日記風覚え書き

2025年10月11月、12月
(2005年1-3月4-6月7-9月10-12月、2006年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2007年1-3月4-6月7-9月10-12月、2008年1-3月4-6月7-9月10-12月
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 2025年1-3月4-6月7-9月、10-12月)

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11月6日、7日、10日、20日、21日、27日、28日、29日、30日、
12月8日、9日、10日、11日、12日、15日は、後から補足予定。

●2025年12月31日 この一年に買った本

大晦日恒例、この一年に買った本を振り返ってみる。
以下の集計は、国内で本を現金で購入した場合に限る。海外の本を買ってクレジット決裁した場合は含まない。学会や研究会の会費を払って学会誌や会報を入手するのも含めない。

2025年に買った本は、247冊。購入金額は285,636円+税。冊数は一昨年並に増加し、購入金額は過去最高レベル。

購入した本をタイプ分けしてみると、
・自然史関連本:31冊、53,310円+税
・SF関連:67冊、123,955円+税
・ライトノベル:1冊、1,100円+税
・その他小説など:0冊、0円+税
・マンガ:147冊、107,271円+税

自然史関連本とSF関連の冊数は昨年とまったく同じ。マンガの冊数は少し増えた。

今年読んだ本の数を数えてみると。自然史関連本39冊、SF関連42冊、ライトノベル1冊、その他小説0冊、マンガ146冊(昨年から読んだマンガを記録しはじめた)。合計228冊(マンガ抜いたら82冊)。今年買った本を読んだとは限らないのだが、読破率(一年に読んだ本/買った本の割合)は、92%(マンガ抜いたら83%)。未読のSFが25冊増えた。タイプ別の読破率は、自然史関連本123%、SF関連63%、マンガ99%。自然史関連本は今年も100%超え、マンガの読破率は昨年並の90%超え。SF関連は一昨年並に復活。

総括としては、自然史は例年並みに読み、マンガは例年以上に読み、SFは昨年よりは読んだけど、未読の増加は止められていない。読めなくなる時期が時々来てしまう。
家の中を眺めると、本棚が自然史関連本2本、SF+ライトノベル5本、マンガ2本。SF+ライトノベル5本の未読の本棚1本。というのは変わらないが、床に積み上がったマンガと未読のSFが今年も増加した。

<過去のデータ>(ライトノベルとその他の本は省略)
◆購入本
・合計
 2006年:145冊、188,207円+税
 2007年:144冊、197,299円+税
 2008年:106冊、132,534円+税
 2009年:131冊、181,830円+税
 2010年:181冊、196,027円+税
 2011年:127冊、172,199円+税
 2012年:166冊、147,826円+税
 2013年:164冊、201,353円+税
 2014年:206冊、307,024円+税
 2015年:199冊、265,288円+税
 2016年:246冊、296,764円+税
 2017年:327冊、318,520円+税
 2018年:356冊、342,301円+税
 2019年:277冊、287,916円+税
 2020年:238冊、238,521円+税
 2021年:293冊、265,521円+税
 2022年:279冊、280,386円+税
 2023年:250冊、279,338円+税
 2024年:232冊、252,174円+税

・自然史関連本
 2006年:42冊、83,087円+税
 2007年:56冊、96,431円+税
 2008年:37冊、72,764円+税
 2009年:56冊、99,396円+税
 2010年:52冊、103,247円+税
 2011年:46冊、104,819円+税
 2012年:49冊、80,138円+税
 2013年:38冊、83,039円+税
 2014年:70冊、156,011円+税
 2015年:56冊、123,409円+税
 2016年:67冊、145,430円+税
 2017年:58冊、95,399円+税
 2018年:32冊、63,366円+税
 2019年:26冊、40,093円+税
 2020年:17冊、26,140円+税
 2021年:32冊、50,897円+税
 2022年:36冊、52,700円+税
 2023年:29冊、51,350円+税
 2024年:31冊、47,776円+税

・SF関連
 2006年:60冊、74,240円+税
 2007年:61冊、78,780円+税
 2008年:52冊、60,470円+税
 2009年:56冊、66,230円+税
 2010年:38冊、41,140円+税
 2011年:50冊、45,627円+税
 2012年:62冊、65,320円+税
 2013年:69冊、81,750円+税
 2014年:89冊、130,210円+税
 2015年:86冊、104,140円+税
 2016年:90冊、98,575円+税
 2017年:97冊、117,410円+税
 2018年:153冊、176,042円+税
 2019年:142冊、150,510円+税
 2020年:111冊、144,784円+税
 2021年:89冊、121,080円+税
 2022年:95冊、133,944円+税
 2023年:81冊、133,854円+税
 2024年:67冊、111,770円+税

・マンガ
 2006年:23冊、12,855円+税
 2007年: 8冊、5,095円+税
 2008年: 3冊、1,554円+税
 2009年:10冊、5,564円+税
 2010年:81冊、42,076円+税
 2011年:20冊、11,449円+税
 2012年:45冊、26,104円+税
 2013年:49冊、25,414円+税
 2014年:44冊、28,605円+税
 2015年:50冊、29,009円+税
 2016年:82冊、45,059円+税
 2017年:166冊、100,271円+税
 2018年:162冊、97,843円+税
 2019年:106冊、63,933円+税
 2020年:111冊、66,987円+税
 2021年:169冊、90,544円+税
 2022年:146冊、91,902円+税
 2023年:139冊、93,134円+税
 2024年:131冊、90,488円+税

◆読んだ本(冊数・読破率、ただしマンガ込み)
 2006年:84冊、58%
 2007年:101冊、70%
 2008年:69冊、65%
 2009年:76冊、58%
 2010年:106冊、59%
 2011年:74冊、58%
 2012年:81冊、49%
 2013年:96冊、59%
 2014年:97冊、47%
 2015年:96冊、48%
 2016年:167冊、68%
 2017年:246冊、75%
 2018年:380冊、107%
 2019年:275冊、99%
 2020年:204冊、86%
 2021年:269冊、91%
 2022年:224冊、80%
 2023年:219冊、88%
 2024年:186冊、80%
 2025年:228冊、92%
●2025年12月30日 2025年のまとめ 大和川の31年の水鳥調査データを入力しつつ、大阪府のため池を巡り、LED化工事に対応しつつ、奈良盆地のカヤネズミ球巣を探しまくった

今年の1月の予言を思い返そう。
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お出かけ系予言だけど、今年は友の会合宿が復活する。一方、3月の学会はいまだに中途半端なハイブリッド。ということで、このように予言しておこう。5月と8月に新潟県方面、おそらく佐渡島に行くであろう。そして、9月には北海道に行く。
イベント系予言としては、11月に大阪で友の会っぽいイベントがあるんじゃないかと思う。
調査系予言としては、20年ぶりに大阪府のため池で繁殖する鳥の調査がおこなわれる。さらに大和川水系でカヤネズミ、アカガエルなどの調査が展開される。
標本系予言としては、マッコウクジラのオスのホネが揃うであろう。
執筆系・出版系予言は、まず2月に貝の特別展の解説書が出版される。そして2月か3月には、大阪湾岸の水鳥調査の成果も出版される。

プライベートでは、ネコは元気、健康診断の結果は改善。あと今年は1年に100冊以上の本を読むだろう(マンガを除く)。あとは、親と会う機会が増えると予言しておこう。まあ年に2回会えば、昨年より増えてるんだけど。一緒に食事をする友だちは今年もたぶんできない。
─────────────────────────────
マッコウクジラのホネが揃わなかった以外は、おおむね予想通りの一年。
昨年よりはましだけど、本はやはり読めず。SFの積読がまた増えた。諸般の事情で何度も実家に帰った一年だった。過去30年で一番多い。予定通りネコだけが友だち。

ってことで、今日は晦日なので、今年のまとめをしておこう。
<調査>
ため池調査、大和川調査というルーティンの調査は、一年間ちゃんとクリアした。地元公園での、秋冬の果実チェックと鳥のセンサス調査を実施し、地元のカワウ塒調査も継続。春のカラスの巣調査は、かなり手を抜き気味。
外来生物調査では、ハッカチョウとヌートリアの情報収集を継続。奈良県と京都府でのハッカチョウのセンサス調査は、途中で少しコースを変えて継続中。
繁殖期には、25年ぶりの大阪府のため池で繁殖する鳥の調査。25年前の倍近い盛り上がりを見せて、データ入力が滞っている。8月には大阪府のツバメの集団ねぐらチェック。
大和川水系調査プロジェクトでは、3月にアカガエル調査。どうしてもヤマアカガエルの産卵地が見つからない。10月〜12月に奈良盆地のカヤネズミの分布調査。

<行事・展示>
次の3月からはじまる鳥展の準備に少し関わる。名古屋展を見に行った。11月からの学芸員のお仕事展に少し出品。
大阪自然史フェスティバルの代わりの友の会サミットは盛り上がった。主担当の一画なのにあまり役に立ってなかったが。
博物館実習の主担当は今年も継続。今年度が最後。
その他行事は例年通り。鳥類フィールドセミナーと鳥の調査の勉強会はなんらかの形で継続したいと思うようになった。

<サークル>
なにわホネホネ団は、予定通り実施できた。皮処理もけっこう順調。おかげで年末の作業が多い。年末には今年もユニークヴェニューなホネスマスができた。
大阪鳥類研究グループの活動も予定通り実施。3月の総会は、演者の都合でリモート実施。大阪府のため池で繁殖する鳥の調査はびっくりするくらい盛り上がった。若いみなさんが加わって下さり、みなさんのリクエストを聞きながら企画を考えるようになった。
ジュニア自然史クラブと友の会読書サークルBooksも予定通り実施。フェスティバルなかったけど、冊子も作成。
博物館友の会の活動は、会員数が昨年より減少。一昨年並に戻った。
関西自然保護機構の会員はあまり変わらず。委託調査が終わるので、今後の収支が心配。

<標本>
冷凍室で担当の物が占めるエリアは、昨年末より1テンバコ拡がった。また棚のまとまった鳥の寄贈の整理に手を付けている。
LED化工事の都合もあって、各所で放置、じゃなくって乾燥させていたホネや毛皮を冷凍燻蒸して、収蔵庫へ収めた。
昨年2月に設置したマッコウクジラ前半をホネ砂場から回収して、水漬けへ。下顎は大きすぎるので、雨ざらし。マッコウクジラ後半に向けて、ホネ砂場を空にした。

<原稿>
某大阪支部の会報(隔月刊)への連載は継続中。
大阪湾の水鳥の自然史研究は、2月に無事刊行。次は播磨灘。
まっとうな論文は今年も書けず。

<その他>
・堺市と大阪府のレッドリストの改訂が始まった。堺市の方が予算があって楽ちん。大阪府はいったいなんなん。
・学会大会は、日本鳥学会大会に参加して発表した。知り合いとしか話してない気もするけど。
・弁当づくりは継続中。
・ネコは大きくなった。避妊したメスで5kg超えは大きい気がする。
・今年も本が読めなかった。SFが読めない。どんどん溜まっていく。
・ダイエットと通いは継続中。ダイエットの効果がびっくりするほど出てて、10kg程度痩せた。痩せた?と問われることがある。とりあえず自慢してみる。
・今年の完全休養日は6日。うち1日は休めてないけど。来年もそんな完全休養日が増えそう。

<今年の漢字:減>
・大和川の30年にわたる水鳥調査の結果を入力してグラフ化したけど、カワウやオオバンのように増えた種もいるものの、カモメ類、サギ類、カモ類と主力グループの多くの種が減少傾向にあるのは確か。これは大和川に限らないだろうけど。
・大阪府のため池を25年ぶりにあちこち巡ったけど、ため池は減りまくっている。大きな池が現在進行形で減ってることも多い。
・20年ぶりに大和川水系のアカガエル調査をしてる。河内長野市のニホンアカガエル産卵地が激減し、馬見丘陵では絶滅したらしい。ヤマアカガエルにおいては、産卵地を1ヶ所も確認出来ず。かつていっぱい産卵場所があった奈良盆地東部で探しまくったのに。
・秋〜冬には奈良盆地のカヤネズミの球巣調査。まだ広く分布はしているが、かつて見つかった放棄田が、セイタカアワダチソウやクズに占められて、カヤネズミの生息に適さなくなっている場所が多い。
・家族は増えず、減る一方。


●2025年12月29日 2025年12月のまとめ クジラの発掘は延期になって、入退院対応

本当は今頃は、埋立地のマッコウクジラを運び終わってるはずだったのに、先方都合で延期。なんかすっきりしない。館内のLED化工事は、展示室に突入。展示室を順番に閉室して工事が進む。早めに作業ができないので、休室の前日夜に作業することになる。第3展示室の頭骨と卵を出して、工事終わったから戻した。ギャラリーのアカウミガメ出して、まだ工事終わってないらしいのでそのまま。年明けは地域自然誌展示室の工事が始まるので、昨日、カモと外来生物と、哺乳類・鳥類・両生爬虫類を出した。他の面々と同じく、展示室のあちこちに標本を並べてみた。不思議な感じ。今日は、ミュージアムショップの商品や什器の撤収を少しお手伝い。
2025年全体のまとめは明日するとして、今日はそんな2025年12月を振り返っておこう。まだ2日残ってるけど。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了。奈良県1コース(と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスも実施。
地元公園では、鳥のセンサス調査と果実チェックをぼちぼち継続。カワウの集団ねぐらの調査も実施。
大和川水系の調査は、カヤネズミ球巣調査。クジラの発掘が入る予定で空けてあった週に集中的に6回出かけた。奈良盆地の南部2回、東部3回、矢田丘陵東部を1回。

なにわホネホネ団の活動は、4日実施。
大阪鳥類研究グループは、ミヤマガラスのねぐら入りを観察に行った。期待のコクマルガラスも登場。
読書サークルの会合。

行事は、ジュニア自然史クラブは琵琶湖北西岸で鳥の観察会。植物の植物園案内で鳥スペシャル。同じ日に特別展でギャラリートーク。

講演は、なし。
原稿は書けてないけど、自然史研究の仕様書を作成した。
査読は、先月返したのが戻ってきたので、もう一度打ち返した。

標本関連では、なにわホネホネ団の作業の他に、年末恒例、なめし液につけてあった皮27枚のなめし作業に取りかかった。

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系7冊と、SF0冊、マンガ14冊。
完全休養日1日(父の入院対応だけど。その後8日で予定通り退院)。今年に入ってから6日。
ネコは元気。帰ると布団に入れとうるさい。布団に座ると、掛け布団の上に乗ってきて、毛繕い。時々こっちを見て目を合わせてくる。なでてあげると、また毛繕い。
サバイバルは、5時間前後間隔での1日4食のパターン継続。
●2025年12月28日 年末恒例仕事収まらず2025

今年も世に言うところの仕事納めの日がやってきた。と思ったが、今日は日曜日。多数派の仕事納めは、すでに2日前に終わってるらしい。でもまあ、土日も仕事って人は今日が仕事納めのはず。年内にすべき仕事は、今日の夕方時点ですべてこなされているはずの日である。今年は忘年会にも、ホネスマスには参加。おかげで仕事が捗らない。
2週間ほど前に決めた今年の目標が、どの程度クリアされたか、という恒例の確認する。この年末は、達成不能と分かってる目標が多かった。そして、今年もやってきたプライベート案件。ただ少し予測可能だったので目標に入れてみた。

調査系:5つの内すでに3つをクリア。残る2つも年内に終了予定。
標本整理系:1つあげて、進行中。これは年を越すのが例年のパターン。
データ整理系:2つあげて、どちらもできてない。というか一年かけるレベルの量。

原稿系:2つあげたけど、まったく手も付けていない。少なくとも片方は年内に終わらせたい。
サイト系:4つあげて、1つクリア。例年並み。
展示系:2つあげて、両方クリア。
編集系:2つ。全然できてない。片方は最優先課題ではある。
校閲系:1つ。クリア。

講演系と行事系:すでに終わってた。
サークル系:2つあって、2つとも終わった。
雑用系(仕事):2つあげて、1つ残ってる。なんとかなる。
雑用系(個人):3つあげて、1つ残ってる。なんとかなる。

というわけで、仕事納めに必要な26項目の内、すでに12項目クリア。達成率50%近い。達成率は昨年より低いけど、達成項目は昨年より高い。今年中にあと4項目はクリアできる。さらに1〜2項目クリアしたいところ。

【2025年12月31日の追記】
調査系の残り2つと、雑用系2つを予定通りクリア。さらに原稿を1本書いた。でもそこまで。9つ残して年越し。達成率65%。
●2025年12月27日 2025年末の皮なめし作業 &冷凍室の状況

年末年始の部屋を広く占領できる間に、皮を広げて干して、なめし作業をする。というわけで、年末年始頃に処理した皮は、一年近くなめし液に浸かっていたりする。長らく放置してあったのの内、テンバコ+フタ、バケツ+フタは水面にカビの膜。でも、トスロンはカビが生えなかった。ようやく正解が分かった。
昨日の夕方から6時間半かかって、なめし液から皮を出して、洗って、新聞紙の上に広げた。カビ対策が数枚、追加の肉取り2枚。
今回出したのは、食肉類21枚、偶蹄類3枚、奇蹄類1枚、齧歯類1枚、有袋類1枚の合計27枚。食肉類の内訳は、イタチ科14枚(テン9枚、イタチ5枚)、ネコ科2枚、ハイエナ科1枚、イヌ科2枚、レッサーパンダ科1枚、アシカ科1枚。大物はネコ、ハイエナ、イヌ、シカ、ウマの5枚。とくにウマが大きい。面白いことにタヌキを全然やってない。

2020年は31枚(食肉類22枚、偶蹄類2枚、齧歯類6枚、ハイラックス1枚)、
2021年は9枚(偶蹄類4枚、食肉類4枚、走鳥類1枚)、
2022年は5枚(偶蹄類1枚、食肉類3枚、有袋類1枚)、
2023年は19.5枚(偶蹄類4.5枚、食肉類12枚、齧歯類2枚、岩狸類1枚)、
2024年は13枚(偶蹄類1枚、食肉類12枚)
今年は2020年に匹敵するほど頑張った。

そして気になるのは、冷凍室の状況。
といっても、1月にLED化工事があるから、11月終わりにかなり片付けた。そして12月にも処理を進めた。工事までにもう少し片付くかな?
ちなみにこの年末も床に1.5mほどのイルカが床に置いてある。もはや年中行事。

まずは2025年末の床の状況を記録しておこう(棚は満杯である)。LED化工事に向けて、中央の通路を奥まで空けて、左右に積み上げるという異例の配置になっている。ちなみに1テンバコは、おおよそ40cm×60cmの床面積を指す単位である。
<中央と右手は哺乳類>
・哺乳類の皮6テンバコ
・中型哺乳類の死体+肉取り待ち1テンバコ
<左手は鳥類+少し哺乳類>
・左手奥に動物園の鳥死体3テンバコ
・その手前に奄美大島の鳥など1テンバコ
・さらに手前に中型哺乳類の死体0.5テンバコ
<入口右側はその他の生物群>
・奥に昆虫と植物1テンバコ
・手前に魚1テンバコ
合計13.5テンバコ。

床全体だと21テンバコほどのスペースがあるので、現在、手前に7テンバコほどの空きスペースがある。床の約1/3が空いている。2024年末とほぼ同じだけど、LED化工事に向けて積み上げていない部分があるので、積み上げれば合計13テンバコになって、昨年末よりは1テンバコ片付いたかも。

課題は、あまり変わらず。
・哺乳類は、皮の処理。引き続き大物処理を進める。オオカミとヒツジが多め。あとは個人的興味でテンを優先的に。
・鳥類は、動物病院などからまとまってきた箱入りの処理を進めている。引き続きこの方針で、棚に入っているのを片付けて、床置きを吸収していきたい。
・最終年なので、食品、実習用を片付けたい。
●2025年12月26日 父の退院

先週入院した父が、今日退院。緊急入院ではあったが、入院翌日に、比較的簡単な処置をするだけ。経過観察と、生活指導があるから8泊9日の入院になった。
入院の時は、いっぱい書類を書いたが、退院は支払い済ませて、忘れ物ないか確認するだけの簡単な仕事だった。
支払いしないと退院できない。正確にいくらになるかよく分からない。資料を見る限り、なんだかんだで1日1万円、プラス処置費用と薬代。あとなんかあるかなぁ。と、20万円ほど持っていったら、予想通りの10数万円にだった。
ちなみに支払い済ませて退院なのだけど、病室では支払いを確認されなかったので、退院時点では踏み倒しが可能。個人情報完全に把握されてるから、逃げ切れないけど。

入院中、テレビはホテルと同じようにカード式。一々患者が買いに行くのは大変なので、多めに買っておいた。結局、あまり使わなかったらしく余りまくり。精算機で返金してくれるのだけど、全部100円玉で帰ってきた。一気に40枚渡されて、財布がパンパン。
病院に来る時、タクシーの配車の手配に手間取ったが、病院にタクシー呼び出しの無料電話があって便利。来る時は電話がつながりもしなかったタクシー会社に、すぐつながって、すぐ配車してくれた。優先的に対応してくれるっぽい。

そう言えば、明日は一周忌。家で迎えられて、良かったんだろう。
●2025年12月25日 砂場の状況&裏で浸かる・さらされるホネ

当初予定では、今頃はホネ砂場にデッカイマッコウクジラの後半を回収してきて設置しているはずだった。頭骨、頸椎〜腰椎、右肋骨、右前肢が並んでるはずだった。9月からそれに向けて、ホネ砂場に設置していたものの回収を進めてきた。11月中には、1年半ほど前に持ち帰った下顎骨や尾椎などを回収した。ホネ砂場には何もない、が、マッコウクジラ後半回収が年明けにずれた…。と言う訳で、今年の年越しのホネ砂場は空の状態勢い。未だかつてない事態。ただ、前半で回収してきた尾ビレは、腐りきらずに残ってるけど。
ちなみに、ホネを回収したに留まらず、落ち葉を除去したし、ワルナスビの根っこもできるだけ抜いた。ワルナスビの根の太い幹線は、抜ききれなくって、引っ張り出せるだけ出してあった。さらに、今月に入って、裏の草刈りの時には、ホネ砂場の周囲の木の枝もできるだけ切った。これで大物を吊って搬入するのもやりやすいだろう。

一方、この年末も裏のけっこうな範囲に物が、というか水の入ったタンク・水槽・テンバコ的なものが並んでる。
昨年入手したでっかいタンク3つの内、2つにはマッコウクジラの肋骨。大きなタンク1つにマッコウクジラの寛骨、舌骨、胸骨、V字骨、尾椎など。下顎骨は付けられないので、雨にさらされている。
相変わらず、大きなタンク2つに、小物哺乳類のホネを浸けていいる。水漬けしていた大きめのホネは、けっこう水洗いが終わってるけど、この冬の実習用の2体(ジャガーとハイエナ)が1つのテンバコに入ってる。

この冬はLED化工事が入っていて、干していたニタリクジラ椎骨をどけろと言われ、やむを得ず外に並べてブルーシートがかけてある。これはすでにホネになってるので、片付ける場所を考えねば。
●2025年12月24日 チビナガヒラタムシの不思議な生活

今日、その話を聞いた。なんでもごく少数の採集例しかない、とてもレアな甲虫とされていたんだそうな。でも、ふとしたキッカケで採集の仕方が分かって、調べてみたら少なくとも関西のあちこちにいた。それも普通に市街地の公園に。って話。でも、一番不思議なのはそこではなかった。
成虫の大きさが2mm程度。とても小さい。その生活史が意味不明過ぎて驚いた。

とある文献に載っている図を元に生活史を説明してもらった。まず二爪幼虫スタート。それがタマムシ形幼虫になって、ここから道が2つに分かれる。
ごく少数は、サナギになって羽化してメス成虫になる。一方、大部分は幼形成塾する。幼形成熟したら、選択肢が2つあって、卵を産むか、胎生で幼虫を産むか。産まれた卵からはゾウムシ形幼虫が出てきて、オス成虫になる。ちなみにゾウムシ形幼虫は、手近のお母さんだけを食べて育つ。胎生で幼虫を産む場合、産まれるのはメスで、幼虫はお母さんを喰って産まれてくる。幼形成熟したら子どもに喰われる未来しかない。
で、その資料では、メス成虫とオス成虫が交尾して産卵。とあるのだけど、その後の研究では、この成虫は不妊なのではないかと言われているとか。それじゃあ、なんのための成虫?

と言う訳で、この甲虫のおもな増殖方法は、幼形成熟からの単為生殖。動かず、食べ物が多い場所で、ガンガン増えるのが得意そう。分散モードを隠し持ってる気もするけど、どうなんだろう?
無翅ってことになるので、あまり分散力は高くない。かと思いきや、材の中にいるので、材の移動とともにけっこう分散している様子。とくに人為的分散がかなり起こってるらしい。ということで、外来生物になりやすい。ってゆうか、そもそもどこが原産地か確定してないっぽい。
話を聞いた限りでは、北米ではなく、日本あるいは東アジアのどこかが原産地なんじゃないかなぁ。寄主特異性の高い寄生蜂がいるんだし。
●2025年12月23日 地元のカワウの集団ねぐら

今年最後の地元のカワウの集団ねぐら調査。先月はそうでもなかったが、今月は日没過ぎまでダラダラと帰還個体がいた。いつになく出て行く個体もいた。北西方面に飛び去る傾向があった。以前はどうだったっけ?

地元のカワウの集団ねぐらの調査は、2022年8月から月1回ペースで続けている。毎年8-9月頃に個体数が一番少なくなり、繁殖期が始まる頃から増えて、5-6月頃にピークといった感じだろうか。
ピーク時の個体数は、最初は100羽弱だったのが、昨年は150羽程度、今年は約200羽に増加傾向。
で、今日は116羽。12月の100羽超えは初めて。年々増加していってるのかもしれない。どこかで抑制策を考えることになるのかも。

ちなみに昨年の12月の調査結果を見ると、昨年も日没時刻までダラダラと帰還個体がいた様子。暗くなってから塒入りする個体が多めの季節らしい。ただ、昨年は出て行く個体はいなかった。今日はなんで、けっこう出て行く個体がいたのかなぁ。


●2025年12月22日 今年のダイエット

昨年10月終わりから、ダイエット始めてみた。今年の成果を振り返ってみよう。

体重の変化は、
 2024年10月29日 63.7kg
 2025年1月20日 60.2kg
と言った感じだったのが、
 2025年12月22日 55.2kg
大雑把に1年で9kgくらい減量した。最初の半年は一月に1kgずつ減少していたのが、5月くらいから減少スピードが緩み57kg位で平衡状態に達していた。かと思ったら、この1ヶ月で2kg減った。
ちなみにジーパンにTシャツで測ってるので、変化量はさておき、実際の体重はもう少し軽い。
 2025年10月20日 57.2kg(Tシャツ・ジーパンのままで測った数字)
 2025年10月23日 53.8kg(服の重さを抜いた数字)
服の重さは3kgちょっとあるらしい。

大学生の頃の体重は、ずーっと54kgだった。Tシャツ・ジーパンで測定するなら57kg台になる。体重がほぼ平衡状態になった辺りが、ちょうどその数字。それがベスト体重っぽい。
となると、この1ヶ月で2kg減ったは何か問題がある気がする。むしろ体重を少し増やしたい。が、元の食生活に戻したら、リバウンドするのかな? ここからどうコントロールするか悩ましい。
●2025年12月21日 冷凍室の鳥の死体処理状況 2025年末の状況と来年の予定

昨年10-11月に冷凍室の改修があって、冷凍室に何が入っているかの最新状況を把握できた。で、この機会に頑張って鳥の死体の処理を進めることにした。冷凍室には、
・動物園からもらった鳥の死体
・海鳥の死体(おもに腐ったのが残っている)
が多くの場所を閉めている。大物はもっぱら冷凍室に入れるのだけど(小鳥はストッカーに入れることが多い)、単発の大きいのは割とすぐに処理するので、単発の大物でいっぱいあるのは、ハト類くらい。処理が難しいので後回しになりがち(ウサギと一緒)。その他に、まとめて寄贈してもらったのも入ってる。

まとめて寄贈されると、とくに大きな箱がいくつもやって来ると、受入を含めた処理が面倒で後回しにしがち。。なぜか腐り気味で持ち込まれるパターンもあって、もちろん後回しになる。
<大きな箱が一杯>
・南半球の海鳥7箱
・西表島の鳥13箱
<腐り気味>
・三重県の海鳥2箱
・滋賀県T町の鳥4箱
・貝塚市の主に海鳥2箱
・泉佐野市の公園の鳥1箱
・香川県S高校の鳥1箱
・埼玉県Kのミュージアム1箱

今年はそれ以外のなぜか放置してきた以下の3つのまとまりを処理した。というか全部は剥き終わってないけど、受入を行い、よさげなのと大物を中心に大部分を処理した。まあ目処が立ったというところ。
・Y動物病院からの鳥2箱
・愛媛県のKクリニックからの鳥5箱
・千早赤坂村のCミュージアムの鳥2箱
このように少し処理が進んだけど、2025年夏に奄美大島から3箱やってきた。2026年にはさらにくるような気配。

来年は、埼玉県と香川県と泉佐野市に、この順で手を付けようかと思う。
●2025年12月20日 読書サークル 第141回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。
昨日の会合で出た本についての意見を記録。

今回の課題本は8冊。前回以前からの繰り越しは1冊で、9冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「ツキノワグマのすべて」
(紹介文6つ、平均★数は3.2)
 写真が美しく、ツキノワグマのさまざまな側面と捉えていると、写真集としても評価が高い。さらに研究者が関わっているらしく、糞、爪跡、背かきなど、マニアックな画像集も評判がいい。それでいて、最後のQ&Aは勉強になる。コンパクトに盛り沢山と編集の評価も高かった。その割に星の数が少ないのが不思議。

●「アゲハ蝶の白地図」
(紹介文4つ、平均★数は3.0)
 アマチュア研究者として成果を上げてること、変わった紀行文としての文章の評価が高かった。が、とくに1960-1970年代の他のアジアの人々への尊大な態度や下に見る発言が気分が悪いという声もあった。また海外で根こそぎ採集し、採集禁止の場所でも採集するという、採集倫理のなさに、現在の目からは軽侮の念しか湧かない。という声も複数。何を重視するかで評価が割れた。

●「みずたまりと いきもの」
(紹介文2つ、平均★数は3.0)
 変わった絵だと思った人が多かった。そして切り絵と知ると驚く。切り絵でここまで表現することを評価する声と、普通のイラストで良かったという声があった。森の中の水たまりだけで良かったという声と、最後に身近な市街地の水たまりを登場させたことを評価する声があった。意見は割れたが、なぜか評価は同じ。

●「歩くサナギ、うんちの繭」
(紹介文4つ、平均★数は3.0)
 前半の一般論を評価した人は少なかった。そこで挫折した人もいた。後半のいろんなサナギの話は、それなりに読めるし、勉強にもなる。という声がある割にはあまり評価は高く無さそうだった。

●「もしもハチがいなくなったら?」
(紹介文5つ、平均★数は3.4)
 少し生き物を知っている人なら、大部分知ってることしか書かれていない。それを不満を持った人と、普及書としてはそれで良しとする人がいて、評価が分かれた。

●「土と生命の46億年史」
(紹介文4つ、平均★数は3.4)
 土と生命の歴史の壮大なストーリーを楽しんだ人もいたが、予備知識がないと難しい内容という意見が複数。我田引水が多いので、SFとしては面白いが、普及書としてはいかがなものかという意見もあった。とても面白いのだが、この内容が真実と鵜呑みにはしない方がいいだろうということになった。
 生命の起源に粘土が関わっているという話から始まるが、現在の学説では、生命の誕生時に、粘土はさほど多くないという考えが一般的という指摘があった。

●「忙しい人のための美術館の歩き方」
(紹介文2つ、平均★数は2.5)
 博物館学ではあるが、自然史科学とは縁がないという結論。自然史博物館と美術館では違う点が多かった。美術鑑賞でメモをとって、発信を目的にすることがオススメされている。そのメリットは自然史分野でも同じという指摘があった。本の紹介文を作成するのは同じ事。

●「となりのクリハラリス」
(紹介文4つ、平均★数は3.5)
 クリハラリスをはじめリスについていろんなことが分かる。と評価は高かった。普及書としてすぐれているので、むしろもっと一般に手に取りやすい値段と出版社から出したら良かったという声複数。

●「哺乳類の興隆史」
(紹介文4つ、平均★数は3.0)
 化石哺乳類の名前は覚えにくいが、内容はとても面白く、とても読みやすい。と、読んだ人の評判は高かった。読んだ人それぞれがお気に入りのパートを選べる。唯一の問題は、本がとても分厚いこと。
●2025年12月19日 今年の目標2025

いよいよ今年も残り2週間。ということは、今年の目標を立てるタイミング。今年も、昨年、一昨年と同じく編集作業という大物が残ってる。他にもいろいろ残ってる。年明けに日程が組まれ、手配も終わってるので、年内予定には入れないが、埋立地のクジラ発掘というのが残っている。

【調査系】ハッカチョウセンサス以外、全部残ってる。奈良盆地のカヤネズミ球巣探しはあと2回行くけど、年内は断念。
・ため池の水鳥調査
・大和川の水鳥調査
・公園の鳥のセンサスと果実のチェック
・公園のカワウのねぐら調査
・鳥類標識調査(年末恒例)
【標本整理系】なにわホネホネ団の活動が4日もある以外は恒例、
・なめし液に入ってるのを乾かす。今回はちょっと多いかも。
【データ整理系】
・大阪府のため池で繁殖する鳥の調査データ入力(せめてKさんの分だけでも)
・長居植物園の鳥のセンサス調査データ入力

【原稿執筆関係】
・F書店の絵本の解説
・50周年本の原稿

【HP系】
・最近見た鳥の完成(2月〜6月に書き切れてないのがある)
・日記の完成(5月〜12月に書き切れてないのがある)
・読んだ本の紹介文(今年の書けてないSFをなんとかしたい)
・読書サークルのサイト
【展示系】LED化工事への対応が残っている。
・ギャラリーのアカウミガメをケースから出す。
・地域自然史展示室の標本をケースから出す。
【編集系】
・自然史研究のテキスト書いて、図表作成、割り付け。
・標本の作り方本の目次案と執筆要領。
【校閲系】なし

【講演系】なし
【行事系】この前の日曜日ですべて終わった。
【サークル系】
・なにわホネホネ団の活動日が4日残ってる。
・読書サークルの会合。

【雑用系】
・いろいろ本の在庫調べ
・学会の来年度会費の支払い
・家賃の支払い
・年越しそばと雑煮の準備
・父の退院対応

目標が25で、昨年より6つも多い。多すぎる。最優先は編集系、LED化工事対応、皮なめし。最後のは年明けからかと思ってたのに。

【追記】
某会誌の再査読が追加された。目標26で、昨年より6つ増。
●2025年12月18日 父の入院

今日は早起きして、実家に戻って、父を病院に連れて行くミッション。タクシー呼んで、病院へ。検査して、結果次第では緊急入院があるかも、いやたぶん入院と聞いていた。案の定、入院になった。
予約が入ってたはずだけど、並んで受付。その後、診察→検査→検査→診察→検査→検査→診察。最初の検査2つで、入院することになって、入院時の対応を決めるための検査をしてから手続き。って流れ。
入院して行う処置を、担当医から聞いて、看護師さんからも聞く。入院時に必要な情報の書類を書いて、処置に関連したヒアリングを受けて、入院手続きの説明を受けて、入院申込書を書いて、入院時に必要な日用品などレンタルの申込書を書く。病室に移って、担当看護師さんから説明受けて、入院時の具体的な説明。
手続きに入るまでは、病院をウロウロ2周して、各所で待ち時間。手続きに入ってからは色んな人から説明受けて、沢山の書類を書いた。検査2時間半、入院手配に2時間って感じ。
その後、入院時に必要な物を取りに帰って届けるのに1時間半。丸一日、ほとんど何にもしてないけど疲れた。

ちなみに、寝巻き、下着、タオル、歯磨きセットなどは有料の貸し出しセットがあるから、それを使うことに。取りに帰ったのは、薬、携帯の充電器、本。自分が入院する時の参考にしよう。
入院手続きは、全体的に家族の存在が前提のシステムになってる。自分が入院する場合で考えると、家族がいないので、全部自分でする必要があるんだけど。天涯孤独だと保証人はどうするんだろう。緊急時連絡先もないし、入院するのは難しそう。
●2025年12月17日 大阪府のレッドリスト改訂 両生類と爬虫類の場合

哺乳類分科会に続き、今日は両生類と爬虫類のレッドリスト改訂の分科会。各種について、あらかじめ記入してきた個体数、その増減、今後の生息環境の増減の見込み、といった内容を擦り合わせる。その結果に基づいて希少性判定。
例によって、きちんとした数値データは哺乳類以上にないので、委員それぞれの経験に基づいた主観を出し合って、何かしらの根拠に絡めて、妥協点を探す感じ。今回は、他の委員が過去10数年くらいのトレンドで話してるのに対して、先輩のこちとらは25年前くらいの状況と比較しているようで、比較年代が少しずれているかもという懸念があった。でもまあ、評価結果がそんなに違う訳ではない。そして、今回の委員以外にヒアリングが必要な相手がないので、これでほぼ決定かなぁ、という感じ。タワヤモリだけはもっと詳しい方がいるけど、タワヤモリの評価はヒアリングなくても決まってるし。あとは、最近分割された種の生息状況調査が来年度からあるらしいので、その結果待ちかも。
おもに議論したポイントは以下の3点。

・小型サンショウウオ類やアカガエル類へのアライグマの捕食、及び林の乾燥や渇水の影響。捕食の影響評価は難しいが、減少原因の一つだろうという議論。沢の渇水はヒダサンショウウオに、林内の乾燥はヤマアカガエルなどに影響がありそう。いずれも希少性評価は高くなる。

・大阪府ではまだ確認されていないが、オオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオ、ニホンスッポンとチュウゴクスッポンの交雑の可能性を考える必要がありそう。

・大阪府に(交雑個体群ではない)ニホンアマガエルが生息しているかは、現時点では不確実。今後の調査の結果を待つ。


両生類は産卵場所数・産卵数、爬虫類は遭遇頻度での評価になりがち。とくに爬虫類は、今後の改訂にいかすためのモニタリング地点の設定はできないかとの問題提起があった。両生類では、なぜか委員全員が、あまりツチガエルの生息状況に興味を持っていないことが判明。今後意識的に見ていくことになった。
●2025年12月16日 大阪府のレッドリスト改訂 哺乳類の場合

哺乳類のレッドリスト改訂の分科会の会議があった。種数が少ないので、各種について、あらかじめ記入してきた個体数、その増減、今後の生息環境の増減の見込み、といった内容を擦り合わせる。その結果に基づいて希少性判定。
正直、きちんとした数値データは大部分ないので、委員それぞれの経験に基づいた主観を出し合って、何かしらの根拠に絡めて、妥協点を探す感じ。といっても大筋でそんなに意見が違う訳ではない。でも、得意な種群は少しずつ違う。委員だけで判断できない場合は、判断できる人にヒアリングという流れになる。
おもに議論したポイントは以下の3点。

・比較的過去に記録があるが、近年の記録がまったくない種の扱い
古くはヤマコウモリ、スミスネズミ、カワネズミ、比較的近年だとヒナコウモリ。ヒナコウモリでも20年は経ってるけど。もしもう生息していないなら絶滅扱いも視野に入る。判断が難しい。とりあえず情報不足扱いだろうか。カワネズミは調査してみたいが、スキル、労力、資金が足りない。

・この10数年ほどの間に初めて記録されたが、生息状況が判らない種の扱い
ミズラモグラ、アズマモグラ、モモジロコウモリ、コテングコウモリ。近年まで記録がないのだから、個体数はごく少数だろう。でもきっと昔からいたんだろう。つまり低め安定で個体数が維持されてきたんじゃないかなぁ。

・レッドリスト種だったが、ここ数年で明らかに増加した種の扱い
キツネとアナグマ。どちらも市街地に進出、山手の分布が拡大あるいは密度増加。希少性ランクは下がるのは間違いないが、一気に何ランクも下げるか、今回は少し様子見するかが悩みどころ。

その他議論になった種は、
・ニホンジネズミは、情報が少ないのだが、さほど希少性は高くない印象がある。比較的死体が拾われるので、標本調査を行う。
・ニホンノウサギが減少している可能性がある。棚田の放棄などによる草地の減少、シカの増加による林床の植生の減少などの影響が考えられる。カメラトラップのデータで検証。
・クマとニホンカモシカの定着の可能性。

まだ検討課題は残っているが、大筋でレッドリスト改訂は決着した気がする。新たに加わった種は、おおむね絶滅危惧II類辺りに評価されそう。ランクが下がりそうなのはキツネとアナグマ。ランクが上がるかもな種はノウサギ。
●2025年12月15日 カヤネズミの球巣探し 第14弾 矢田丘陵東側から北側

北側はほぼ探す場所がなかった。
●2025年12月14日 中高生と琵琶湖と冬鳥観察

天気予報では、今日、日曜日だけ雨模様。雨天中止かなぁ、と思ったいたら、前日になって朝までで雨があがる予報になった。雨上がりの鳥見はどうかな、足もとぐちゃぐちゃかも、風が強くなるらしい。といろいろ懸念はあるけど、どうも楽しみにしているメンバーがいるようなので、実施を決断した。重たいけど、望遠鏡と、貸し出し用の双眼鏡、ついでに水鳥図鑑をカバンに詰めて。

集合場所につくと、意外と参加者が多い。鳥好きがこんなに多い訳ないと思うけど、みんな何しに来たんだろう? その懸念はある程度は当たってた。湖岸で貝拾ったり、引っ付き虫投げ合ったり、雪期待できたのに雪がない!と言ってたり。でも、まあまあ鳥を見る参加者もいた。と言う訳で、少なくとも午前中は、割と鳥の説明モード。
近江今津駅からまっすぐ湖岸に出た。竹生島に行く船は今日は欠航らしい。その桟橋周辺から湖岸沿いを歩きながら水鳥を見る。ホシハジロ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、カルガモが多い。それの説明から入る超初心者向けモード。少し歩くと、遠目にコハクチョウが見えた。今日は近くにいるし、個体数も多い。ラッキー。
と言う訳で、あっさり公約を果たし、コハクチョウを眼の前に昼食。カワアイサ、スズガモ、ホオジロガモなどが見つかる。まあまあ鳥を見てくれてる。

午後から水鳥観察センター方面へ。と思ったら、本日最初の想定外。小川を渡る橋が落ちてる! 少し戻って車道に出ようかと思ったけど、強気な奴が飛んで渡れる、と主張するので渡ってみた。それから引っ付き虫を避けつつ、水鳥観察センターを素通りして、湖岸道路を針江方面へ。
チュウヒやノスリを期待したけどでない。でも、アカゲラがいたし、トビらしき巣も見た。針江のところからバイカモの方面へ。途中の農耕地で予定通りタゲリ出現。一番に見つけるつもりが先に見つけられて、少し悔しい。代わりにノスリはこっちが先に見つけた。
季節外れのバイカモは影も形もなし。水路をたどりながら新旭駅へ。電車の待ち時間がけっこうあったので、駅前スーパーでお土産を買おう!とみんなを引き連れていったら、本日2回目の想定外。スーパーが閉店していた。がーん。でも、駅前の物産センターでそれなりにお土産を買えた。
このコースで過去に一番盛り上がったのは、雪が積もった2月の時。今日は、雪はなかったけど、楽しんでもらえただろうか。
●2025年12月12日 カヤネズミの球巣探し 第13弾 奈良盆地の東側 その3

天理市東部の大和川水系部分と、桜井市北部山中の初瀬川沿い以外をウロウロした。
●2025年12月11日 カヤネズミの球巣探し 第12弾 奈良盆地の東側 その2

山の辺の道を天理市から奈良市まで歩いた。
●2025年12月10日 カヤネズミの球巣探し 第11弾 奈良盆地の東側 その1

少し天理市最南部もチェックしたけど、主に桜井市北部を調査。ただし初瀬川沿いを除く。昨年チェックしたからね。
●2025年12月9日 カヤネズミの球巣探し 第10弾 奈良盆地南辺編 その4

桜井市まで来たので、一応南端のラインは完了。吉隠川も行きたかったが。それは奈良盆地東側編にて。
●2025年12月8日 カヤネズミの球巣探し 第9弾 奈良盆地南辺編 その3

今日は、高取町東部と明日香村北部。ほぼこの2町村は終わったので、次は桜井市。南辺編も終盤。
●2025年12月7日 大阪府唯一のミヤマガラス観察ポイント

昼間の大阪府にミヤマガラスはいない。でも、夜の大阪府にはミヤマガラスはいる。なーぜだ。採食場所は京都府で、集団ねぐらだけが大阪府にあるから。ミヤマガラスは広い農耕地で昼間を過ごすが、大阪府に広い農耕地がろくにないからだろう。

今日はカラス好きさんからのリクエストで、大阪府で唯一確実にミヤマガラスが見られる場所での観察会。山田池公園の山田池の島が集団ねぐらになるのだけど、塒入りしてしまうと、遠くて見えない。塒入り直前の塒前集合が、公園近くにできるので、それを見に行く。
ここでミヤマガラスが塒入りしていることが分かってから、もう30年くらいは経つと思うが、ずーっと同じ電線が塒前集合の場所になっている。他にハシボソガラスやハシブトガラスも塒入りするのだけど、塒前集合の場所が違うので、場所だけで見分けられる(少数例外はあるが)。肝心のミヤマガラスは、電線に並ぶので個体数も数えやすい。そして運が良ければコクマルガラスも1〜2羽一緒に並ぶ。並ぶ場所を知らないと見れないけど。
今日は100羽ほどのミヤマガラスが並んでいたが、コクマルガラスはおらず。残念。と思っていたら、日没過ぎて、そろそろミヤマガラスも塒入りか。という時にコクマルガラスが1羽登場。短時間だけ電線にとまっていて、すぐ塒入りしてしまった。けど、リクエスターさんもコクマルガラスが見れて満足してくださった様子。良かった。
コクマルガラスは後からきてさっさと塒入りしてしまったが、ミヤマガラスは早くから電線に並んで、驚くほど動き無し。ほとんど鳴きもしないし、場所も動かない。文字通り動き無し。周囲のハシボソガラスの塒入りにつられて、数羽が飛び立っても多数派が動かないと、また戻ってきてしまう。集団の結束が高め。そして、真っ暗になる直前、日没後25分位だろうか、ようやく飛び立ってみんな塒入りしてしまった。
●2025年12月6日 植物園案内 鳥スペシャル

毎月1度、植物園案内という行事があって、雨だと室内で実施して、この30年以上、休み無く継続されている。基本は植物研究室の学芸員が交代で担当するのだけど、数年前から他の分野の学芸員を巻き込むスペシャル企画が行われるようになり、年に一度、鳥スペシャルがある。
今日がその鳥スペシャルの日。午前10時から下見して、午後2時半から1時間半の実施。今日は、午前10時からギャラリートークがあったので、午前11時から下見に参加して午前12時半まで。午前と午後であわせて3時間ほどウロウロしてたことになる。
鳥スペシャルは数回目だけど、今日は参加者層が変わっていて、なぜか鳥の行事によくくる人達がけっこう混じっていた。

最初はクスノキ。なぜか芳楠とされてる木の前。鳥に匂いが芳しいのは関係あるか?と問われるが、たぶんあまり果実食の鳥は匂いが分かってないんじゃないかとコメント。今年、クスノキ豊作気味で、ヒヨドリ・ツグミ・シロハラは少ない。なので、果実は2月以降まで残る。と予言。
続いてナンキンハゼ。少し前までカラスの枝落としがあったこと。カラスは白い種子の表面の白い部分を消化して、中身を散布すること。この公園のカラスその他が熱心に落として食べるので、他の場所のように落葉後、白い実がいっぱい残る状態にはならないことを解説。
クロガネモチでは、この公園の果実で一番最後に喰われる話。赤い実だから好まれるとは限らない。そして、この果実はとても苦い。ただ鳥は丸呑みなので味わってないけど。
タヌキのため糞観察をはさんで、チャンチンモドキへ。すぐに落ちる、大きい、甘い、赤や黒ではない。この果実の特徴は哺乳類散布っぽい。という話。
最後はハマヒサカキ。メジロ散布だと思うけど、確認されていない。そもそも種子散布者としてのメジロの評価はあまり行われていないって話。

終わってから気付いたけど。カラスの集団ねぐらの話とかも、ハマヒサカキのそばで出来たなぁ。ムクノキ果実の話もし損なったし、種子食者にとってのアキニレやフウノキの話をちゃんとすればよかった。いろいろ反省が多い。


●2025年12月5日 鳥展に向けて

いろいろ原稿を書き中。

「大阪湾岸、鳥たちの生活の場であり続けるために」250字
 大阪湾の湾奥部の海岸はかつては、砂浜があり、広大なヨシ原と干潟が広がっていた。砂浜ではコアジサシやシロチドリが繁殖し、ヨシ原ではオオヨシキリが鳴き、渡りの季節には干潟には数多くのシギ・チドリ類がやってきた。江戸時代から徐々に海岸が埋め立てが進められてきたが、埋立地の沖合に新たに干潟やヨシ原が形成されていた。高度経済成長期以降、埋め立てスピードが上がり、砂浜や干潟が激減したが、埋め立て地の裸地や水たまりが、砂浜・干潟の代わりになり、ヨシ原も形成され、鳥たちの生活の場になっていた。広大なヨシ原ではチュウヒも繁殖していた。しかし、2010年以降、新たな埋め立ては行われなくなり、埋立地の整備が進む中で、かろうじて残された鳥たちの生活の場は減少の一途をたどっている。チュウヒは繁殖しなくなり、コアジサシの繁殖地もどんどん失われている。大型イベントの跡地利用も含め、鳥の生活の場としての埋立地を残す配慮が必要になっている。

「鳥を利用した漁法 アビ漁」150字
 かつて広島県をはじめ瀬戸内海各地で、アビ漁と呼ばれる鳥附漕釣漁業(あるいは鳥持網代漁)が行われていた。鳥が集団でイカナゴ集団を採食している側で、イカナゴを狙って集まるマダイやスズキを釣り上げる漁法である。アビ漁と言っても、アビではなくおもに同属のシロエリオオハムを利用していた。しかし、シロエリオオハムの渡来数が減るなどして1986年を最後に廃れてしまった。

「悲劇の元祖ペンギン オオウミガラス」150字
 もともとは、北半球に生息していたオオウミガラスが「ペンギン」と呼ばれていた。その後、南半球でよく似た姿の鳥が見つかったので、その鳥もペンギンと呼ばれた。乱獲などが原因で19世紀にオオウミガラスが絶滅してしまい、南半球のペンギンだけが、現在ペンギンとして知られている。オオウミガラスと現在のペンギン類は、分類学的にはまったく異なるグループだが、その姿形と、空は飛べず、潜水して魚などを捕食する生態はよく似ている。

指定の文字数に収まらないなぁ。
●2025年12月4日 裏の草刈り、枝切りの日

だいたい冬になると、年内のどこかのタイミングで、博物館裏手の草刈りが提案される。今年も今日が草刈りに設定された。裏手には水に付けたホネとか、雨にさらしてるホネとか、片付ける場所見つけるまで置いてあるホネとか。ホネがいろいろ置いてある。ホネの場所を維持するためにも、参加しない訳にもいかない。まあ、作業する上でも裏手を一番利用しているので、草刈ってもらう恩恵を一番受ける立場でもある。
ってことで、草刈り。なんだかんだで、いっぱい物置いてるし、作業の合間に草抜いたりもしてるので、それほど頑張らなくても草刈りは終了。昨年は甘めだった小さい木の枝も、今年は切りまくってすっかりスッキリした。
他のメンバーは勢いで、圃場の草刈り、枝切りに突入していった。それならと、こちとらはホネ砂場のメンテナンス。すでにホネ砂場は空にしたし、落ち葉の除去も一段落してるし、ワルナスビの根っこも抜きまくった。ってことで、今日は、周囲からホネ砂場にかぶさって落ち葉を落としまくっている木の枝を切りまくった。落ち葉は落とされたくないけど、日陰は作って欲しい(でないと乾燥しすぎる)、という厚かましい願いがあるので、なかなか難しい。それでもここ数年成長して目に余っていた木やまあまあ太い枝を切ってみた。これで大物をクレーンで吊って搬入するのに邪魔者がほとんどなくなったかと。
●2025年12月3日 宇治川堤防上のタヌキのため糞

先月11月5日、宇治川沿いを歩いた。堤防上の舗装された道路の上でタヌキのため糞を見つけた。5年以上、毎月歩いているのに、初めて気付いた。今まで見逃していたとしたら、ショック。いや、でも、舗装路の真ん中のとっても目立つ場所。いくら不注意な奴でも見逃すことはなかろう。と、自分を慰めた。
で、今日も宇治川沿いを歩いた。先月に続いて、今月もタヌキのため糞を見つけた。まさかの先月とは別の場所(500mは離れてる)。5年以上、毎月歩いているの…(以下略)。
逆に先月見つけた場所に、今日はため糞はなかった。意外と栄枯盛衰が激しい。長居公園でタヌキのため糞場を小まめにチェックしていたときは、年間通じて、何年間も同じ場所にため糞場ができていた。河川敷と都市公園ではため糞場に選択肢の量も違いそうではあるけど、ため糞場のダイナミクスがちょっと気になった。
●2025年12月2日 都市公園で生物多様性

イマドキは都市公園も生物多様性の保全への貢献を考えるべき時代。そのためには、どういう策があるかを考えた。生物多様性を考えるなら、大切なら環境の多様性。そこで注目すべきは、林床と草地と水辺だと思う。
なんだかんだで、公園の樹木はけっこう立派に成長して、林と呼べる状態になってきている。その証拠に、山の林の鳥が次々と市街地に進出してきている。そんな中、山林に負けているのは林床。というか立派に育って樹冠は出来たけど、その下の低木や灌木が少ないし、林床に土壌がろくに発達していない。落葉落枝の蓄積が足らないし、倒木が除去されるのも問題。小綺麗にすればいいってもんではない。基本は落葉落枝や倒木を放置しておけ、ってことなのでお金もかからない。
都市公園というより、都市部周辺で欠けがちな環境は草地。芝生以外の低茎草地でもいいが、ヨシ原のような高茎草地の方が効果は高そうな気がするのは、鳥屋だから?
そして重要なのは水辺環境。水辺と草地をかけられるので、ヨシのような抽水植物は便利アイテム。水辺でもう一つ便利アイテムは、水田。草地あり、水路あり、浅い止水あり。すでに多様性満載。そういえば、すでに池があっても、底がコンクリートで固められてたら、植生の多様性に限界がある。コンクリートを剥がせ!というのが正直な気持ち。さらにコイがいるなら、コイの除去はマスト。コイは淡水域での多様性の敵。とても有害な外来生物(ちなみに日本在来のコイは、琵琶湖の一部にしかいないとされる)。
●2025年12月1日 2025年11月のまとめ 今年はフェスがなくて最後にサミット

今年はフェティバルが休みの年。コロナ禍の休止を除けば、20年ぶり。代わりに10年ぶりに友の会サミットを開催。
この冬は、館内のLED化工事。11月はおもに収蔵庫。一般収蔵庫の骨はすでに動かしてあったが、足跡の上の大きな毛皮を積み上げ、ヘラジカをみんなで動かした。特別収蔵庫は植物と昆虫が大変そう。こちらは蛍光灯の下を少し空けただけ。液浸収蔵庫はなにもしなくて大丈夫だった。よかった。勢いで、冷凍室のLED化工事に向けて、配置換えと整理。工事は年明けなので、年末年始に少しでも分量を減らす。
そんな2025年11月を振り返ってみた。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了。奈良県1コース(と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスは実施。
地元公園では、鳥のセンサス調査と果実チェックはぼちぼち継続。カワウの集団ねぐらの調査も実施。
大和川水系の調査は、カヤネズミ球巣調査に5回出かけた。奈良盆地西側山手ラインを3回、南西部を2回。

なにわホネホネ団の活動は、4日実施。
大阪鳥類研究グループは、ヤマセミを探しに行く予定だったが、雨天中止。来年リベンジか?

行事は、ジュニア自然史クラブは化石さがし。鳥類フィールドセミナーと植物園案内。鳥の調査の勉強会。
そして最後は友の会サミット。他の主担当2人が頑張ってくれたので、あまり主担当の一画の感じがしない。

講演は、友の会サミットで、博物館と友の会の関係の話。
査読は、9月末締め切りのを2ヶ月遅れで返した。

標本関連では、なにわホネホネ団の作業の他に、LED化工事が入るので小まめに冷凍室→収蔵庫の流れを押し進めた。また、LED化工事に向けて、冷凍室の配置換え、ついでに片付け。
堺市の埋立地に埋めてあるマッコウクジラの下見に行った。なんともんじゃの壁ができていた!

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系0冊と、SF1冊、マンガ6冊。
完全休養日1日。今年に入ってから5日。
ネコは元気。布団を出したら、中に入りたがる。つまりすぐに布団に入って寝ろとの催促がくる。
サバイバルは、小分け作戦を継続。5時間前後間隔での1日4食のパターンが安定してきた。
●2025年11月30日 友の会サミット2025 2日目

2日目は、分科会。からの全体会。まとまりはないけど、刺激的な2日間だった。
判ったことは、
・どこの友の会も課題を抱えており、相談できる横の繋がりを求めている。
・友の会の存在、博物館と友の会が共に活動する意義の説明、あるいはその必要性を説得する材料を求めている。とくに博物館内、あるいは本庁の役人に向けて。
●2025年11月29日 友の会サミット2025 初日

初日は、午後から。基調講演というなのシンポジウムみたいなの。からの、各地の友の会の活動紹介。そして懇親会。活動紹介が多いので、ちゃんと終わるかを心配していたら、一番心配すべきなのは、ケータリングが注文した時刻に届くかどうかであった。
●2025年11月28日 友の会サミット2025 前夜

自然史フェスティバル前日は、会場設営でおおわらわ。そこまではいかないけどホネホネサミット前日も会場設営に忙しい。それに比べると友の会サミットは、ブース出展がないので楽ちん。活動紹介のポスター会場の設営程度。尻尾が昼間に下ろしてくれた壁を、閉館後並べて固定、ライトを調整。1時間ほどで完成。と思ったら、ポスターが26枚から29枚に追加とのことで、壁も追加してセッティング。
●2025年11月27日 博物館とその友の会の関係

という内容で短くトークをすることに。過去に話した内容をちょちょいとつまんで。と思ってたら、3時間もかかってしまった。
●2025年11月26日 手帳が無くなって4日

先週の土曜日に手帳が無くなった。手帳は毎日、家に連れ帰り、昼間も持ち歩く。土曜日の朝、のことはゆ自信がないが、金曜日の夜は自宅にあった。が、土曜日の夕方には見当たらなかった。職場に持って行ったとしたら、職場の博物館のどこかにあるはず。博物館から持ち出したとしたら、植物園での鳥の観察会の時。
さほど広くない自宅は何度も探したけど見つからない。やはり職場かなぁ。机周り、研究室、印刷機のある部屋、事務所、ミュージアムサービスセンター、ミュージアムショップ周辺。見つからない。なんかに紛れて捨てるとかあるかなぁ。
土曜日は、午前中は植物園で鳥の観察会。午後は、デスクワークと冷凍室の片付け。まさか冷凍室に?

幸いにも、12月からは、2026年の手帳に切り替え。すでに12月以降の予定は書き写してある。なので、スケジュール的には11月中だけが問題。でも、日月はホネホネ団活動、昨日は休み、今日は会議、今週末はイベント。判らないのは明日だけ。なにも用事を思い出さないので、調査に行っちゃうけど大丈夫かなぁ。
●2025年11月24日 ナガスケのお色直し

昨日と今日で、ポーチにぶら下がっているナガスケが、下におろされた。明日搬出されて、3月に戻ってくる。19年ぶりに間近にみたナガスクジラの骨格は、随分とスズメの糞だらけだった。糞がかかった場所のホネが腐食して、穴ぼこだらけになってたらイヤだな。と密かに思っていたが、幸いそんなことはなかった。ただホネの上面はかなりボロボロ感が強い。土に埋めてホネにしたときに既に傷んでいたのと、上からの紫外線の影響ではないかと思う。ただ、これまた幸いにも、補修のために樹脂でコーティングしてある部分は、紫外線の影響がひどいが(下面側と比べると色とボロボロ度が違う!)、ホネへのダメージはそこまででもなさそう。ちなみに頭骨の上側の凹みには、スズメのフンがジャラジャラジャラと溜まっていて笑ってしまった。
どういう処理をするかを業者さんと打ち合わせた。とりあえず樹脂は傷んでいるので、剥がして処置し直し。ホネにはパラロイドを含浸させて補強。色を塗って白くするかと問われたが、断った。色なんてどうでもいいし、標本の価値が下がるだけ。
スズメの巣があちこちの隙間につくられていた。そして、前担当者がスズメを排除しようとして隙間にはめた板もあちこちに。巣と板は取り除いて、スズメが営巣しそうな穴を、外から見えないように埋めてもらうことにした。スズメさんたちゴメンネ。
●2025年11月22日 冷凍庫の倉庫番作業

1月に冷凍室のLED化工事がある。昨年、冷凍室の機械の入れ替えがあって、その時にかなり片付けた。1年経ってもそれなりに片付いてはいる。おかげで手前の蛍光灯へのアクセスはなんとかなる。が、奥の蛍光灯はテンバコ積み上げた果てにある。その蛍光灯の下に脚立を立てられるようにしなくてはならない。リアル倉庫番ゲームである。収蔵庫で行われていたのと比べると小規模だけど、冷凍室の外に放り出すという技が繰り出せないという縛りがけっこう厳しい。
でもまあ、両サイドに積み上げて、奥の蛍光灯までのアクセス通路を空けるのは可能な気がする。どうせ明日からのなにわホネホネ団の活動に向けて、冷凍室をあさる。まだ時間はあるけど、ついでに倉庫番ゲームに挑戦してみた。
なんとかなった気がする。テンバコを跨いで行く必要があるけど、1月までのホネホネ団の活動でもう少し処理を進めるとしよう。あと、直前に蛍光灯に付いてる霜ならぬ氷河をたたき割る必要がありそう。

で、毎年年末に冷凍室の状況をまとめていたが、現状の床の配置を確認しておこう。
・哺乳類の皮7テンバコ+2箱
・中型哺乳類の死体+肉取り待ち2.5テンバコ(内、肉取り待ち2箱)
・動物園の鳥死体2テンバコ
・その他の鳥死体1テンバコ
1年前とほぼ変わってない…。あと1ヶ月でもう少しなんとかなる?
●2025年11月21日 カヤネズミの球巣探し 第8弾 奈良盆地南辺編 その2

奈良盆地の南のラインを西から東に調査を進め中。今日は、橿原市南部、御所市北東部、明日香村西端、高取町西部。昨日と今日で半分終わった気がする。
●2025年11月20日 カヤネズミの球巣探し 第7弾 奈良盆地南辺編

西端のラインをやっつけたから、今日から南の端に取り掛かる。西と違って、幾つも山塊があるので、ぐるぐるうろつき回る必要があって面倒。ただ主要支流の源流部は、昨年すでにほぼ調査済み。一番の源流には行かなくて済むのはありがたい。
ってことで、今日は御所市南東部と大淀町西部。つまり曽我川水系上流部って感じ。ただし重阪を除く。行ったり来たりで、4つの小さな峠を超えた。名前が大口峠しか判らなかったのが不満。
●2025年11月19日 ダブルブッキング

なんか変な気はしてたんだな。手帳には、ヒアリングがあると書いてある。なんか環境系のヒアリングに来るらしい。と思ってたけど、前日に大阪府の環境系の会議Zoomのログインアドレスが送られてきたので、ああそれかぁ、と納得してた。
で、Zoomでヒアリングされてたら、来客がやってきた。なんか見覚えのある面々。ヒアリングに来たという。そこで気付いた。やってしまった〜。ダブルブッキングしてた!!!!
とりあえず後から来たみなさんに、誤って、少し待って下さいとお願いして。Zoomの方のヒアリングを急いで終える。ダブルブッキングしてた!!!! が聞こえていたからだろう。先方はササっと説明して、コメント聞いたらすぐ終わってくれた。
急いで対面のヒアリングの方へ。とにかくただただ平謝り。まあ最初は誤ってたけど、説明されてからのコメントは平常運転。いつも通り偉そう。って思われたかも。
手帳にはなんのヒアリングかをちゃんと書かなくちゃ。
●2025年11月18日 収蔵庫発掘

LED化工事はいよいよ収蔵庫に突入。それに向けて、閉館後みんなで作業。ハクチョウを動かし、ヘラジカを前室へ。ゾウの脚とダチョウをずらす。大きな二枚貝があんなに重いとは。昆虫と植物は昨日倉庫番ゲームをして、ケースを通路へ押し込んだらしい。おかげで現在収蔵庫は利用できる状態にない。
大物のホネを動かしたら、すっかり忘れていたペンギンが出てきた。クジラヒゲも出てきた。時々の移動・整理作業は、いろいろ有効ではある。面倒だけど。
●2025年11月16日 皮処理マラソンの成果

昨日は赤パンダ、今日は眠りクマと、大阪でいうところのメッチャハイエナの皮処理。赤パンダとメッチャハイエナは皮下脂肪だらけで手間取った。昨日は一人、今日は3人で6時間。ハイエナは口の周りにグルッとヒゲが生え、鼻の周りの筋肉がやたら発達してた。フンフンしまくる? そして脂肪除去がかなり面倒として知られる。
今日一番の話題は、師匠爆誕。皮処理は、ちまちまとした作業が延々と続くと評判が悪いのだけど、師匠は黙々と作業を継続できる。そして質もけっこう高い。初めてとは思えない。今後も是非よろしくお願いします。

【11月18日の追記】
土日の皮処理で、今日になっても左手人差し指が死んでた。ずーっと痺れたような状態で、感覚も変。が、この3時間ほどの追加処理で、なぜか左手人差し指がほぼ復活した。二日酔いには迎え酒的な?
洗剤液に浸けてあった5枚の皮を引っ張り出してきて、なめし液に浸けた。洗って浸けるだけなら簡単だけど、洗ってると処理の甘さが目に付くので、そのフォローに約3時間。なめし液つくって浸けるだけなら15分で終わった。
今日処理したのは、年末になめせそう。
●2025年11月15日 大阪府鳥類目録改訂に向けて 重点的に情報を収集する対象(案)

鳥類目録っていうのは、確認されてる種名並べるだけなら割と簡単。でも、生息状況が判る目録にしようとすると、とたんに大変になる。めっちゃ珍しい種の情報って、けっこう関係者には周知であったり野鳥の会に集まってたりする。とっても普通な種は、わざわざ生息状況を情報で考えるまでもない。でも、その間の種については情報が必要。
越冬するカモ類は、毎年ガンカモ調査が行われている。河口干潟や南港野鳥園は、有名探鳥地なので情報はいっぱい。埋立地で繁殖する鳥や湾岸部の冬鳥はけっこう調べられている。オオタカ、サシバ、クマタカ、フクロウなんかはけっこう調べてる人がいる。かくいう私もツバメ類、イソヒヨドリ、公園で繁殖する鳥などなど色々調べてきた。でも、情報が不充分な種がいる。そうした情報は、広く呼びかけて集めるしかない。
って話になって、とりあえず重点的に情報を収集する対象のリストを考えろって言われた。なんとなく楽しそうなので、さっそく作ってみた。作ってみると、
・季節限定(繁殖期とか越冬とか)
・エリア限定(というか既知の場所除外)
という条件付きが多くなる。
・もし記録があれば集める必要があるので、大阪府でまだ記録のないものも含めなくては。
・必要なら亜種の情報も(ホオジロハクセキレイしか思いつかなかったけど)。
などと考えたら、こんなリストになった。ちょっと多すぎるなぁ。
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【在来種】
カモ目(冬期の情報はガンカモ調査参照)
 オシドリ(5月20日〜7月20日の情報)
キジ目
 ヤマドリ(ただし定例探鳥会の実施場所以外)
 ウズラ
ヨタカ目
 ヨタカ(5月20日〜7月20日の情報)
アマツバメ目
 ヒメアマツバメ(巣への出入りなど繁殖情報)
カッコウ目
 ジュウイチ(托卵情報)
 カッコウ(托卵情報)
ハト目
 アオバト(営巣など繁殖情報)
ツル目
 クイナ(5月20日〜7月20日の情報)
 オオバン(ヒナ連れなど繁殖情報:ただし久米田池を除く)
カイツブリ目
 カンムリカイツブリ(ヒナ連れなど繁殖情報:ただし久米田池以外)
チドリ目(干潟を利用する通過鳥の情報は主要探鳥地参照、埋立地での繁殖情報は別に情報あり)
 セイタカシギ(営巣・ヒナ連れなど繁殖情報:ただし夢洲以外)
 タゲリ(ただし八尾空港・大和川以外)
 ハジロコチドリ(越冬情報)
 シロチドリ(営巣・ヒナ連れなど繁殖情報)
 タマシギ(囀り・ヒナ連れなど繁殖情報)
 オジロトウネン(越冬情報:ただし久米田池以外)
 ヨーロッパトウネン(越冬情報)
 ヤマシギ(ただし都市公園以外)
 アオシギ
 オオジシギ
 ハリオシギ
 チュウジシギ
 イソシギ(営巣・ヒナ連れなど繁殖情報)
 コアオアシシギ(ただし南港野鳥園以外)
 タカブシギ(ただし南港野鳥園以外)
 ツルシギ(ただし南港野鳥園以外)
 ツバメチドリ(営巣・ヒナ連れなど繁殖情報)
 ウミネコ(営巣・ヒナ連れなど繁殖情報)
 コアジサシ(営巣・ヒナ連れなど繁殖情報:ただし沿岸部以外)
ペリカン目
 ヨシゴイ
 ミゾゴイ(5月20日〜7月20日の情報)
 ササゴイ(営巣など繁殖情報)
 アマサギ(営巣など繁殖情報)
 チュウサギ(営巣など繁殖情報)
 クロサギ(5月20日〜7月20日の情報)
タカ目(オオタカは既存データ、サシバはサシバプロジェクトのデータ、クマタカは小海途さんグループのデータでカバー)
 ミサゴ(営巣など繁殖情報)
 ハチクマ(営巣など繁殖情報)
 ツミ(営巣など繁殖情報、または5月20日〜7月20日の情報)
 ハイタカ(営巣など繁殖情報、または5月20日〜7月20日の情報)
 チュウヒ(営巣など繁殖情報、または5月20日〜7月20日の情報)
 トビ(営巣など繁殖情報)
 ノスリ(営巣など繁殖情報、または5月20日〜7月20日の情報)
フクロウ目
 アオバズク(5月20日〜7月20日の情報:ただし有名繁殖地以外)
 コノハズク(5月20日〜7月20日の情報)
 オオコノハズク(5月20日〜7月20日の情報)
 トラフズク
 コミミズク
ブッポウソウ目
 ブッポウソウ(繁殖関連情報)
 アカショウビン(繁殖関連情報)
 ヤマセミ
キツツキ目
 アカゲラ(巣づくりなど繁殖情報、または5月20日〜7月20日の情報)
 オオアカゲラ(5月20日〜7月20日の情報:ただし金剛山地・和泉山脈以外)
ハヤブサ目
 ハヤブサ(繁殖関連情報:ただし泉大津市以外)
スズメ目
 ヤイロチョウ
 リュウキュウサンショウクイ(5月20日〜7月20日の情報)
 コクマルガラス(ただし山田池公園以外)
 ミヤマガラス(ただし山田池公園以外)
 コガラ(ただし金剛山以外)
 ツリスガラ
 シロガシラ
 コヨシキリ(5月20日〜7月20日の情報)
 ミソサザイ(5月20日〜7月20日の情報:ただし金剛山地・和泉山脈以外)
 ゴジュウカラ(ただし金剛山以外)
 キバシリ(ただし箕面公園以外)
 トラツグミ(5月20日〜7月20日の情報)
 コサメビタキ(営巣など繁殖情報)
 ジョウビタキ(5月20日〜7月20日の情報)
 ホオジロハクセキレイ
 コイカル(5月20日〜7月20日の情報)
 イスカ(5月20日〜7月20日の情報)

【外来種】
カモ目
 コブハクチョウ(ヒナ連れなど繁殖情報)
 マガモ・アイガモ・アヒル・マルガモ(ヒナ連れなど繁殖情報)
キジ目
 コリンウズラ
 コウライキジ
チドリ目
 クロエリセイタカシギ
インコ目
 ホンセイインコ
 セキセイインコ(営巣など繁殖情報)
スズメ目
 ガビチョウ
 ベニスズメ
その他、上記以外の外来鳥類の繁殖情報(ただし、コジュケイ・ドバト・ソウシチョウ・ハッカチョウを除く)
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●2025年11月14日 とある市のレッドリスト・アラートリスト改訂会議 打合せ2回目

イマドキ珍しく、全員対面での会議。どの分類群を担当するかが、今回ようやく確定。前回同様、陸上脊椎動物全部に。でもまあ、両生爬虫類は、詳しい人が入ってるので気楽。
で、選定のベースになる生物目録のたたき台も出てきた。ここはちゃんと予算をとってるらしく、業者さんが資料を物色して、そこからその市で記録のある種をリストするのみならず、出現頻度を評価して、放っておいたら希少性判定までしてくれそうな勢い。ただ、漏れてる文献を指摘したり、おかしなデータを弾くのは、委員の仕事。
今日見せてもらったリストは、まだまだ不備が色々あるのはやむを得ないとして、気になる点が色々ある。

ヒガシニホントカゲの記録は、前回の改定時にも出てきて、確認した結果、採用しなかった情報。前回の判断くらいは引き継いで欲しい。カジカガエルは、持ち込んでる人がいることが明らかになってるらしい。ヤマカガシが記録されてるけど、詳細を知りたい。
1970年代のタイワンリス、2000年代のヌートリアの記録があるらしい。記録の詳細の確認がいりそう。キツネや洞穴生コウモリの情報も気になる。
鳥では、キバシリやヤマセミが記録されてる。これも要確認。

ってことで、次のステップは、気になる情報のソースの確認と、信頼に値するかの判断かと。
●2025年11月13日 LED化工事対応

蛍光灯の生産が今年度で終わってしまうので、追いつめられて博物館の蛍光灯をLED化する工事をすることになった。10月から5ヶ月かけて、順次作業。展示室の作業の時は、展示室を一時的に閉館したりして、かなりの大事。
でも、学芸員的に大事なのは、別の部分。工事をするのが業者の方々なのだけど、業者の方々が作業できるように蛍光灯の周囲、少なくとも真下を空ける必要がある。というお達しは春からあったのだけど、のほほんとしていたら工事が始まる秋になってしまった。出てきた工程表を見ながら、作業する部屋を直前に片付けるとするかぁ。とみんな思ってるらしい。
他のメンバーより若干気の小さい者としては、若干早めに自分の担当エリアの片付けを進めている。頑張った記録を残しておこうと思う。

10月に入ってすぐに取り組んだのは、旧トラックヤード。大きなタンクを動かす必要がある。ということで、その上に放置、じゃなくて置いて乾かしていたニタリクジラのホネを片付ける。尾椎は地下に隠したけど、胸椎や腰椎は屋外に逃がしてブルーシートをかけてある。どこに片付けるかは、一段落してから考えよう。あと、タンクを逃がすコースの確保のために、水漬けしてるホネも一部動かす。
続いて作業は、旧実習室。教卓の奥のいろいろの片付けは団長に押しつけて、とりあえず周囲の梱包されたホネを燻蒸のために冷凍室へ。そして、教卓の上に放置、ではなくて乾かしていた毛皮を分類群毎に袋詰め。ホネの燻蒸と入れ替わりで、冷凍室へ。
念のため地下のホネホネ基地もチェック。荷物を少し移動させて、蛍光灯下を空けておく。
10月最後は、一般収蔵庫。通路にホネを置いてるラインがあるので、蛍光灯の下だけ空ける。キリンやラクダやサイが入った箱を積み上げる。大物が置いてるエリアは、なんとか蛍光灯下に脚立が立つように、スペース作り。ゾウやハセイルカやニシキヘビが重かった。

11月に入って最初に取り組んだのは、旧2収と呼ばれる部屋。大きな鳥の巣の箱を動かし、本剥製や羽根をずらす。片付けるというより蛍光灯の下が空くように、倉庫番ゲーム。要らないケースを廃棄したり、片付けるべき標本を片付けもしたので、少しは片付きもした。
続いての取り組みは、旧4収。学校からもらってきたりした本剥製達を動かす立体パズル。意外とゆったり入っていたので、同じエリアで動かして、なんとかなった。翌11日にみんなで共用部分を片付け。こちらは机や箱を他の部屋に動かす感じ。となると、元に戻す作業も必要になる。
今日は、一般収蔵庫の自分担当部分の仕上げ。ゾウの足跡の上の大きな毛皮を積み上げて、作業できるようにする。続いて、特別収蔵庫の鳥の仮剥製を積み上げて、蛍光灯の下を空ける。さらに、液浸収蔵庫も片付けた。といっても、蛍光灯下はおおむね空いていたので、ヒツジやイルカの内臓を少し動かした程度。ただ、液浸収蔵庫は、もっと片付けろというオーダーが後から出るかも。

ということで、年内のLED化工事対応の片付けは一応完了。一番面倒な部分の片付けは終わったのだけど、残る気になる部屋は、年明けに工事が入る冷凍室。手前はいいけど、奥の蛍光灯へのアクセスはかなり大変。まずは、年末年始に中身を少しでも減らすところから。頑張ろう。
●2025年11月12日 クジラ発掘の下見

1年半ほど前、堺市の埋立地にクジラを埋めた。そろそろホネになっている頃なので、今年中に回収すべく日程調整して、12月前半に発掘して回収することになった。で、約1ヶ月までになったので、その下見に行ってきた。
ニタリクジラの解体、回収、今回のマッコウクジラの解体。とまあ、同じような場所に2回埋めたので、ここに来るのは4回目。低いところに置いた死体に土をかぶせたっけ。と思いながら到着して驚いた。土をかぶせたクジラの周りに盛り土の壁ができている。イメージはもんじゃ焼きの壁。クジラから出てくる臭い汁を止めるため?
とりあえず、もんじゃの壁に登ってみる。なんとなくマッコウクジラの頭骨の形が分かる。予定通りメロンは消えてくれてるっぽいけど、どうなってくるかは発掘してみないと分からない。頭骨が割れてる可能性が高い。割れた方が運搬・収蔵はしやすいけど、複雑骨折はイヤだ。と、いろいろあるけど、それは発掘してのお楽しみ。
今回は、ブルーシートで覆われていないので、発掘時に慎重な作業が必要。今回はちゃんと発掘に立ち会って、指示を出さねば。

とか思ってたら、突然の爆弾宣言。なんと発掘してくれる業者さんの都合で、発掘が年明けに延期。年末は運送屋も忙しいと言ってたけど、そういうもんらしい。1ヶ月ほど延期になってしまったけど、それまでに周囲の草刈りとか、もんじゃの壁の除去をしといてくれるらしい。
年内に懸案を終えて年を越せると思ったのになぁ。
●2025年11月10日 カヤネズミの球巣探し 第6弾 金剛葛城山地東麓 その2 旧新庄町〜御所市

おおむね山際に近い場所を通る南北の道がある。所々で、山手にエクスカーション。大和葛城山のロープウェイから一言主神社までは、葛城の道がある。
●2025年11月8日 メジロ姉さんの日5 2025年11月 留鳥メジロと越冬メジロ

今日は、関西中心に越冬期のサンプルを処理。留鳥のメジロと越冬に渡ってきたメジロを見分ける方法があるといいのだけど。
亜種メジロの形態面では、脇の色の他に、喉の黄色の鮮やかさ、そして喉の黄色と腹の境目に緑ラインがあるかどうかが気になった。
メジロは保存状態にもよるが、3年も冷凍しておくと、下嘴の付け根が白くなるらしい。 メジロの渡りについていくつか考えた。
・もし渡る前に、換羽を終えるなら、換羽中の個体は、そこで繁殖した個体。少なくとも換羽を始めてから渡るのなら、換羽初期の個体は、そこで繁殖した個体。
・秋に個体数が増加するエリアには、越冬個体が渡ってきて冬を過ごすってことになる。つまり冬も暮らせるのだから、そこで繁殖していた個体はコストのかかる渡りはせずに、留鳥であると思う。つまり西南日本で繁殖するメジロは渡らないのでは?
・渡り鳥では、成鳥オスの越冬地は近く(つまりあまり南に渡らず)、成鳥メスや幼鳥はより南に渡る、ってパターンがよくあるけど、メジロでは?
●2025年11月7日 カヤネズミの球巣探し 第5弾 金剛葛城山地東麓編 その1

香芝市から旧當麻町の山手を歩いた。
●2025年11月6日 カヤネズミの球巣探し 第4弾 生駒山地東麓編

やっぱり生駒市には普通だけど、平群町は少ない。 平群町南半分は、谷の奥までキク栽培。少し下るとブドウ栽培が加わる。キクやブドウと一緒にススキが生えてたりするけど、カヤネズミの巣はなさそう。イネがなくて、休耕田もない。 放棄田は、しばらくはススキ、オギ、チガヤなどが生えて、カヤネズミ天国になるが、さらに時間が経つと、セイタカアワダチソウが入り、クズやカナムグラに覆われ、カヤネズミは暮らせなくなる感じ。
●2025年11月5日 鳥のどんなところに興味を持ちますか?

とある市の中学生からの質問。3つめ。
「鳥のどんなところに興味を持ちますか?」
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鳥は恐竜の一系統なので、鳥類を研究している私は、すなわち恐竜研究者です。でも、恐竜化石にあまり興味がないので、恐竜研究者とはちょっと名乗りづらいです。
逆に、化石脊椎動物を研究する人達の中には、論文で“鳥類”とは書かずに“現生主竜類”と書いたりします。こういうみなさんは、恐竜を研究したくて、でも恐竜化石を直接扱うのはハードルが高いので、(やむなく代わりに?)鳥類の骨格を研究しているようです。鳥類を研究していても、恐竜研究者なのでしょう。

私が鳥の研究を始めたのは、大学での卒業研究からですが、大学に入学した時から鳥を研究したいと思っていました。それは溯ると、小学生6年生の時に、初めてバードウォッチングに行ったことから始まります。初めてのバードウォッチングが楽しかったのはたまたまですが、その後もずっと鳥に興味を持ち続けたのは、鳥という分類群のいくつかの特徴からきていると思います。
思いつくままにあげていくと、

・基本的に図鑑に全種載ってる。未記載種がとても少ないのは、鳥類の大きなメリットです。日本初記録の種であっても、海外の図鑑には載っています。それに引き替え、クモやキノコなど他の多くの分類群は未記載種だらけで、新種を見つけたければ楽しいのでしょうけど、名前調べは困難を極めます。そもそも既知種すべてが載った図鑑がありません。

・たいていの鳥は、昼間に姿あるいは声で確認でき、比較的容易に行動を観察できる。この特徴は、研究する上で極めて重要です。バードウォッチングという趣味の普及にも大きなメリットです。バードウォッチングがある程度普及しているおかげで、多くのアマチュアを巻き込んで、日本全体の鳥類の分布調査も行われています。
これに対して、哺乳類は夜行性の種が多く、鳴き声やフィールドサインでの生息確認も難しいので、そもそもアマチュア層が育っておらず、同じような全国規模の分布調査は行われていません。哺乳類屋は鳥がうらやましいようです。 ・山や海上から街まで、鳥はどこにでもいます。それはつまりどこに行っても、鳥の観察ができるということです。どこでも楽しめます。植物や昆虫も(海上を除けば)どこにでもいて観察を楽しめます。ただ、街中で昆虫採集しているととても怪しい。道端の雑草をしげしげと見てる人はかなり変。なのに対して、街中で鳥を見ていても、キョロキョロしてる少し変わった人程度におさまります。知らんけど。

・あと羽根がフワフワしてて可愛い。反論は認めません。

ちなみに、鳥類には不利な点もあります。研究上大きいのは、飼育がしばしば困難であることです。飼育下で実験しようとすると、かなり大きな施設を用意する必要があります。簡単にはできません。飼育下で実験してさまざまな結果を出してくる魚類や昆虫などがうらやましいこともあります。
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●2025年11月4日 どうして鳥を専門にしたのか?

とある市の中学生からの質問。その質問に答えるというプロジェクトに登録された。質問など来ないと思ったら、ポツポツ着始めた。
2つめの質問は、「どうして鳥を専門にしたのか?」
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鳥類担当学芸員に採用されるには、通常は大学院で鳥を研究している必要があります。ということで、どうして大学院で研究対象を鳥にしたのか、という質問ですね。
小学生の頃から生き物全般が好きでした。各種図鑑を眺めていましたし、生き物の出てくるテレビ番組も見ていました。小学6年生の時に、バードウォッチングなるものがあると知り、親に連れて行ってもらいました。冬のカモの観察会で、綺麗なカモがたくさん見られて楽しかったです。これをきっかけに鳥にはまったと思います。中学生の時に行ってた観察会には、鳥類だけでなく、植物や哺乳類のフィールドサインの観察会もあったのですが、高校生になると鳥見ばかりするようになったので、やはり鳥が好きだったのでしょう。大学生になって野生生物研究会というサークルに入ったのですが、鳥に詳しかったので既に鳥担当でした。この頃、クモやキノコにも興味があったのですが、未記載種が多く、図鑑に全種が載っていないので、種名が調べられないのが不満でした。その点、鳥は図鑑を見れば名前を調べられます! そのまま大学院でも鳥の研究をすることにしました。
ということで、鳥を専門にした理由は、小中学生の頃から鳥を見ていたからということになります。

ちなみに大学院での研究対象の選び方は人それぞれです。中高生の頃から研究していた人がいれば、なんにも知らないまま指導教員に勧められて選ぶ人もいます。私の知る限りでは、優秀な研究者になるかどうかは、大学院以前の経験値はあまり関係ないようです。むしろ、あまり早いうちから、狭い対象に特化せずに、広い興味を持って、いろいろな経験をしていた方がいいようです。少なくとも学芸員になると役に立ちます。
小学生の頃、アメリカザリガニを飼っていた経験が、役に立ったことがあります。大学のサークルにはヘビ好きが多く、自ずとヘビに詳しくなりました。おかげで、学芸員になってヘビも担当することになっても大丈夫でした。
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●2025年11月2日 化石探し アケビとミカンと醤油付き

中高生と化石探しに、湯浅へ。公共交通機関を使って、大阪市内から日帰りで化石探しに行ける場所は限られるので、いくつかの場所をローテーションでめぐることになる。この場所に来るのも4〜5回目。
公共交通機関で行けると行っても、電車は1時間に1本程度。指定の電車に乗り遅れた奴がいて、行きの電車の中に電話がかかってきた。もう諦めるように説得したのに、どうしても参加したいらしい。でも、次の便ではもう昼過ぎるし、化石採集の山場も過ぎるし。と思ったら、途中まで来たので、タクシーで向かうという。といっても現地までは来れないので、迎えに行くことに。
今まで何度も来てるけど、いつも連れてきてもらってるので、道をちゃんと覚えてない。今になってようやく真面目に道を覚えて、迎えに行った。結局、さほど遅れず到着してた。よく考えると特急に乗って追いつく技があったんじゃないかなぁ。というのは後になって思いついた。

ここは二枚貝とウニやアンモナイトが出る。予定通りトリゴニア、アスタルテ、ナノナビスなどの二枚貝とウニの化石がけっこう採れた。丸ごとのウニやアンモナイトの一部も出たらしい。帰り道、アケビがいっぱい成っていて、盛り上がった。みんなで採って味見した。食べ頃のアケビだった。
さらに駅に戻る途中、お土産にミカンや醤油を買い込む。で、満足して駅に着いたら、なんか一人足らん。何度数えても足らん。どうしよう。と思ったら、あとから一人追いついてきた。忘れ物をして、勝手に取りに戻ったらしい。勝手に行くな! でも、よく戻れて、駅まで帰って来れたな。そこな少し尊敬。

帰って食べたら、ミカンめっちゃ美味しかった。本場の完熟朝取りは違う。
●2025年11月1日 鳥の調査の室内実習 2025年度3回目

4月、7月に続く3回目。今年度はこれで最後。常連さん3組が集まるだけのこじんまりとした集まり。それぞれにデータを紹介してくれたけど、あまり重めのはなく、むしろ大和川の30年の調査結果を示した自分が一番重かったし、いっぱい喋ってたかも。データ自体よりは、派生した話題で盛り上がった気もする。
今日の参加者は、3組5名。研究テーマは3つ。

スズメの砂浴びは、スズメの間での砂浴びの流行の話。断片的なデータでは、年による流行の差が伺えるが、もっと何年ものデータが必要そう。
コムクドリの羽根の話は、ムクドリと比べての、性比や成幼比の話から、コムクドリのメスと幼鳥の換羽地の話題に。さらにムクドリの幼鳥の話で盛り上がる。ムクドリの群れはどこで寝ているか問題。大阪府と愛知県では、ムクドリの巣立ちビナ数が、とても違い過ぎる。愛知県東部のムクドリは、営巣地に戻るのが早すぎないか?
愛知県のとある河川の鳥類調査。こういうカウントデータを示す時、年間最大数で示されると何を示しているのか意味不明。個々のカウント結果を示すべきだし、まだ合計数を示した方がまし。なんて話をしつつ、なぜか換羽中のバンには、飛べない期間があるのか問題が浮上。

いろんな地域でいろんな観察している人と話をするのが楽しい。勉強になるし、気付かなかった課題に気付く。
●2025年10月31日 2025年10月のまとめ 博物館実習、LED化工事、特別展準備

一番時間をとられるのはいつものことながら、博物館実習。実習初日にオリエンテーション、4日目に担当の標本実習だけでなく、他の日もなんやかや対応がある。留守にはできない。で、終わったら終わったで、実習ノート集めて、学芸員にチェックさせて、コメント書いて、大学向けの書類作成して送り返す。10日くらいはなんかやってる。
さらに今年は、一斉に館内のLED化工事。工事するのは業者さんだけど、蛍光灯の下の荷物をどけろという無理難題。その荷物を動かすために他の場所の片付けが必要だったり。これが2月まで続くと思うとうんざり。今月の片付けは、旧トラックヤード(おもにニタリクジラの骨の片付け)、旧実習室(毛皮の山の袋詰めと箱詰めされた骨の燻蒸)、一般収蔵庫(大物の骨を動かす)。
そして明日からオープンの特別展の準備。だけど、担当少ないし、大物はどうせ一人では動かせないので、みんな手伝ってくれる。あまり労力をかけずに済んだ。
そんな2025年10月を振り返ってみた。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了。と言いたいが、近所のため池調査だけ、明日にずれ込む。奈良県1コース(さらに1コース減、代わりに既存コースを少し延長)と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスは実施。
地元公園では、鳥のセンサス調査と果実チェックがスタート。カワウの集団ねぐらの調査も実施。
大和川水系の調査は、カヤネズミ球巣調査に3回出かけた(葛城川+高田川、矢田丘陵西部・南部、馬見丘陵)。

なにわホネホネ団の活動は、2日実施。
大阪鳥類研究グループは、箕面公園へ。タカが少し飛んだ以外は、カワガラスとニホンザルをゆっくり見た。
読書サークルの会合が1回。

行事は、野外行事が2つとも雨天中止。鳥類フィールドセミナーと植物園案内。
博物館実習は、秋の本番と後始末。公印欲しがる大学だけ、まだ返していない。

講演は、毎年恒例の幼稚園児の前でクジラの話、および中学生に大阪の鳥類・哺乳類・ヘビの話。
査読は、1件引き受けてるけどできてない。催促もきてない。

標本関連では、なにわホネホネ団の作業の他に、LED化工事にともなっていろいろ片付けた。
旧トラックヤード等に置いてあったニタリクジラのうち、尾椎と肋骨、その他小物を地下に片付けた。残る頸椎、胸椎、腰椎も一緒にしたい。その前に順番の確認。
旧実習室の片付けで、イルカ系の骨を整理してもらい、その他の骨と一緒に冷凍室へ。積んであった過去2年分の毛皮を袋詰めして、冷凍室へ。
メジロ姉さんの日は急遽中止になった。

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系4冊と、SF2冊、マンガ9冊。
完全休養日はなし。今年に入ってから4日。
ネコは元気。毛布を出したら、その上で寝るようになった。いまは取ってこいが大好きで、日によって違う物を持ってくる。
サバイバルは、小分け作戦を継続。食事時間を長めにとることにした。
●2025年10月30日 特別展「学芸員のおしごと」展プレビュー前日夜

それはつまりオープンの2日前。現在、午後8時半。大部分の学芸員は定時頃に帰ったし、ちょっと前まで数人が仕上げ作業していたけど、もう誰もいない。
一番最後まで粘っていたのはもやしん。学芸員の机のセッティングをしていた。その前までいたのは尻尾。画像をセッティングしていた。そして、そのちょっと前におかんとアカウミガメ全身骨格の展示台を入れ換えた。
みんな帰った展示室は、おおむね完成してる。まだオープンの2日前なのに。プレビューには完成しておらず、プレビューの日の夜に本当の完成を迎えることも多かったのに。そんな昔をプレイバック。

そもそも主催展には2パターンあって、ほぼ一人がすべてを仕切って、展示を全部作るパターン。もちろん同じ研究室のメンバーを中心に、他の学芸員がほぼ総出でサポートするのだけど、結局のところ本当の専門でないと判らないことも多く、一杯一杯になってる主担当者は、指示を出したり、ヘルプを求める余裕もない。なんてこともよくあった。
ただ、一人主催展の主担当になったら、大変なのは覚悟している。そして、一人なので作業の進捗をコントロールしやすくもある。計画的に進めさえすれば、むしろ直前にバタバタせずに余裕を持って展示を完成できる。今年の貝展がまさにそう。数年前の鳥の巣展もそんな感じで進められた。

もう一つの主催展は、多くの学芸員が関わるパターン。これは主担当の手腕が問われる。全体に目を配り、全員の尻を上手にたたいて、進捗を管理して、完成につなげる。今回の主担当は優秀なので、それができていたと思う。
各コーナーをそれぞれの学芸員に割り振ったら、あとは自分が担当になったコーナーにしか関知しない。という、ダメダメな主担当もかつてはいた。全体への目配りはなく、それどころかオープン前日、間に合うかギリギリの学芸員もいて、他の学芸員が必死にサポートしてるのに、主担当は自分のコーナーだけ仕上げて定刻に帰ってしまったこともあった。20数年前のレッドデータ生物展でのこと。

多くの学芸員が関わるほど、全体の進捗のコントロールは難しくなる。というか、中に数人、仕事がやたら遅い奴がいて、そいつが足を引っ張る。前日深夜に完成させられず、オープン初日に来てみたら、そいつの担当だったケースが裏返ってる、という伝説の特別展もあった。
とにかく、昔はオープン前日に深夜まで残って作業するのが当たり前。館長の主な仕事はそこへ夜食の差し入れをすること。なんとか遅く無い時間に完成させて、打ち上げに行くぞ!と頑張ったこともあった。コロナ禍前は何度か打ち上げに行ったっけ。
コロナ禍の少し前から、学芸員の質が向上した。前日深夜まで作業するということがなくなった。館長の差し入れもあまり必要がない。コロナ禍とともに打ち上げ文化も無くなった。 と言う訳で、明日は「学芸員のおしごと」展プレビュー。ほぼ定時には完成してるけど、打ち上げはなく。もちろん館長の差し入れもなく。淡々と今日が終わり、明日のプレビューを迎える。穏やかで楽ちんだけど。文化祭や学祭のような異様な盛り上がりは無くなった。
●2025年10月29日 カヤネズミの球巣探し 第3弾 馬見丘陵

矢田丘陵西部に続いて、矢田丘陵東部ではなく、馬見丘陵へ。今年の3月、アカガエルの卵塊探して、同じエリアをウロウロした。それが下見になってるので、どこを狙うべきか、だいたい分かっていて効率よく、ルートを設定できたと思う。大雑把に東から西へ。南下と北上を2回繰り返した。最後は王寺町だけど、チェックしたのは広陵町、河合町、上牧町。

3月には結局アカガエルの卵塊は見つからず。残念な感じだったが、カヤネズミの球巣は9ヶ所で見つかり、江戸の仇を長崎でとったような気分。勝敗的には、広陵町1勝2敗、河合町5勝2敗、上牧町3勝4敗。上牧町は、ものすごく居そうなのに見つからない事が多め。
どんどん開発が進んでいるが、棚田が残っているエリアであれば、ほぼ全域にまだ生き残っている様子だった。ただ、北西部のエリアでは棚田はあっても見つけられず。このエリアは放棄田の割合が高い。アカガエル探しに入った放棄田の奥まで行ったら、見つかった可能性はあるのだけど、道無き林内を突破する必要があったので、今日は断念した。
●2025年10月28日 将来、子どもと一緒に昆虫採集を

とある市の中学生からの質問に答えるという企画に協力することになった。油断していたら質問が来てしまった。第1弾。
将来、子どもを育てることになったら、一緒に昆虫採集をしたい。でも、今は昆虫がとても苦手。将来の昆虫採集のために、なにをしたらいいか。という質問を受けた。
虫嫌いなのに、子どもと一緒に博物館の行事に参加して、昆虫採集してるお母さんはけっこういる。そのみなさんに訊ねるのがいいような気がするけど。以下のように答えてみた。
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博物館の野外観察会には、親子連れが多く参加されます。とくにお母さんは、実は昆虫が嫌い・怖いという方も少なからずいます。でも、子どもが昆虫採集したいというので、我慢して付き合っておられるようです。昆虫は嫌いだったけど、子どもと一緒に昆虫採集をしてみたら、嫌いじゃなくなった人もいます。食わず嫌いだった人もいるでしょうし、いやいやでも昆虫採集してたら慣れたという人もいます。捕まえてよく見ると意外と可愛いとか、名前調べるのが楽しいという人もいます。一方、子どもには付き合うけど、やっぱり昆虫は苦手という方も普通におられます。嫌いなものは嫌いなので、仕方がありません。
昆虫採集とどう付き合うかは、子どもを育てるようになってから考えたらいいように思いますが、それまでに修行をしておきたいのなら、自然史博物館などの野外観察会に参加することをオススメします。昆虫に慣れる機会になりますし、昆虫採集を楽しんでる人を見てたら気が変わるかもしれません。なにもすべての昆虫を好きになることはありません。お気に入りの昆虫を見つけられたら、大きな一歩です。
でもまあ、結局のところどうして嫌いなものは嫌い、怖いものは怖いで仕方がありません。私も家に出るGは触れません。ただ、子育てにかかわるのであれば、大切なことが一つあります。子どもが昆虫に興味を持っている時に、「気持ち悪い」とか「触ってはいけません」といった否定的な言葉を投げかけないでください。親や教師など、大人の言葉は子どもに大きな影響を与えます。否定の言葉は、せっかくの子どもの興味をつんでしまう恐れがあります。内心はさておき、「面白いねぇ」といった肯定的な言葉をかけるように頑張ってください。
ちなみに博物館の観察会で山に行くと、森林棲のオオゴキブリというのが見つかることがあります。でっかいGです。苦手です。でも、昆虫好きの子ども達は、捕まえて見せに来てくれます。やむを得ず「すごいねぇ。貴重やねぇ。でも、苦手なので持ってこなくていいから」と発言。するとドンドン持ってくる。怖いから逃げる。といった形で盛り上がります。私は無駄に疲れますが、子ども達は楽しそうです。
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●2025年10月27日 カヤネズミ球巣の大和川最下流記録更新について

昨年、10月にN氏が、JR阪和線の上流側で見つけて以来、それが最下流記録であったが、本日10月27日、JR阪和線の下流側でカヤネズミの球巣を発見し、最下流記録を更新したの報告する。詳細は以下の通り。

毎月実施している大和川沿いの水鳥調査。カヤネズミの営巣期に入り最下流記録更新を狙い自転車で移動しながら気にはしていた。秋も深まり、カヤネズミの球巣探しに最も適した季節になった本日。JR阪和線の下流側の高水敷と低水敷の境界部の高茎草地を、丁寧に見ていくこととした。セイバンモロコシの地上150cmの辺りにつくりかけとおぼしき物を発見した。カヤネズミの仕業ではあるが、球巣は完成しておらず、不完全燃焼感はぬぐえない。と、もやもやしていたところ、ふと前方のヨシに丸い物が付いているのに気付く。でも、ヨシだし、高すぎるし、あまりカヤネズミの球巣がある感じでもない。が、念のため確認に近づく。なんとカヤネズミの球巣であった。高さは約230cm。今シーズン見つけた中でも一番高い球巣であった。こちらの方が、つくりかけよりも下流側なので、納得の最下流記録更新となった。

さらに下流。南海高野線の辺りまでは、セイバンモロコシの草地は存在し、一部にオギも入っている。20年前には、南海高野線の上流側で一度だけ球巣を見つけたことがある。さらなる最下流記録更新の可能性も残っている。
●2025年10月26日 クジラとウミガメの展示

次の週末から特別展スタート。今回は、学芸員総動員。だけど、主担当は若手中心に仕事を振ってるので、ベテラン勢の担当は少なめ。ということで余裕をかましていた。今日は予定の行事が雨天中止になって思わぬ時間ができた。そうだ、そろそろ自分の展示をつくってみよう!
と思いたって、ようやく担当パートの展示物を並べてみた。思ってたより、あちこちに担当があった。今日やっといて良かった。

すでにみんなでニタリクジラの頭骨を運んでもらったから、あとは、ウミガメの全身骨格を出して、本剥製と仮剥製を並べたら終了。と思って、一人では運べないアカウミガメ全身骨格を出してきた。台に乗せるだけ。
あとは隣のケース。チョウゲンボウの本剥製と仮剥製を並べてみた。スペース余るので、テンの本剥製と毛皮も置いた。チョウゲンボウとテンというセレクトが微妙に似てていい感じ(個人の感想です)。まだ、スペースあるなぁ。ってことで、バラバラのアカウミガメの背甲も並べてみた。パズルしてみると、縁のホネがいくつか欠けていてショック。

これで完成。と思ってたら、ニタリクジラ頭骨の横のケースもお前の担当じゃ。と指摘される。そんなん初めて聞いたし。
クジラの横なので、クジラで埋めよう。ということで、ニタリクジラの頸椎と肩甲骨を持ってきてみた。まだスペースあるなぁ。ってことで昨年回収したマッコウクジラを展示しようと思いたつ。埋立地から先行して回収してきたのの大部分は、まだ水漬け中。肋骨格好いいけど長すぎる。下顎骨はさらに長い4m超え。格好いいけどなぁ。で、思いついたのが、下顎歯。並べてみると、けっこう楽しい。今度こそ完成。
●2025年10月25日 スズメの巣場所としてのクジラのホネ

ちょうど1ヶ月後、11月23〜25日に、ぶら下がってるナガスクジラの全身骨格が、メンテナンスのため入院する。戻ってくるのは、3月16〜18日。
スズメの繁殖期、というか産卵期の前、まあまあ直前に戻ってくるけど、来シーズン、スズメはナガスケに営巣するだろうか?ということが観察会で説明していて、ふと気になった。産卵直前に営巣場所を決めるのであれば、営巣できそう。でも、今まで見ていた経験では、スズメは秋から巣場所に出入りしている。けっこう秋に巣場所を巡って争っているっぽい。前年から巣場所を維持しているペアもいそうだけど、場所を決めてるのは秋じゃないかなぁ、と思ってた。だとしたら、肝心な季節になくなってしまったら、来年のナガスクジラでの営巣を諦めることになる。
今回のナガスケの入院は意図せずに、スズメの繁殖生態の一端の解明に繋がるのかもしれない。

ちなみに、今日の観察会の最後に、来月の観察会の時、もうナガスケはいません。と豪語したけど、観察会の翌日から撤収作業だった…。 来月もいます。
●2025年10月24日 読書サークル 第140回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。
今日の会合で出た本についての意見を記録。

今回の課題本は6冊。前回以前からの繰り越しは4冊、1冊繰り越しで、9冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「世界は進化に満ちている」
(紹介文3つ、平均★数は3.7)
 身近な進化の例がいっぱいで評価が高かった。ただ、タコ型宇宙人が登場する自然選択のメカニズムの説明は頭に入りにくかったとの声。工業暗化を知らない人がいて、ひとしきり盛り上がる。

●「しっぽ学」
(紹介文4つ、平均★数は3.0)
 しっぽへのこだわりを評価する声がある一方で、尻尾に注目した形態学に過ぎないという意見も。しっぽ学といいながら、霊長類の尻尾しか出てこない。オマキザルの尻尾の話もない。という厳しい指摘。

●「パイナップルに見た夢」
(紹介文4つ、平均★数は2.8)
 前半のパイナップル栽培の紹介はみんな楽しく読んだ。が、後半、台湾からパイナップルが持ち込まれた歴史の話に、がらっと変わることに違和感も。一つのストーリーじゃないと嫌な人の評価が低め。

●「目の見えない人は世界をどう見ているのか」
(紹介文4つ、平均★数は3.3)
 同じ世界に暮らしながら、目が見えない人は異なる感覚世界に生きている。という点を面白がる人の評価が特に高かった。目が見えていても他者は多かれ少なかれ、異なる感覚世界に生きているという指摘。

●「ネコは(ほぼ)液体である」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 イエネコの行動を中心とした最新研究に、ネコ好きは興味津々。ただ、論文の内容をちゃんと紹介していないという声があって、紹介してるのにどうしてそんな感想を持ったのかが議論された。

●「ゲッチョ先生のうんこいろいろ探検記」
(紹介文2つ、平均★数は2.5)
 うんこの世界は面白いけど、内輪受けネタが多くないか?との指摘。竜涎香についても盛り上がり、なぜかマッコウクジラ解体の話に。

●「進化という迷宮」
(紹介文4つ、平均★数は3.5)
 読み終えた人は、評価が高かった。ただ、評価が低い人は、読み終えられなかっただけかもしれない。著者が初めて、自分の研究を語り、一貫した話にできるのは格好いい。指輪物語をはじめ、小説、映画、ゲームを知らないとついていけない例えが多いという不満も。

●「枯木ワンダーランド」
(紹介文6つ、平均★数は3.5)
 とにかく知らない事ばっかりでてきて、とても面白い。という点で一致した。

●「最新研究で迫る 生き物の生態図鑑」
(紹介文5つ、平均★数は3.4)
 タイトル通り、最新研究が次々と紹介されて面白かった、というのが全体的な評。ただ、連打されすぎてお腹いっぱい、疲れた、という声も。
●2025年10月22日 大阪府RDB改定 両生類・爬虫類分科会 第1回会合

本当は1週間前に開催予定で手配していたのに、主催者がうっかり忘れていて流れてしまった。すみませんすみません。仕切り直して、今日、第1回会合を無事に開くことができた。それだけで一安心。
前回改定時は、両生類分科会と爬虫類分科会ともに2人体制で、それぞれもう1人は別の人だった。そして相方よりもはるかにこちらの方が、大阪府での生息状況に詳しかったので、事実上の独壇場。一人で勝手に決めたと言っても過言ではない。が、今回は3人体制。他の二人の方が、こちらよりはるかに大阪府の両生爬虫類に詳しい。そして若い。次の改定時には完全に押しつけられる。
でも、年の功と、前回の経験があるので、前回の作業内容を紹介しつつ、なんとなく同じやり方をする方向に持っていき成功した。まあ、割とリーズナブルな前例があれば、それに従うのが普通ってだけだけど。

鳥類や哺乳類と似てたり違ってたりして、両生爬虫類は、
・個体数の評価が難しい。両生類にかんしては卵塊数という評価も可能かもしれないが、できる種は限られる。全体的に評価できるのは、分布と遭遇確率。
・爬虫類は生息環境との結びつきが評価しにくい種が多いが、両生類は生息環境との結びつきが強い。

前回は「個体数レベル」と「個体数の増減トレンド」の2軸で評価しつつ、今後のリスク(生息環境の減少リスクがベースだが、とくに有尾類は捕獲圧や交雑の可能性も問題になる)がある種は、希少性ランクを上げるか個別に議論する。という手法で希少性判定を行った。
で、今日の打合せの結果、10数年前の前回と同じ手法で判定することになった。要は哺乳類分科会と一緒。その流れは、

1:大阪府両生類・爬虫類目録の作成
 前回改定時以降、カスミサンショウウオ、ニホンアマガエル、タゴガエルが複数種に分割されて、大阪府に2種生息することになったので、種数が増加した。ニホントカゲも分割されて、大阪府にヒガシニホントカゲが生息する可能性もあるが、確実な記録は知られていないので、現時点では目録には載せない。コガタブチサンショウウオは、マホロバサンショウウオに名称変更。

2:希少性判定対象種の選定
 移入種、偶産種を除く。偶産種は、アオウミガメとタイマイのみ。移入種は、前回改定時以降、アフリカツメガエルが見つかってしまってる。
 淡水カメ類は、どこまでを目録に入れるか議論したが、繁殖確認のある種のみとした。したがって、カミツキガメやワニガメは入らない。ミナミイシガメは前回通り移入種扱い。クサガメの扱いは悩ましいが、前回同様、とりあえずは在来種扱いで希少種判定の対象とする(レッドリストにはどうせ載らない)。

3:希少性判定対象種について生息状況チェックシートを作成
・委員全員が判る範囲で記入して、次の会合で擦り合わせ。
・その結果、ヒアリングや調査の必要な、分類群や地域を検討する。

4:希少性判定
・基本的に個体数レベル、個体数の増減トレンドに基づいて判定。今後のリスクを考慮して調整。

と言う訳で、生息状況チェックシートを記入するのが宿題。
さらにヒアリングの必要な分類群や、ヒアリング相手、調査の必要な地域・対象種についても意見交換を行った。
・タワヤモリについては調べている方がいるのでヒアリングすることになった。
・ セトウチサンショウウオ、ヤマアカガエル、ダルマガエルの生息状況についてはヒアリングand/or調査の必要性が指摘された。
●2025年10月21日 カヤネズミの球巣探し 第2弾 矢田丘陵西側〜南側

第1弾は、支流沿いを歩いたが不発。今シーズンここからは、奈良盆地の山手を巡る。初回は、矢田丘陵の西側から南に回ってみた。巡った市町村は、生駒市南東部、平群町、斑鳩町西部。生駒市は近鉄奈良線の北側にもチェックすべき場所があるのを忘れていた。なので、萩の台駅の少し北から矢田丘陵の裾を半時計回りに南まで歩いて、法隆寺駅まで。

生駒市から斑鳩町の6ヶ所で球巣を見つけたが、勝率はかなり違う。生駒市はそれっぽい場所を3ヶ所探して、すべての場所で発見。しかし、平群町は2勝6敗。斑鳩町は1勝4敗。
そもそもカヤネズミの球巣がありそうな山際に棚田がある場所が、飛び飛びにしか残っていない。そこに休耕田や放棄田があればチェックする感じ。ただ移動している時間がけっこう長め。いそうな場所しか探してないので、勝率が示しているのは、生息密度の差だろうか。
カヤネズミの球巣探しは、イネ科草本の草地に突っ込んでいくことを繰り返す。気をつけても、何かしらひっつき虫が付いてくる。今は、ヌスビトハギの季節。センダングサ系がまだあまり実ってないのはせめてもの救いだけど、全身もザックもひっつき虫だらけ。小まめに取るか、最後にまとめて取るかで悩む。

●2025年10月20日 年々早まるカワウの繁殖開始

今日、大津池に行くと、島にカワウの姿がある。ここはカワウの営巣地になって以来、8月終わり頃に繁殖が終わると、いったんカワウがほぼいなくなる。そして、次の繁殖期に入る頃に戻ってくる。今年は、戻ってくるの早いなぁ。と思ったら、成鳥が座ってる巣が12巣。座ってるだけかと思ったら巣材を運んでる。なんと、10月にして繁殖期が始まってる。
先日、大阪府のカワウは9-10月だけが非繁殖期と書いたとこなのに! 年中繁殖するようになるのも、遠くないかも。

ちなみに昨年2024年は、10月17日時点でまだカワウは繁殖期に入っておらず。11月25日に、繁殖期への突入を確認。中央の島のみで42巣。
一昨年2023年は、10月30日時点で、カワウが数羽戻ってきていて、すでに枝にとまってパタパタ。11月27日には、30巣以上で巣づくり中。
2022年になると、11月28日でも、まだ7巣で営巣中なだけ。

年々早まってる感がある。
●2025年10月19日 箕面のサル

今日は、箕面公園へ。聖天展望台から才ヶ原林道へ。先週も才ヶ原林道を歩いたという同行者が、先週サルの群れに出会ったと言ってた。今日はどうかな。と思ってたら、今日も出会えることができた。ここのサルに会うの久しぶり。昔、箕面のサルはとても怖かったけど、今は餌付けされておらず、それでいて人に慣れてる。ぜんぜん怖くない。
サルに出会う初心者さんがいたので、注意事項を解説。

・食べ物を見せない。
・荷物をしっかり持つ。
・威嚇になるので、目をジッとみない。
・それでいて目を離さない。

箕面のサルが怖かった時代の経験に基づく諸注意。今も間違ってはないけど、そこまで気を遣わなくても大丈夫そう。遠目にジッと見てても、起こる様子はないし、そもそも近づいても来ない。こっちに気付きつつ、普通に行動している感じ。いい感じの距離感で、お互いに観察できる。ものすごく楽しい。
なにかを食べたりしながら、ゆっくり道を渡っていく。オスザルはちょっとこっちを睨むけど、それだけ。子ザルが遊んでるし、母ザルに乗った小さいサルもいた。痩せた年寄りサルが一人でゆっくり群れについていっていた。
10数頭くらすの群れ2つに遭遇した。
サルがいた処には、糞が一杯。アケビの種子だらけのが目立つ。林道には中身のないアケビ果実の皮があちこちに落ちていた。熟したアケビ果実には出会えず。サルに負けた。サルに付いていたらしき発信器が落ちていた。が、勝手に回収したらダメかな?と放置した。
●2025年10月18日 ケモノの皮の袋詰め

哺乳類の標本作製はそもそも時間がかかるのだけど、中でも一番面倒なのが皮の処理。なので、皮剥きしたら、ホネ取りプロセスの方は、自動的に進んでいく体制なんだけど、皮処理はいったん滞り、皮は冷凍される。
寒い季節になるとそれを引っ張り出してきて、皮処理が始まる。が、なにわホネホネ団の中でも、ホネ取りにはほぼ全員が関わるのに対して、皮処理は一部の人しか関わらない。寒い季節に少数だけで処理。冷凍室に皮がたまっていくのも無理はない。
ちなみにここでいう皮処理は、皮の裏についている肉や脂肪の除去作業のこと。その後、洗ってから、なめし液に浸ける作業をするのは一人だけ。なめし液から出して、洗って、干して、なめし作業。それをするのも一人だけ。なめし作業は年末年始のまとまった日数、部屋を占拠できる時に集中して行っている。ここまで到達するのは、毎年20-30枚程度。そら冷凍室に皮が溜まっていくよな。
で、なんとなくなめし作業が終わったら、乾燥させる。乾燥させる部屋はないので、勝手にとある部屋の机の上に積み上げる。完全に乾かないと黴びるので、数ヶ月干す。そんなに時間が経ったらすっかり忘れてる。年末過ぎて、次のが追加される頃に片付けるのが普通パターン。が、昨年は結局片付けずに追加した。机の上の山が大きくなった。
が、ここにきて、工事の都合でその山を片付けろとのお達し。面倒だけど、ある意味渡りに船。重い腰をあげて袋詰めした。大物は1枚ずつ、中物以下は分類群毎にまとめて。テンの毛皮の毛色の変異が一堂に見渡せて、けっこう楽しい。
その勢いで、冷凍室に放り込んで(今度は燻蒸のため)、収蔵庫へ。と思ったけど、収蔵庫が開いてないので、とりあえずまた積み上げた…。収蔵庫あいたら放り込もう。
●2025年10月17日 大阪府RDB改定 哺乳類分科会 第1回会合

大阪府の哺乳類のRDBの改訂の初回会合。前回は3人体制だったのだけど、今回は2人体制。ただ、今回の方が専門家を招集できた。次回からは、全部押しつけてしまおう。という密かな腹づもり。前回は議事録を付けてなかったけど、次は引き継ぐのであれば議事録をちゃんと残しておこうと思う。
例によって、2014年に希少性判定に用いた流れと結果を復習。鳥類分科会は、『近畿地区 鳥類レッドデータブック』の手法を、大阪府ヴァージョンにシェイクダウンしたやり方をした。哺乳類も同じようにやりたかったのだけど、鳥類と違って、哺乳類は
・個体数の評価が難しい。それでも大まかな多い少ないをランク分けすればいいのだけど。
・鳥類よりも哺乳類は、生息環境との結びつきが評価しにくい。中大型哺乳類はさまざまな環境を行き来する。小型哺乳類の一部は必要な環境が判るが、多くは意外と判らぬ。判らないのは“生息環境の減少危険度がない”とすれば評価できはする。
が、前回は「個体数レベル」と「個体数の増減トレンド」の2軸で評価しつつ、とくに生息環境の減少リスクが高い種は、希少性ランクを上げるか個別に議論する。という手法で希少性判定を行った。
で、今日の打合せの結果、10数年前の前回と同じ手法で判定することになった。まあ、道筋提案したら、よほど気に入らない場合を除いて、それが採用されるよね。で、その流れはというと、

1:大阪府哺乳類目録の作成
 前回の目録に、その後新たに確認された種を追加。なんと、4種の追加があった(アズマモグラ、モモジロコウモリ、コテングコウモリ、ニホンカモシカ)。

2:希少性判定対象種の選定
 移入種、偶産種を除く。鳥類と違って、多数種はこの段階でははじかず、一応希少性判定。含めても種数が32種と少ないから。
 偶産種としたのは、ツキノワグマとニホンカモシカ。ニホンカモシカはまだ1例のみの確認。ツキノワグマは確認頻度は増えているが、まだ定着と言える状態ではなく、大阪府は、通常の遊動域に含まれていないとの判断。ただ、2年後に状況が変わっていたら、再検討。

3:希少性判定対象種について生息状況チェックシートを作成
・委員全員が判る範囲で記入して、次の会合で擦り合わせ。
・その結果、ヒアリングや調査の必要な、分類群や地域を検討する。

4:希少性判定
・基本的に個体数レベル、個体数の増減トレンドに基づいて判定。今後のリスクを考慮して調整。

と言う訳で、生息状況チェックシートを記入するのが宿題。
さらにヒアリングの必要な分類群や、ヒアリング相手、調査の必要な地域・対象種についても意見交換を行った。分科会委員は、小哺乳類が全体的に苦手。なので話題になったのは、
・コウモリ類は前回と同様にUさんにヒアリング。ネズミ類や食虫類について詳しい人を探す。
・情報が不足している種として
  カワネズミ:網羅的に環境DNAを調べたいが予算が足りない。
  ニホンジネズミ:博物館の収集している死体の標本化とデータ化が必要。
  ハタネズミ:淀川の個体群が生き残っているかを調査する必要がある。
意外とやるべき課題が多い。
●2025年10月16日 大阪府のヘビの分布の変遷

中学生に大阪の動物の分布の話をするようにというお達し。なぜかリクエストが鳥類と哺乳類とヘビ。何故ヘビ? とは思ったのだけど、リクエストなので仕方が無い。で、大阪府の鳥の繁殖分布と、大阪府の哺乳類の分布について、以前に話したパワポを探す。新しめのをピックアップして、再編集。で、ヘビの話も引っ張り出さなくては。ってことで探すけど見つからず。どうも話したことがなかったらしい。で、思い出したのがNature Studyの2001年1月号。ヘビ年なので、表紙にヘビ画像並べて、その裏のジュニアのページに分布図を付けたはず。元ファイルが見つからなかったので、撮影してパワポに仕立てた。
改めて、鳥と哺乳類とカエルの分布の話は何度もしてるのに、ヘビの話をしたことがなかったのに驚いた。で、ヘビの分布図を見てて思ったんだけど、大きな変化があまりないから、つまらなくてあまり力入れた調査をしてこなかった気がする。
と言う訳で、話をするのは2000年時点に所蔵していた標本から作製した分布図。いま見てみると、変化が起きてる気がする。

あんまり分布が変わってないのは、シマヘビとアオダイショウ。どちらも広く分布している。
逆に分布が狭くてあまり分布が変わって無さそうなのは、タカチホヘビ。
分布は中程度だけど、変わってる印象がないのがシロマダラとニホンマムシ。シロマダラは、たぶん分布は変わってないのだけど、山手に広く薄く分布していそう、という予測がどんどん真実みを帯びてる感じ。
おそらくかなり減少しているのはヤマカガシ。近頃遭遇頻度が減ったと思うし、主食のカエルも減っている。
同じく遭遇頻度が減ったかもと思っているのはジムグリ。ただ、山手の情報が減った気がする一方で、丘陵地での記録は増えてるのかもしれない。
で、住宅地周辺の農耕地での記録が明らかに増えているのがヒバカリ。本来の主食は、両生類や小魚と考えられてるけど、どっちもいないような住宅地の中の孤立した狭い田んぼでも、近頃はしばしば見つかっている。食性が変わったんじゃないかと思う。

なんて考えながら、近頃、ヘビの標本採ってないし、ヘビへの注目度が低かったかもと反省。タカチホヘビ、ヤマカガシ、ジムグリ、ヒバカリはもう少し真面目に情報を集めた方が良さそう。
●2025年10月15日 ニタリクジラの頭骨を運ぶ

11月初めから始まる学芸員の仕事を紹介する特別展。主担当ではなく、主担当がしっかりしてるので、なんとなく言われたことをすればいいよね。という消極的な姿勢。ニタリクジラ展示するやろ?と言われて、するすると答えた。
広報用にニタリクジラ頭骨の画像をよこせと言われて、探して提出。そして、今日、ニタリクジラの頭骨を運ぶことになった。そしてようやく気付く。えー、メッチャ面倒やん。下顎骨とか椎骨とか、他のホネにかえよう!と言ったら、頭骨を展示するという広報したからダメと言われた。そういえば画像を提出してた…。

ニタリクジラ頭骨は、長さ約3m、最大幅約1.8m。これが何を意味するかというと、とても重い。そして大きすぎてエレベーターに入らない。収蔵している建物から出すにもドアを外す必要がある。展示室へは、クレーンで吊って搬入。扱いはティラノサウルス並。
幸いなことに、運んぶための台は萌蔵が作ってくれるらしい。クレーンで吊る際の玉架けはダンゴウオさん。展示の際に載せる機材もダンゴウオさんが手配してくれた。と言う訳で、自分でするのは、収蔵してある頭骨の手前を片付ける作業。そして運搬中に先端が欠けないように見守る役目。
ただ持ち上げて短距離運ぶだけなら4人でできる。が、狭い部屋の中から運び出すのは11人がかり。重さは120kgくらいではないかという話になった。 勝手にスズバチやクモが巣をつくってた。
●2025年10月14日 カヤネズミの球巣探し 第1弾 葛城川+高田川

今日から今年度のカヤネズミ調査開始。昨年度は川沿いを歩いただけだった。大和川本流と石川沿いのカヤネズミの分布はまあまあおさえられた。が、他の支流は、歩いたのが12月遅めから1月なので、カヤネズミ探しとしてはちょっと遅い。とくに20年前には、曽我川合流部に近い葛城川沿いで、カヤネズミの巣をいっぱい見つけているのに、昨年は見つけていない。これが気になって仕方がないので、第1弾の調査は葛城川に行く事にした。
予定では、葛城川でチョチョイと球巣をいくつか見つけて、勢いで馬見丘陵の調査もやってしまうつもりだった。が、予定通りには行かなかった。

葛城川と曽我川の合流地点辺りの葛城川へ。左岸側の土手が割と幅広く、一面に高茎草地になっている。ほぼ100%セイバンモロコシ。それが田原本線まで続く。20年前、ここで球巣をいくつかみつけてるはず。意気揚々とセイバンモロコシをかき分けて進みながら、キョロキョロと球巣を探す。ぜんぜん見つからない。田原本線を越えても、左岸の土手の斜面にはセイバンモロコシの草地。さらに支流が合流して、左右ともにセイバンモロコシの草地。ずーっと左右を探しながら進むが全然カヤネズミの球巣が見つからない。
途中、2ヶ所で、土手の草刈りをしていた。この後、どんどん土手のセイバンモロコシは刈られていきそう。広陵町の南端で断念。一つ西側の高田川の方に向いながら、草地を見つけてはチェック。そして、高田川沿いを下流に向かう。葛城川ほどは草地がなく、もちろん球巣もない。まあ、20年前も高田川にはなかったけど。結局、1つも球巣を見つけられず終了。

球巣が見つからないからと言って、球巣がないとは言えない。ましてやカヤネズミがいないとも言えないのだけど、心配な事態ではある。20年前はいたのに、今はいなくなってるとしたら、何が原因だろう。と考えながら歩いていた。
一つは、セイバンモロコシがダメなんじゃないだろうか? 帰ってきてから20年前の球巣のデータを見ると、ヨシ、オギ、ススキについていたらしい。今日、葛城川の土手でヨシ、オギ、ススキ はほぼ生えてなかった。植生が大幅に変わった可能性が高い。
もう一つは、草刈りの影響。今日は2ヶ所で草刈りが行われ、すでにけっこうな面積が刈られた後だった。この勢いなら10月下旬にはセイバンモロコシすらなくなってそう。これがカヤネズミの繁殖の阻害要因になってるかもしれない。ただ、もっと早く営巣してても良さそうなものだけど。
葛城川沿いは悔しいので、来年度リベンジするかも。セイバンモロコシはそんなにダメかなぁ。使ってるカヤネズミもいるけどなぁ。
●2025年10月13日 ホネ砂場メンテナンス 4時間15分

体力がないので、3日間に分けて、1時間半、1時間半、そして今日の1時間15分の作業で、ホネ砂場のメンテナンスが一通り終了。と言っても、腐ったクジラの尾ビレがあるので、その下はまだ。ワルナスビの根の幹線4本がまだ掘り出せていない。でもまあ、一応完了ってことで。
作業内容は、わずかに生えてる草を抜き。落ち葉を集めて捨てる。その落ち葉を落としてきそうな被さってきている周囲の木の枝を折る。そして、掘り返して、砂の中に埋まっているワルナスビの根を掘り出して除去。

こうした作業は、かつては割と毎年、少し涼しくなってきた秋頃に行っていた。夏休みにホネ洗いをする。それでけっこうホネ砂場にスペースが出来る。さらに秋から冬のホネ洗いに向けて大物を回収。で、できたスペースを中心に草を抜き、落ち葉を処理して、ワルナスビの根を出来るだけ除去。しかし、少なくとも2020年秋以来、全然作業していなかった。
2021年7月にニタリクジラの前半がやってきた。2022年秋に回収したが、2022年12月にニタリクジラ後半がやってきた。その回収の前に、2024年2月にマッコウクジラの前半がやってきた。ニタリクジラ後半を回収した後に、イシイルカやスナメリなどが次々と入ってくる。とまあ、大物連発に加えて、ここ数年、イルカ類やアカウミガメが頻繁にやってきて、ホネ砂場は常に満杯に近い状態。掘り返してのメンテナンス作業をするだけのスペースがなかった。
今年の12月にマッコウクジラの後半がやってくる。かなりのスペースを埋めるはずなので、ここでホネ砂場をいったん空にすることにした。イルカ類は一通り回収して洗い待ち。大物は回収して、一旦水漬け。マッコウクジラ前半も2夏を過ぎてホネになっていたので回収。水漬けなどにした。回収し損なったマッコウクジラの尾椎4つが残るものの、マッコウクジラの腐った尾鰭はあるものの、ホネ砂場は近年になかったほぼ空状態。このチャンスに掘り返してのメンテナンス作業をすることにした。

ということで、最初に戻る。シャベルの長さの分の砂は一通り掘り返した。深さ30cm位だろうか。四隅はさらに深く掘った。直径1cmクラスのワルナスビの根の幹線が初日2本、2日目は4本出てきたが抜けず。3日目には新規はなく、なんとか2本は抜いた。シャベルを使いまくっていたら、1本の柄を折ってしまった。
ここ数年、クジラを中心にずっと骨付き肉を供給してきた訳で、そのせいでワルナスビの根が前面に張りまくってるだろう。と思ったのだけど、ブルーシートでずっと覆われていたエリアにはほぼ根が張っていなかった。多少なりとも日が当たる場所に、端っこに、根が多く張っていた。上に物があると葉は出ないが、根は張ると思っていたけど、日が無いと根も張れない様子。砂の中から、腐った根の幹線が出てきた。
ワルナスビの根の幹線は残ってしまったけど、浅いエリアの根は一通り除去したので、このまま放置しても来春にさほどワルナスビは生えないだろう。マッコウクジラ後半を並べればさらに安心。次のメンテナンスは、マッコウクジラの改修後、来年の今頃かなぁ。
●2025年10月12日 インスタグラム 2周年

2023年10月1日にインスタグラマーになった。うっかり忘れていたけど、10月1日にインスタ歴3年目に突入していた。2年目をまとめておこう。 2年目終了時点の投稿数は527件。2年目の投稿271件。1年目の投稿256件なので、ちょっと増えた。
満2年時点のフォロワー245人、フォロー112人。満1年時点では、フォロワー173人、フォロー133人だったので、なぜかフォローを減らしていた。 投稿の方針は、変わらず。
・1日1回まで。
・その日に撮影した画像。投稿するつもりで撮影して投稿忘れて残念、となったりする。
・投稿するのは、自然史関連の対象のみ。人物はもちろん、風景もなし。 投稿分野は、
・哺乳類:61件
・鳥類:83件
・爬虫類:10件
・両生類:10件
・魚類:5件
・甲殻類:3件
・多足類:1件
・クモ類:5件
・昆虫:19件
・貝・軟体動物:5件
・線虫:1件
・菌類・地衣類:8件
・植物:59件
・化石:1件 一番多く投稿した分野は、鳥類(31%)、哺乳類(23%)、植物(22%)。哺乳類と植物が入れかわったけど、トップ3は1年目と変わらず。この3つで3/4。植物は撮りやすい、鳥と哺乳類は標本作りをするから撮影機会が多め。ってことだろう。もう少し虫系が増えてもいいのにな。
ちなみに2年目は、10月1日のゴキヅルに始まり、9月28日のニラの花で終わった。判りにくい。
●2025年10月11日 博物館実習 秋もホネ洗い

博物館実習といえば、もちろん哺乳類のホネ洗い。今日はピューマとキョンを洗った。どちらもとても状態が良かったので、とてもスムーズに進んだ。
午前中、最初に受入票、登録台帳、解剖時のノートの紹介、哺乳類の標本作製の流れの解説に30分。5人でピューマのホネ洗い1時間30分。椎骨と肋骨並べ40分。
午後は、キョンのホネ洗い1時間30分。休憩挟んで、収蔵庫のホネ見学30分、裏のニタリンとマコリン見て、ホネ砂場の見学に30分。
ピューマは、綺麗な成体で、肉や筋は残ってないけど、歯は抜けず、爪のキャップも付いてる状態。ベストな状態といっていいだろう。キョンは若い個体だけど、吻部と、一部の椎骨のバンズが外れる程度で、長いホネの端っこは筋はあるものの、すでに引っ付いていた。死蝋が少しついてるだけで、タイミングもばっちり。

午前のピューマの骨洗いは、3人椎骨、2人肋骨に分かれた。肋骨班がかなりスムーズだった。左右を少し間違えていたが、順番は1ヶ所違ってたくらい。かなり微妙な部分だったので、間違っても無理はない感じ。
椎骨班には、古脊椎動物屋がいて、第1頸椎と第2頸椎がすぐに判ってた。形で腰椎、胸椎、頸椎のグループ分けもすぐにできた。後半腰椎もすぐに並べられた。が、頸椎と腰椎を取り違え、なぜか胸椎並べるのに手間取ってた。
でも、けっこうセンスのあるメンバーだった気がする。

ゾウの胸椎の突起に注目してもらい、年寄りのカバのホネについた余分な凸凹を見せ、若いザトウクジラのハンバーガーの話をし、ナマケモノの肋骨に多さに驚いてもらい。ホネ洗いしてホネ並べしてから、収蔵庫のホネを見てもらうと、今まで気付かなかったことに気付けることを実感してもらえたと思う。
もちろん面長のコアラとか、歯の無いオオアリクイの口とか、サイの角とか。定番も見せた。
●2025年10月10日 幼稚園児にクジラの話2025

秋恒例の某幼稚園児達へのクジラの話。今年は、今までで一番早いかも。例によって、みなさんナガスケ紙芝居で予習をしてからきてくれる。
今年は、5クラス約110人(+先生10人)。今年も昨年と同じで、ポーチのクジラの下でお話。10分のトークと10分の質疑。今年もクジラ庖丁を準備、ついでに昨年回収したマッコウクジラの肋骨1本と下顎歯1本を用意した。

クジラ庖丁を見せて、解体に使ってきたことを話す。肋骨と歯を見せて、昨年大阪湾で死んだマッコウクジラについて話す。最初に今日は3つのことだけ覚えて帰って欲しい。と宣言して、
・ナガスケは、シロナガスクジラではなく、ナガスクジラ。
・ぶら下がっている3匹とも、大阪の海で見つかったこと。
・クジラは、歯のないヒゲクジラと、歯のあるハクジラに分かれること。年齢査定と、マッコの年齢28-29歳は言い忘れた。

そして後半の質問コーナーへ。事前にもらってた質問は10こ。そこから先生が各組5つを選んで質問。朝から調べて答えを準備してある。

・どうしてナガスケを飾ろうと思った?
 →みんなに見せたいからだけど、収蔵庫に入れておくと場所をとるから。下顎骨は長くてエレベーターに乗らないので、廊下に置いてあった。

・一番大きなホネと一番小さなホネは?
 →ユニットとしては頭骨が一番大きい。1つのホネで言えば下顎骨。一番小さいホネは、耳小骨だろうけど、見えてる範囲では指先のホネが一番小さい。

・どうやってホネを組み立てたのか?
 →クジラのホネを組み立てるプロのチームにお願いしました。4つのパートに分けて組み立てて、吊ってからつなげています。ちなみにナガスケは来月から3月まで、リハビリのため入院します。

・クジラの歯は全部で何本ですか?
 →ぶら下がってるマッコウクジラ雌は、下顎歯が片側22本。昨年のマッコウクジラ雄は、下顎歯片側24本。この他に上顎歯が10数本あるので、全部合わせて65本前後かと。

・どうしてナガスケという名前?
 →公募で決めました。オスのナガスクジラだからだそうです。

ナガスケが産まれた時の体重は?という質問が没になって助かった。ナガスクジラの新生児は、約6.4mだそう。だとしたら、1.5トンくらいかなぁ、としか答えられなかった。
●2025年10月9日 大阪府RDB改訂 鳥類分科会 第1回会合

大阪府の鳥のRDBの改訂の初回会合。それに当たって、10数年前の前回改訂時の議事録と段取りを復習した。前回は、『近畿地区 鳥類レッドデータブック』の手法を、大阪府だけヴァージョンにシェイクダウンしたやり方をした。流れは一緒で、基準値を変更。出てきた結果を見ながら議論して、より状況にあった形にデータ処理を調整。
で、今日の打合せの結果、10数年前の前回と同じ手法で判定することになった。となると、前回の流れをなぞれるので楽ちん。で、その流れはというと、

1:大阪府鳥類目録の作成
 大阪府鳥類目録2016があるので、それを使う。その後追加もあるけど、それは迷鳥なのでレッドリストの判定対象にならないから問題なし。

2:希少性判定対象種の選定
 移入種(コウノトリは移入種扱い)、偶産種(迷鳥のこと。毎年複数個体が生息・渡来・通過する場所が予見できない種)、多数種(誰が見ても希少でないことが明白な種、大阪府で1000羽以上が目安)を除く。
 前回改訂時からの変更としては、
  希少性判定対象種→多数種:イワツバメ、イソヒヨドリ、ビンズイ、タヒバリ
  多数種→希少性判定対象種:ヤブサメ
  偶産種→希少性判定対象種:ハジロコチドリ、ヨーロッパトウネン、ヒメウ、ウミウ、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、ブッポウソウ(繁殖が確認された)、キバシリ、ニシオジロビタキ
  日本鳥類目録改訂第8版で独立種扱いになったため希少性判定対象種:リュウキュウサンショウクイ、ハチジョウツグミ
  その他の理由で希少性判定対象外へ:キアシセグロカモメ(日本鳥類目録改訂第8版でセグロカモメにまとめられた)、ニシセグロカモメ(よく観察されるタイミルはセグロカモメとの交雑とされた。その他は偶産)

3:希少性判定対象種について生息状況チェックシートを作成
・生息環境の消失危険度(今から近い将来)、生息個体数(最近10年ほどの生息情報から)、個体数の増減(過去からの傾向、1990年代との比較)のランクに基づいて希少性判定。
・各種について、各委員がそれぞれのチェック項目を定性的な4ランクに分けて記入した結果を擦り合わせて、各種1つの生息状況チェックシートを作成。
・繁殖・越冬・通過の3つの個体群に分けて記入(同じ種に複数の個体群がある場合、重視するのは、繁殖>越冬>通過)。

4:希少性判定
・生息環境の消失危険度、生息個体数、個体数の増減の各ランクにポイントを与え、その積算ポイントに基づいて判定。

と言う訳で、希少性判定対象種全種について生息状況チェックシートを記入するのが宿題。
●2025年10月8日 博物館実習 2025年秋期一般コース オリエンテーション

今日から5日日程で博物館実習がスタート。今年度は、秋にフェスティバルがないので、普及コースはなく、秋も標本実習中心の一般コース。例年より1ヶ月ほど時期が早めなのは、11月は別のイベントで忙しい〜。秋も大学生が18人。

09:30 博物館実習スタート 出欠取って、名札を作らせて、友の会に入会させる。5日間のプログラムの説明(概要、集合・終了時刻、集合場所)、ブログの書き方の説明。担当のブログを書いて実習を完了したと評価するとの説明。今回友の会会員はなし。
10:00〜11:35 博物館の間取り、沿革、事業内容(研究、資料収集、展示、普及教育)、広報、友の会・サークルなどの説明。博物館に足りないものとして、お金、人手、スペース。
(休憩なし)
11:35〜12:05 管理棟の案内・解説。最初に館長室を見て、学芸員の部屋をのぞき、植物研に入った。旧収蔵庫めぐって、雨漏りの話、コンパクターの説明。書庫にも入り、2層目に上がった。特展準備室と空になったネイチャーホールものぞいた。
(12:05〜13:00 昼休み)
13:00〜14:15 収蔵庫見学ツアー。3つの収蔵庫をめぐって解説。棚に載る話、二層構造の秘密、壁の違い、臭い、温度・湿度、タイプ標本、火災時の対応など。なぜ収蔵庫に本があるかも説明。
(14:15〜14:25 休憩)
14:25〜15:50 展示室見学ツアー(常設展)。メンテナンスがメインテーマ。電気の球換えの難しさ、掃除のしにくさを中心に、ダメなケースを紹介。オープンな展示の埃問題。ジオラマやハンズオン展示、アナログゲームのコストパフォーマンスについて解説。 一種の収蔵展示であるクジラや鉱物類、展示の安全性にも言及。最後に博物館におけるミュージアムショップの普及教育的位置づけ。
15:50〜 実習ノートの記入。

実習ノートは学芸員がチェックして、コメントなどを書くので、学芸員とのコミュニケーションツールとして使うように、って今回も指導した。

【追記】
実習ノートをチェック。18人分を見て、質問に答えたりコメントしてたら、2時間15分かかった。
メンテナンス視点での展示案内は、今回も一番興味をもってもらえたようで、12名がまあまあ言及していた。今回はハンズオンへの悪口の反応は少なめで2名だけ、むしろオープンな展示のメンテナンス上の問題点を強調したからかもしれない。
収蔵庫のスペース不足への言及も5名で見られた。金がないを繰り返していたからか、2名が金ない問題を書いていた。
今回面白かったのは、学芸員は専門分野以外も担当しなくてはならない問題。6名が書いていた。専門以外をどれほど勉強しておけばいいのかと考えた人がいた様子。
一方、特別展のタイトル問題は、4名が言及。内、3人は次の大和川展のタイトルを提案していた。ぜんぜん採用できるものではないけど、一つは百人一首調で面白かった。生前寄贈の話を強調したからか、2名が言及。同じく普及教育の場としてのミュージアムショップに言及してたのも2名。
夏と違って、今回は座学の内容への言及が多め。次の最後の冬も頑張ろう。
●2025年10月7日 ジュニア自然史クラブ谷間の時代

と書くと、その頃のメンバーに失礼だけど、明らかに活動への参加者数が少ない頃があった。2007年度から2009年度くらい。なにが原因だったのかなぁ。という話題になって書いたのが以下。

ジュニア自然史クラブでは、ある種、世代交代が起きてきた。そうしたことが生じる原因は、
・中1で入っても6年でいなくなる(途中で入ったらもっと短い)。
・毎年のリクルート数に増減がある。
・新たに加入したメンバーの定着率に変動がある。
といった要因によって、定着メンバーが多い年代が抜ける時に、たまたまリクルートが少なかったり、定着率が悪かったりすることがある。リクルートや定着は、登録ではなく、むしろ頻繁に来てくれる数人を確保できるかがポイント。で、その数人が途切れると、参加者数が少なくなる谷間が生じる。そして、世代交代が生じたように見える。
どっちみち中3と高3の大部分は来ない。高校生になると登録してるだけのメンバーも多い。アクティブな中1と中2が継続的にリクルートされることが、谷間が生じないためにポイントになる。直接参加者数には相関しないが、新規メンバーが翌年以降も継続してくれたかで、その定着率はある程度評価できそう。

今までで明らかな谷間の時代は、2007年度〜2009年度に際立っていた。初期の定着メンバーが一通り卒業して、新規で頻繁に来てくれるメンバーがあまりリクルートされなかった。

2007年度〜2009年度は、
4月のミーティングから6月の磯観察まではまあまあ参加があったのが(あとは8月のミーティング、化石は参加者数多め)、7月以降のほとんどの活動の参加者が1桁になった。
それが、2010年度や2011年度になると、その後も頻繁に活動に参加してくれるメンバーがリクルートされ、参加者数も持ち直した。
ちなみにこの世代交代で、メンバーのカラーが少しシフトしたという印象。かつては昆虫を中心に、研究者指向のメンバーが中心的な感じだった。が、この頃から研究者になりたい!を前面に出すメンバーが減った印象。

むしろ判らんのは、ここ数年の参加者数の増加。2010年度以降、参加者数が1桁はなくなった。むしろ参加者数が20名以上になることが少なくない。同じ頃を続けてきて、なぜ増加が生じたのだろうか?
●2025年10月6日 ホームのハクセキレイ

電車のホームをウロウロしてる鳥と言えば、ドバトとスズメが二大勢力。あとはカラス2種と近頃じゃイソヒヨドリ。そういえばハクセキレイもウロウロしてることがあるなぁ。ってイメージだった。
今日、調査の帰り、JR王寺駅の2番ホームに行くと、ハクセキレイの幼鳥が1羽ウロウロしていた。快速を待つ人達の足元をウロウロ。距離が近いなぁ。と見ていると、気付かない人が普通に歩いて来ても、あまり逃げない。足のすぐ横を歩いている。ほとんどの人は気付いていない。
なんか近寄れそうなので、スマホのカメラを立ち上げて近寄ってみた。気付いてない人を気にしないのみならず、カメラ向けながら近づいてもあまり逃げない。撮影しながら付いて歩いてみる。全然平気らしい。ほぼ無視される。立ち止まると、足元まで来てくれる。足元のハクセキレイを真上から撮影できる。あり得ない角度。
ホームの客の食べこぼし狙いだろうけど、そんなにメリット高いのかな? 他のハクセキレイは全然やってないんですけど、幼鳥さんは一度の経験を過大評価しているのでは? 本当に足元に来るので、誰かに踏まれないか。電車に衝突しないか。いろいろ心配。
●2025年10月5日 地元植物園の鳥のセンサスデータの整理

来年の鳥学会大会で、地元植物園での鳥のセンサスデータを発表することにした。今年の大和川の水鳥データに続いて、30年物データを整理しようシリーズの第2弾。来年の鳥学会大会は10月末なので、まだ一年以上ある。が、もはや間に合うか心配な感じなってきた。

今日は、観察会が雨天中止になったので、データの整理を進めて、全部のデータの入力にどのくらいかかるか見積もった。
30年ちょっとの調査期間の内、最初の10年分のデータは引っ張り出してあって、その大部分は最初の5年ほどは入力も完了していた。残る5年は、データ化はされていたが、入力は果実食の鳥だけで放置してあった。残りの鳥のデータの入力も完成させるのが、先週から取り組んでいたこと。今日の午前でその入力が完成。
これで調査期間の1/3のデータが完成。この後の20年は秋から春先までの調査に集中したので、年間の調査頻度が下がる。センサス回数的には、すでにおよそ半分の入力が終わった勘定になる。データの入力が必要なのは、あと約360回分。
ただ残りのデータは、調査時に書き込んだ地図からデータを引っ張り出さないといけない。久しぶりに何回分かやってみた。調査1回分のデータを引っ張り出して入力するのに約15分。全部で90時間。来年の7月までに入力完了するのを目標にするなら、月9時間36回分ずつ処理。今月はできるけど、忙しい月もあるし、他にもすることに一杯あるなぁ。でも、直前まで持ち越すと間に合わない。いや90時間なら、10日間集中したら完了する?
とりあえずコツコツ進めるしかない。調査する度にコツコツしていれば良かったなぁ。
●2025年10月3日 一人暮らしで、ホスピスで

今日は、病院に行って、一人暮らしの最後についていろいろ教えてもらった。
普通の病院は、なかなか入院させてくれない。手術などが必要な場合は別だけど、超高齢者になるとそもそも手術をしてくれない。本気の抗がん剤治療や放射線治療もしてくれない。体力がないと、施術のメリットより、それにともなうダメージの影響が大きいかららしい。おのずと医者側のリスクも高くなる。患者がどうしても望むなら、抗がん剤治療もするけど、そのせいでかえって(健康?)寿命が短くなる恐れもある。とまあ、かなり脅される。
一方、健康な状態を維持していたら、自宅で一人暮らし継続。ピンピンコロリが一番。というのをテレビで見るけど、それは家族がいる人の話。一人暮らしだと、自宅でコロリが一番問題。医者にかかれず、助かる命も助からない。寿命が短くなりかねない。そして、見つかった時には腐乱死体かミイラ。家は事故物件。ピンピンコロリは、一人暮らしにはデメリットしかない。
なにかしら病気なりを持っていたら、訪問医療専門医にかかれるし、訪問看護師にも来てもらえる。ケアマネージャーも合わせると、週1〜2回はチェックしてもらえる。腐る前に死体が見つかるかも。そして何より、最終段階と判断してもらえればホスピスに入れる。すると不審死が避けられる。大家さんにも迷惑かけない。自分でできる間にホスピスへの手続きをする必要があるのが、ちょっとネック。
なお、ホスピスに入れるのは、基本的に緩和治療が必要な場合。がんで死ぬのが良さそうな気がした。
●2025年10月2日 小学校の理科室の自然史標本

今年の5月末に最初に話を頂いた。大阪市内のとある小学校。今年度いっぱいで、統合されて廃校が決まっている。そのため備品などの整理を進めている。で、理科準備室などから剥製や昆虫標本、岩石・化石などが出てきたので、引き取ってくれないかという申し出。
とりあえず画像を見せてもらった。昆虫や貝には採集データが付いている。剥製が3体あるが、由来は判らないし、データも見当たらないとのこと。担当の学芸員にチェックしてもらったら、貝、植物、岩石・化石は採集データはありそうなので、いったん全部引き取ってから、不要な物は処分との意向。先方も了解してくださった。昆虫標本は、データはあるが、大阪市内の普通種ばかりで、すでに標本が多くある年代。ということで引き取り辞退。
と、方針は決まった。が、分量は自分の目で確認したいところ。本剥製は見ないと判断できない。ってことで一度見に行かせてもらうことに。最初は、8月頃に、と言ってたのが、のびのびになって、今日の午後。
とりあえず本剥製を見せてもらった。死ぬほど汚れているのみならず、かなり傷んでる。台の裏もチェックしたが、採集データは判らない。オットセイっぽいのだけ引き取って、頭骨標本かなぁ。続いて他の標本群。やはり貝、植物、岩石・鉱物には、なにかしら採集データがある。干からびた寄生虫の標本だけは採集データがなく、もはや干物なので引き取りを辞退したが、他は予定通りいったん引き取り。分量も把握できた。
今年度中に引き取りにいかなくっちゃ。
●2025年10月1日 実印を使う

就職した時に実印をつくった。社会人になったら実印とスーツは必要だろう。と思って、フルネームのハンコをつくって、印鑑登録した。それから30云年。実印を使う機会は一度も来なかった。考えてみれば、不動産取引や借金や会社経営でもしない限り、実印なんか使うことないし。もうこのまま実印を使う日は来ないだろう。
と思っていたら、実印が必要な事態が来てしまった。そうか、その時は実印がいるのか。で、実印はどこにしまったっけ? 大切なものなので、大切にしまっておかねば。登録証とは分けておいた方がいいかな。で、大切なものを入れる場所に登録証を発見。とりあえず区役所に行って印鑑登録証を発行してもらった。こういう印影のハンコを探せばいいのね。
で、自宅を探しまくった。一通り探したけど、見つからない。どんな隠し方したんや? もしかしたら職場に隠した? 今度は職場の机周りを探しまくる。見つからない。かわりに机周りが片付いた。やっぱり自宅やんな。もう一度、自宅を探した。すでに探した場所も徹底的に。全然見つからない。代わりに部屋の荷物が片付いた。なんで空き箱や空き缶をいっぱい隠してるねん?  もしかして中に実印が。と思うから一々中をチェック。面倒。チョコエッグ的なフィギュアや、ミッフィーグッズがいっぱい出てきた。5円玉や1円玉もいっぱい貯め込んでた。なぜか由来不明の小銭があちこちから出てきた。ちょっとした小金持ち。
3日間を無駄にして、もうやめじゃ! となって、実印を作り直すことにした。1時間ちょっとで出来た。そのまま書類を完成させることができた。最初からこうすれば良かった。3日間を返せ! 元の実印が見つかったら、実印を元に戻そう。その時は、30年前の自分が何を考えていたか明らかになるだろう。
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