走り回る

今日も観光協会でレンタサイクル借りて、ため池の鳥調査。阪南市を走り回ること7時間45分。鳥取池も含めて、38ヶ所調査した。ある程度の大きさの、自転車で近くまで行ける、そして立ち入りが制限されてない池はすべて調査できた。例によってゴルフ場の池は見れてない。山間の池には、池への道に扉が付けられてて、無断立ち入り禁止としている場所が何ヶ所かあった。基本立ち入りは断念。
阪南市の道は、海沿いに走っていて、そこから枝分かれして山手に延びる。枝から枝に動ける場所が少なく、山手に上がっては下ってを繰り返すことになる。アシスト付きの自転車でないと大変。

阪南市観光協会は、尾崎駅のすぐ西側。海側に降りた目の前の建物の2階。でも、1階は洋服屋さん、2階にネイルかなにかと観光協会。建物の駅側に観光協会の看板が出てるのだけど、ネイルか何かの看板が目立っていて、最初わからなかった。2階に上がると正面がネイルか何かのお店で、右を向いたら観光協会のドアがある。普通のドアを開ければ、普通に事務所。ちょっと入りにくいが、スタッフさんは怖くなかった。
借りられるのは、午前9時から午後5時まで。1日1000円だけど、借りる時に保証金みたいなの1000円が必要。返す時に返ってくる。
レンタサイクルは3台しかなくて、全部違う車種。一つはタイヤが小さい。一つはスポーツタイプ? 最後がママチャリ。ママチャリを借りた。アシスト付き、バッテリーはまあまあもつ。3段変速。カゴは大きめでいいけど、サドルがあまり上がらないのが、唯一の難点。

幸いなことに、阪南市観光協会のレンタサイクルは、4月11日からアシスト付きになっていた。そうでなければ、今日の調査はできなかったと思う。

●2025年4月13日 小雨のため池で繁殖する鳥調査研修

昼頃からけっこうな雨模様の予報だったけど、研修をしておかないと、調査できない人がいたらまずいので、午前日程に短縮して決行。幸いなことに昼過ぎまで、雨は時々少しぱらつく程度で、池を5つめぐって研修ができた。
簡単な調査なので、大部分の人はマニュアル見たら調査できるだろうし、雨予報ということもあって、誰も来ないかと思ってた。予想外に8人も集まった。
簡単な設定の調査なので、基本的な鳥が識別できたら誰でも参加できる調査。実際そうなのだけど、説明してみると、色々疑問点が出てくる。そうかそこ悩むかぁ。

調査は、4月から7月。
→1つの池を何度も見るのか? どのくらいの時間見るのか? 1つの池を複数回調査してもいいが、1回だけで充分。水面を一通りチェックしたらOK。ちなみに、どうしても全部は見えないい池も多いが、池の範囲のおおむね8割以上は見て欲しい。
→カイツブリの営巣などに調査のタイミングを合わせなくていいか? 4月から7月ならいつでも良い。特定の種の繁殖にタイミングを合わせようとするとキリがないし、何度も調査が必要になる。

ため池の識別のため、必ず池の中央辺りの緯度経度が欲しい。ため池の名前がわかる便利なサイトもあるけど、同じ名前も多いし、複数の名前を持つことがある。緯度経度だけだと、入力ミスを見分けられないので、可能な範囲で池の名前と、大まかな住所(番地はなくてもよい)を付けること。
→どのサイズまでの池を調査するかがけっこう問題になるらしい。大きい池は必ず、小さい池も調査していいが、小さい池を全部頑張らなくて良い。個人的には、小学校の25mプール大以上は調査することにしてる。400平方mくらいかな。
→貯木場、埋立地の水たまり、水をためた水田は対象か?と問われた。いずれも対象外。

ため池の環境を記録するため、グーグルマップでは拾えない満水時に対する水面面積の割合、護岸の割合、丈の高めの抽水植物が占める水面の割合を記録。10%刻み程度で大まかに。
→護岸とはコンクリート護岸だけか? 人工物であれば鉄板も石垣も護岸。
→護岸と水面の間に陸があっても護岸扱いか? 水鳥が利用できる陸域が護岸の手前にあれば、その範囲は護岸にカウントしない。
→ハスは抽水植物か? そうだけど基本はヨシ原っぽいのを想定しているので、ハスは別枠で。ヨシ、ガマ、キショウブなどは分けなくて良い。

水鳥はカウント、その他は種の有無を記録。記録する範囲は、原則、ため池を囲う柵や堤防以内だが、ため池に面する樹木や建物の上にいる鳥も記録する。
→周囲はどこまで記録するのか? ため池の周囲に道があったら、道よりため池側のみが原則。いわば堤防上とみなせるような範囲。
→上空通過は記録するのか? 記録する。
→鳴き声で確認した記録も含めるのか? 含める! 目視との区別は不要。

その他、カメ、コイ、気になる水草(オニバスやオオバナミズキンバイなど)も記録。ため池の特別な利用(養魚池やゴルフ場など)も記録。
→ソーラーパネルがあった場合は? 記録する。水面を覆っていた割合も欲しい。
→オニバスやオオバナミズキンバイを調べるなら、7月以降が望ましいが? それでは水鳥の調査が進まないので、あれば記録する程度で良い。

研修しておいて良かったかも。


●2025年4月12日 大和川水系調査プロジェクト 中間発表会 調査指令

2023年度に始まったので、いよいよ3年目に突入。4年計画なので折り返し地点でもある。自分が担当の調査はもちろん頑張るけど、他の班の調査にもいろいろ参加していきたい。
というわけで、2回目の中間発表会。各班から出てきた調査指令をまとめてみた。

植物班:カワヂシャとオオカワヂシャの情報募集。特定外来生物のオオカワヂシャは画像で、カワヂシャは採集推奨。本流と主な支流の情報はすでにほぼ集まったので(とくにオオカワヂシャ)、マイナー支流や水路の情報を募集とのこと。

昆虫班(非甲虫):カワトンボ類情報を募集。できれば撮影。羽根に色がついてるのは、観察記録もありっぽい。アメンボでは、エサキアメンボを探せ!って感じ。でも、アメンボ類なら、ナミアメンボでも怒らないから採ってくるようにとのこと。
昆虫班(甲虫):とりあえずガムシ類をなんでも採ってくればいいらしい。2mm内外の小さいのを探すと良いっぽい。低地の水田よりも、棚田上部の湿地がけっこう狙い目らしい。河川上流部でも珍しいのが採れてる。ついでに小さいゲンゴロウ類やヒメドロムシも集めるとのこと。

カイ班:貝ならなんでも集める。が、注目はマルタニシとオオタニシっぽい。意外とカワニナ類も採っておきたい様子(チリメンカワニナ問題があるからね)。ウスイロオカチグサとドブシジミは、私しか採ってきていないらしい。砂地多いからドブシジミもっといると思うけどなぁ。
ウオ班:魚ならなんでも採ってこいとのこと。ただし採集禁止エリア、漁法、特定外来生物もいるので要注意。採った種数と最終地点数を競わされているのだけど、油断していたらほぼ4位にランクダウン。

以下は自分の担当。情報を募集してるのは、
カエル班:ニホンアカガエルとヤマアカガエルの卵塊情報、ヒキガエル情報(卵塊、幼生、成体なんでも)、カジカガエル鳴き声情報、モリアオガエル卵塊情報。
カメ班:スッポン観察情報
ネズミ班:カヤネズミ球巣情報、ヌートリア観察情報。
トリ班:カワウ・サギ類繁殖地情報、イワツバメ・コシアカツバメ営巣地情報(奈良盆地限定。イワツバメは主だった河川の橋の調査は完了)、カワガラス観察情報。
●2025年4月11日 奈良盆地ののヌートリアの分布の変遷

奈良県ではなく奈良盆地。奈良県としたら、木津川水系には、2010年代にはすでに入って、三重県にまで広がっていたので。一方、奈良盆地、というか大和川水系の奈良県に入ったのは、知る限り2019年が最初。一番最初に見つかったのは、王寺町の大和川・葛下川合流点付近。その後もしばらくこの周辺の記録が多かった。その後、一気に竜田川沿いと佐保川沿い、そして平城宮跡まで広がった。奈良盆地南部への拡大は遅れたが、ここ数年で、低標高のエリアに分布拡大。
それまでは、毎年、数例の確認例しかなかったが、2024年は、この年の記録だけで、奈良盆地の低標高エリアに広く分布していることが分かるくらいに多くの情報が集まった。というか、毎月歩いている佐保川では、もう見かけるのも珍しくない。分布拡大のみならず、個体数も増えたということだと思う。
今後の大きな注目ポイントは、標高の高めの各河川の上流部への進出。すでに奈良盆地北部はかなり広がりきった感があるが、きっとこれから生駒市北部に広がるはず。南部では、明日香村、高取町、御所市南部への進出がいつになるか。
ちなみに同じ大和川水系でも、大阪府側の南河内エリアでは、すでにヌートリアは広がりきっている感がある。河内長野市のけっこう南部や、千早赤阪村にまで進出している。つまり、奈良盆地でも、渓流には入り込まないようだが、かなり上流部までは進出するはず。
●2025年4月10日 大和川水系の河川の冬鳥 20年前との比較

2004年度に、大和川水系の本流とおもな支流沿いを歩いて水鳥をカウントした。2024年度、再び同じ支流を同じように調査。繁殖期である5月~7月と、越冬期である12月~2月の2回ずつ調査したのだけど、20年前の繁殖期のデータを集計していないことが判明! やむなく越冬期だけを20年前の結果と比較しよう。いろいろ変化があって面白いし、意外と変わっていないことにも驚いた。

とはいえ、2024年度の繁殖期の結果をながめて言えることもある。
・20年前には奈良盆地の大和川本流でもイカルチドリが出たのだけど、今回はでなかった。
・カワガラスが記録されたのは大和川源流部と石川源流部。これは20年前と変わらないかと。
・カイツブリが大和川本流と葛下川で記録されたけど、20年前は出なかった気がする。

で、越冬期の比較。上流側の調査エリアは多少違うけど、上流部にあまり鳥はいないので、比較にさほど問題はないはず。
・カモ類では、ヒドリガモが半減以下に減少して、総個体数があまり変わっていないコガモが一番多いカモ類になった。そこそこいたオナガガモがほぼいなくなった。マガモも減ったかも。一方、20年前にはいなかったカワアイサが出現。
・クイナ類では、言わずもがなで、オオバンが激増。
・カイツブリは増えたかと思ったけど、あまり変わっていない。ハジロカイツブリは河口まで調査したから、今回出現。カンムリカイツブリは河川中流部に出るようになってる。
・シギチドリ類は、意外に変わっていない。ただ、クサシギは印象通りほぼ倍増。
・カモメ類はすべて減少。とくにユリカモメは1/3に減ったし、20年前は大和川本流でもけっこう内陸に上がってたし、東除川や石川にけっこうな個体数がいた。今回は、東除川に4羽いただけ。
・カワウの個体数はあまり変わっていない。
・サギ類では、アオサギとコサギが減って、ダイサギが増えている。大和川河口部での調査の印象と一致する。
・セキレイ類変わらず。
・カワガラスは、大和川、石川、寺川、飛鳥川のいずれも源流部で確認。20年前も他の時の記録を含めれば、分布域は同じ。

今回は河川ごとにただ個体数を集計した。めぼしいのは分布図に落とし込まないと。今回はなぜかクサシギ分布図をつくりたくなってる。イソシギと住み分けっぽいことが起きてる気がする。
●2025年4月9日 今年もミサリンで岬町を走り回る

さんぽるたは、岬町の観光案内所。町役場の眼の前だからだろうが、深日港にある。深日港駅から歩いて2分くらい。ミサリンはそこで貸してくれるレンタサイクル。去年は、イソヒヨドリを探して岬町を走り回り、今年はため池巡り。6時間15分かけて、21池をチェック。自転車で行ける池は一通り巡ったので、岬町の調査は一応終了。
借りられるのは午前9時半から。午後4時半までに返却なので、最大7時間。アシスト付き、7段変速で500円。車輪が大きいのと小さいのがあるけど、大きい方でもちょっと小さい。アシストのバッテリーがなかなか減らないので、かなり楽ちん。ただ、前カゴが小さい。そしてハンドルがとても低いので、サドルが相対的にかなり高くなる。背を伸ばして乗ろうとすると、ギリハンドルに届かない。やむなく前屈み姿勢になる。腰に悪くて辛い。そういえば昨年も辛かった。
大きめの池は、25年経っても一通り残っていたけど、小さい池は住宅地開発などなんやかんやでけっこうなくなっていた。一番の衝撃は、宇土墓古墳のカワウの繁殖コロニーがなくなっていたこと。話は聞いていたけど、もしかしたら復活してるんじゃ。と思ってたもので。岬町内のため池に新たな繁殖コロニーもなかったけど、海岸部とかにできていないだろうか?


●2025年4月8日 3ヶ月ぶりのホネ砂場

イルカ系が2匹に、ネコ系が2匹。1月くらいからちょっとずつ、ホネ砂場に設置すべき大きめの骨の処理が進み、でも設置が面倒なので、某冷蔵室に貯めていた。が、そろそろ片付けねば。ってことで、1月以来、3ヶ月ぶりにホネ砂場に行った。ホネ砂場には、厚く枯葉がたまっていた。ちょっとショック。
とはいっても、今はクジラ・イルカ系を中心にたくさん設置してある。そのカゴの上にはあまり溜まっていない。クジラのブルーシートの上のは、まあまあ放置も許容される。ってことで、地面が露出しているはずの場所の落ち葉を取り除くことから作業開始。落ち葉を取り除くと、芽吹いている草本が、まあまあ立派になってる。おもにイネ科とヤエムグラ的なもの。ワルナスビも根っこも進出していたけど、幸いまだ芽吹いてはいなかった。ということで、めぼしいのは一通り除去。
続いてホネをセット。と思ったけど、上にかぶせるカゴがない。使いすぎてる。形の違うのもかき集めて、なんとか設置完了。
昨年、回収してきたクジラのホネをチラッとチェックしたら、まあまあ仕上がってる。夏前に回収の必要がありそう。

【追記】
作業終わったら、なんか体が臭い。手を二の腕まで洗っても臭い。帰って着替えたら、臭くなくなった。パーカーかジーパンに臭いのが付いてたな。と思ったら、翌日の職場ではまた臭い。なぜ? と思ったら、臭いのはサンダルについていた。盲点ってこともないけど、気づかなかった。
●2025年4月7日 貝塚市をレンタサイクルでため池巡り

調べてみると、泉南地域はどの市町村も観光協会などにレンタサイクルがある。が、月曜日は休みだったり、アシスト付きに差し替えで今日は貸してくれない。貝塚市以南では、唯一、貝塚市だけ今日の月曜日もやってる。ってことで、今日のため池巡りは、貝塚市へ。南海貝塚駅東側の駐輪場でレンタサイクルが借りられる。510円でアシスト付きはお得。前カゴあるし、タイヤ小さいけど、3段のギアも付いてる。なにより午前6時半から午後8時まで対借りられる。どうもそれ以降に返却も可能らしい。
ということで、午前8時半から8時間40分、貝塚市を走り回って、ため池61ヶ所を巡った(ただし間違って熊取町の池を1ヶ所チェック)。山側の国道170号線(国道170号線は2本ある)より山手は断念したが、他はほぼ回ってだいたいチェックした。
段丘の上に新興住宅地ができていたエリアでは、ため池が減っていたが、他のため池は、おおむね25年前から生き残ってる。養魚池がとても多かったんだろう。今もテグスを張ってる池が多い。ただ、今も養魚池として稼働してるかはわからない。かつての養魚池で、もうテグスは張ってないけど、テグスを張るためのロープが周囲に設置されている池もけっこう多い。
昨年のイソヒヨドリ調査では、貝塚市を歩いたけど、自転車で走り回るとこんなに楽チンだったとは~。と少し賢くなった気分、これからも貝塚市での移動にはレンタサイクルを利用しよう。
●2025年4月5日 鳥の調査の室内実習2025年度1回目

午前は、公園をウロウロして、調査を念頭にした鳥の観察。からの、研究計画を立てる練習として、架空の研究計画発表。大阪府のため池で今年の4~7月にできる内容で。具体的な研究計画を求める。
午後からは、このプログラムの進め方を説明してから、論文紹介をしたり、この繁殖期に実施する予定の大阪府のため池で繁殖する鳥の調査の研究計画(といいながら、実質25年前の調査の様子を紹介)を話した後、参加者各自に、手持ちのデータを紹介してもらったり、研究計画を発表してもらったり。
という段取りを予定していた。

今日の参加者は、3組。もともと参加者数の少ない企画だけど、例年に輪をかけて少ない。その内、2組は午後からの参加だったので、午前は1組2人と散歩して話をしていただけ。
そして、3組すべて継続だったので、進め方説明は省略。その他初心者向けのコメントもすべて省略して、論文紹介して、研究計画やデータの話を順にしていった。
2組はデータの紹介を1題ずつ。残る1組は研究計画を2題。
毎年4月は新規参加者を募る。今年も募って、5組の応募があった。で、応募者には今日までに宿題が出る。
・すでにデータを持ってる人は、それを簡単にまとめて紹介できるようにしてくる。
・まだデータを持っていない人は、今年の4~7月に実施できる研究計画を具体的に立ててくる。
いずれにせよ、判らないことがあれば、気軽に質問するようにと伝達。その結果、全員参加を断念した。はっきり言った人は2組だけだったが、どうしたらいいか判らないらしい。
判らなければ、質問すればいいのに、質問せずに断念したということは、あまり意欲がなかったんだろう。鳥に興味があっても、自分で何かを解明したいと思わなければ、この企画にフィットしない。いろいろ教えてもらいたいだけなら、他の観察会などがオススメ。
例年、初めて申し込んできた人の大部分は、その後続かない。調査研究とはハードルが高いものだからか、誰かさんが厳しすぎるのか。自分でやるという意欲がなければ、仕方が無い。でも、初日くらいは参加する人が多かったんだけどなぁ。

継続の3組はそれぞれにこの企画を、活用したり、楽しんでる様子。
集団ねぐらで羽根を拾って渡りの解明するとか。とても面白い。早くまとめて欲しい。でないと話題にしにくい。
単なる隔月の探鳥会であっても、20年以上続けてると、ユリカモメやカワウなどに何かしら傾向が見えてくるよう。季節変化と年次変化をいろいろ考えられる。
愛知県東部は、関西とランドスケープも鳥の行動もずいぶん違う気がする。ICレコーダーで鳥の声の性差を調べるのはいいけど、きっと苦労しそう。コールバックでヒクイナの生息状況調査の結果は、とても楽しみ。うまく行くなら大阪府でもやってみたい。
●2025年4月4日 泉南市のため池を自転車でめぐる

25年ぶりに大阪府のため池で繁殖する鳥の調査。昨日も少し調査したけど、ため池の調査のためのお出かけは、今日が初日。25年前になかなか手が回らなかった南の方を、今回は早めに調査にいくことにした。で、調べてみると、泉南方面は市町ごとに観光協会などで、レンタサイクルを貸してくれる。25年前は歩いたから大変だったんだな。ってことで、市町単位で、レンタサイクルで順にため池巡りをすることにした。最初はなぜか泉南市。
和泉砂川駅から西に2分くらい歩いたところに泉南市観光協会がある。オープン時間を待って、そこで借りた。アシスト無しで、1日300円。お手頃価格。ちゃんとした大きさで乗りやすい。前カゴもちゃんとある。ネックは、午前10時から午後4時までってこと。今日は、走り回ること5時間50分。返却は午後3時50分とギリギリにになった。あぶなかった。
チェックしたため池は、33ヶ所。1ヶ所泉佐野市にはみ出したけど、あとは全部泉南市。ゴルフ場の中の池は調査してないし、阪和自動車道沿いから山手は断念した。他はおおむね調査できたが、和泉鳥取駅周辺の金熊寺川より西側の池は調査できなかった。ので、山手の池の調査とあわせて、もう一度調査にくる必要がある。
1時間半で11池のペースだった。ルーティンだと1時間で11池ペースなので、やはり時間がかかり気味。
33池中、3池にソーラーパネルが浮いていた。その3池にだけケリがいた。ケリはソーラーパネルが好きかも。古い地図持って行ったけど、地図に載ってる池は全部あった。ということは池のうめたては近年行われていないっぽい。そこは高評価なんだけどなぁ。1池にカワウの繁殖地があった。知る限り新発見。
●2025年4月3日 大阪府のため池で繁殖する鳥の調査の調査期間設定

今年は25年ぶりに大阪府のため池で繁殖する鳥の調査を実施する。本当は10年に1回程度実施したかったが、10年目には忘れていた。20年目にやろうと思ったら、コロナ禍最初の年に当たってしまい、とても出歩けるような状況ではなかった。やむなく25年目の正直。
25年前は、1100ヶ所以上の池を調査している。これと比較するには、今回も少なくとも1000ヶ所近い池を調べる必要がある。振り返ると、25年前の自分は、200数十ヶ所しか調査していない。とても多くの人を巻き込んだ調査になるので、巻き込む努力が必要。そして、自分でも前回以上に頑張って調査する必要があるだろう。

25年前の調査結果と比較するので、調査設定も基本的に同じ。調査期間は、4月から7月。25年前は、メインのターゲットがカルガモ、バン、カイツブリ。この3種なら繁殖期は長いし、渡りもしないし、4月以降にいたら、そこで繁殖する可能性ありとできる。が、25年も経つと、状況が変わっていた。
今日、試しにと思って、宇治川での調査の帰りに、交野市北部に立ち寄って、9池ほどを巡ってみた。やたらとオオバンがいる。山手の池にはオシドリもいた。どちらも大阪府のため池で繁殖しててもおかしくない。でも、渡りもするので、とくに4月だと冬鳥を記録している可能性がかなり高い。もしオオバンとオシドリをメインに調査するなら、少なくとも5月以降、できれば5月後半以降に調査をする必要がありそう。でも、そんなことをしたら、1000ヶ所以上の調査は難しそう。

ということで、記録されたオオバンの扱いは、後で考えることにして、とりあえず調査は4月から7月のままにする。4月中のオオバンやオシドリの記録は冬鳥扱いとかの処理がいるだろう。同時に、オオバンの繁殖については、ヒナ連れや巣の確認情報をベット集めた方が良さそう。面倒な時代になったなぁ。
●2025年4月2日 ジュニア自然史クラブ25年目突入

2001年に始まったジュニア自然史クラブ。毎年最初は、ミーティング。
●2025年4月1日 2025年3月のまとめ 今年はやっとアカガエル調査

昨年は、印刷物の編集に追われて、アカガエルの卵塊探しに出掛ける余裕がなかった。今年はやっと調査に行けた。不満は残るけど、一応一通りは調査出来たと思う。
そんな2025年3月を振り返ろう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了。奈良県3コース(1日で調査)と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスも実施。
地元公園では、カラスの巣チェックはサボり気味で、末に1回実施しただけ。月末にはカワウの集団ねぐらは調査。
大和川水系の調査は、垂仁天皇陵のカワウ・サギ類の繁殖地をチェック。そして前半にアカガエルの卵塊調査。

ホネホネ団の活動は、2日実施。大物ではトラの皮を処理。
大阪鳥類研究グループは、リモートで総会。

普及行事は、月初めに地域自然史と保全研究大会。おもにポスター発表担当。末には、子ども祭り。あとは鳥類フィールドセミナーと植物園案内動物編。ジュニア自然史クラブは、鉱物採集。

講演は、大阪鳥類研究グループでしゃべった程度。
査読は1本引き受けたけど、できてない。

標本関連では、昨年のオオカミ皮と今年のクマ皮の仕上げがまだ残っている。
昨年の皮の片付けをもできてない。冷凍室に放り込んだ鳥の仮剥製は収蔵庫に放り込んだ。隣の部屋は片付いた。

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系2冊と、SF8冊、マンガ20冊。やっとSFが読めはじめた。
完全休養日は1日。今年に入ってからも1日。
ネコは元気。衣装ケースを破ろうとするのとの闘い。闘いには敗れた。
サバイバルは、脂減らして体重は減ったけど、あれが減らない。さらに強化することに。
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